元Secret ソナ「酒飲みな都会の女たち」を成功させると脚本家に宣言“確信はなかったが思わず言ってしまった”

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写真=キーイースト
「日常に疲れた時や大変な時、一度ずつ引き出して見る作品になればと思います」

元Secretのソナは最近、ソウル市江南(カンナム)区で現地メディアとともに、TVINGオリジナル「酒飲みな都会の女たち」(脚本:ウィ・ソヨン、演出:キム・ジョンシク)の放送終了を記念したインタビューを行った。

同作は、1日の終わりの酒一杯を楽しむ女性3人の日常を描いた本格的な“起承転酒”ドラマだ。ソナは疲れを見せないハイテンションが印象的なヨガ講師のハン・ジヨンを、快活でラブリーに表現して人気を博した。

彼女は「このような大きな愛と関心を受けるとは思いもしなかったので、心より感謝しています。気持ちよく放送を終えることができて、胸がいっぱいです。スタッフと俳優の皆さん、作品に特別出演してくださった先輩の方々。皆さんが喜んでいると思ったら、とてもうれしいです」と放送終了の感想を伝えた。

自由で大胆な題材と早い展開、俳優たちの自然な演技が、視聴者から好評された。「酒飲みな都会の女たち」はTVINGのデイリー加入貢献数値で最高記録を立て、これまでのTVINGオリジナルコンテンツの中で、週間有料加入貢献数値1位を達成した。しかし彼女は最初、その人気を実感できなかったという。

「知人から連絡をたくさんもらいました。しばらく連絡をとっていなかった方々からも連絡が来ました。他にも映画監督、関係者の方々からも連絡が来たり、SNSで私の名前がよく言及されて、不思議な感覚でした。その時、少し実感できた気がします」と明かした。

「脚本家に『成功させてやる』と宣言したと聞きましたが、事実ですか?」と尋ねると、彼女は「台本読み合わせの時、テンションが高すぎて苦労しましたし、脚本家の友人の話と言われてプレッシャーを感じました。本当に大変でした」とし「脚本家の方が会食で『人生がうまく進まない』とおっしゃられていました。人が弱っているところを見るのが嫌で、確信はありませんでしたが『私が成功させます』と宣言しました。思わず、そう言ってしまったんです。このような成功は想像もしていませんでした」と恥ずかしそうに笑い、伝えた。

最高のキャラクターという絶賛に、ソナは「これまでの作品の様々な役割も、ハン・ジヨンというキャラクターを演技する時と同じく、頑張って、愛情込めて務めました。これまで使わなかった才能をハン・ジヨンに注いで、よく表現することができたのではないかと思います。その点を視聴者の皆さんが気づいてくださり、最高のキャラクターだと褒め称えてくれるようです。私も別の自分を見つけた感覚でした」と述べた。

しかし、率直に残念な部分にも言及した。「『酒飲みな都会の女たち』の人気はありがたくうれしいですが、これまで務めてきた役にも思い入れが強くあります」とし、「なんだか残念で悔しかったんです。先にも言ったように、これまでも同じ気持ちで演技してきたので。ただそれは、自分自身だけの残念さだと思いますし、『酒飲みな都会の女たち』の人気には、確かに理由があると思います。ハン・ジヨンを見て、以前の演技も見てくださるのもありがたく、もっと多くの方々に見てほしいです」と率直な気持ちを伝えた。

ハン・ジヨンは明るくて予想できない性格だが、ふとした瞬間、心を開く。立体的な人物として描かれたおかげで、憎らしいイメージというよりはラブリーなイメージで表現された。彼女は「このようなキャラクター、このような性格ですから。悪意なしに、素直に言う言葉には意味を与えないこと。無駄なセリフは軽く、意味あるメッセージは強く伝えることを意識しました」と説明した。

続けて、葬儀場のシーンに言及した。彼女は「あのシーンがあったので、ジヨンのキャラクターに惹かれました。ただ笑って、遊ぶキャラクターだったら出演しなかったと思います。あの姿があったので、やってみようと思ったんです」とし「人は断面的ではありませんから。あのシーンがあってこそ、ジヨンが立体的に描かれたと思います」と述べた。

彼女はキャラクターへの愛情も伝えた。「誤解を招きかねない部分を堂々と、可愛らしく言う、その姿は羨ましいと思いました。視聴者の皆さんが『ジヨンのように生きたい』と言ってくれました。私もジヨンのようになりたいですし、そのようなジヨンを演技することができてうれしかったんです」と、笑顔で答えた。

話題を集めたApinkのチョン・ウンジとの悪口シーンについては「そのシーンが、そのように話題になるとは予想もできませんでした。とにかく19禁だったので深く考えませんでしたが、多くの人に聞かれました。考えてみると、あのように悪口を言いながら喧嘩するのは珍しく、私たちがそれを演技したんだ、と思いました」とし「撮影する時には面白かったんです。台本を見て『とても可愛いね。実際の友人とリアルに喧嘩しているみたい』と感じました。ウンジさんも自然だったので、楽しく撮影しました」とビハインドストーリーを伝えた。

ただ、実際にお酒を飲んで撮影したという話には、少し悔しいと伝えた。お酒を飲んだのは事実だが、一口、二口くらいだったという。「テンションが上がるスピードが速いので、お酒の力を借りました。皆で頑張って完成させたシーンです」と伝えた。

続けて彼女は、お酒を混ぜて飲んだことがないと告白した。お酒を混ぜるシーンは、技術を教えてくれる先生から学んだとして「セリフとそのセリフの言い方、タイミングは私が即興で決めました。『村はずれの果樹園』というセリフだけ書かれていましたが、これまで学んだ技術と歌で表現しました」と説明した。

「酒飲みな都会の女たち」が同じ年の3人の友達の友情を描いただけに、アン・ソヒ役のイ・ソンビン、カン・ジグ役のチョン・ウンジの話も欠かせない。ソナは撮影過程で、2人とすぐに親しくなったとし「実際の友人のようになりました。一緒にお酒を飲んだこともあります」と告白した。

2人の印象について、彼女は「ソンビンさんは末っ子なのに、落ち着いています。現場でよく引っ張ってくれました。トラブルなどが発生した時も、よくリードしてくれました」とし「ウンジさんも、心強い同僚です。明るい雰囲気が中心であるドラマの中で、暗いストーリーを持つ人物として簡単ではないシーンを撮影していました。ソンビンさんがソヒ役を、ウンジさんがジグ役を務めてくれて、本当によかったです」と、愛情をアピールした。

まだシーズン2の制作が確定していなかった当時、ソナは「渾身の力を込めて撮影したシーズン1ですから、まだシーズン2について考えてはいません。もし制作されるとしたら、また頑張って撮影に挑みます」と伝え、視聴者の期待を高めた。

記者 : カン・ダユン