「その年、私たちは」ノ・ジョンウィ、TWICE サナのメイクを参考に?秘話を語る“チェ・ウシクさんは親切すぎて有罪”

OSEN |

2011年に本格デビューし、女優歴10年を超えるノ・ジョンウィ。ドラマ「がんばれ、ミスターキム!」で喘息を患っている末っ子ソンア役を演じた彼女が、いつのまにか成長して、ドラマ「その年、私たちは」でトップアイドルのエンジェイ役で人気を博した。

2011年にチャンネルAドラマ「僕らのイケメン青果店」と映画「俺はパパだ‐終わりなき復讐‐」に出演して女優の道を歩み始めた年齢は、わずか11歳。ドラマ「ドリームハイ2」「馬医」「フルハウス TAKE2」「がんばれ、ミスターキム!」「約束のない恋」「エンジェルアイズ」「雷に打たれた文具店」「ピノキオ」「オクニョ 運命の女(ひと)」「医心伝心~脈あり!恋あり?~」「魔女の法廷」「偉大なショー~恋も公約も守ります!~」「キル・イット~巡り会うふたり~」「18アゲイン」などと、映画「探偵ホン・ギルドン:消えた村」「少女の世界」「ヒッチハイク」「ひかり探して」などに出演した。

10年以上も演技を続けてきたノ・ジョンウィは、大きく成長して今なお注目を集めている。長身にさらに美しくなったルックスだけでなく、演技力も歳月や作品数に比例して成長を遂げた。

堂々としていて華やかなエンジェイ役を熱演

ノ・ジョンウィは最近韓国で放送が終了したSBS月火ドラマ「その年、私たちは」(脚本:イ・ナウン、演出:キム・ユンジン、イ・ダン)でエンジェイ役を務めた。同作は、別れた恋人たちが高校時代に撮影したドキュメンタリーが突然人気を集め、不本意ながら再会したことで繰り広げられる若者たちの“初恋逆走ロマンス”を描き、人気を博した。

彼女は同作で、もう上がるところのないトップアイドルのエンジェイ役を熱演。刻々と変わる感情を繊細に表現し、愛の成長痛を経験するエンジェイのストーリーを描き、視聴者の共感を得た。

ノ・ジョンウィは「エンジェイの第一印象は、本当に明るくて華やかなイメージでした。言うべきことは言って、堂々としていて、華やかなキャラクターが最近は人気だと聞きました。実は成人したキャラクターを演じるのは初めてだったのですが、本当に素敵なキャラクターだったので、年齢は重要でないと思いました。台本も素敵で、キャラクターや作品に感謝しています。(キャラクターを)楽しく分析しながら撮影できました」と明かした。

また「監督と脚本家さんからは『ただ明るく演じてほしい』と言われました。表向きは明るくてツンとしていて、何も考えていないように見えて、その裏にはエンジェイの傷があります。むしろ明るさは、エンジェイの防衛の方法でした。これを上手く見せるためには、最初は周囲から眉をしかめられても、ただ何も考えていない明るい女性に見えるように演じてほしいと言われました」と話した。

TWICE サナのメイクを参考に?ブリーチヘアにも挑戦

最高のアイドルというコンセプトのため、ノ・ジョンウィはブリーチヘアに変身した。彼女は「見た目を華やかにするためにたくさん努力しました。ブリーチは初めてだったので、すごくぎこちなくて、鏡を見るたびに驚きました。自分が思う自分のビジュアルやイメージがありますが、突然変わったので驚きました。最初は恥ずかしくて、どうすればいいか分からず、どんな服を着たらいいかも全然分からなかったのですが、友人たちにアドバイスしてもらいました。友人たちも一緒にブリーチヘアにして、一緒に写真を撮ってくれて、自信を持たせてくれました」と明かした。

また「『YouTubeでTWICEのサナさんを参考にしたらどうか』と言われていたのですが、ちょうどメイクさんがTWICEを担当していた方だったので、私に似合うメイクとして、サナさんのメイクをおすすめしてくれました。女優っぽいメイクとサナさんのメイクの仕方をコラボしたような感じになりました。完全にサナさんに似せるというよりかは、エンジェイなりのスタイリングを意識しながら、特定の誰かを真似したりはせずに作っていきました」と役作りの秘話を語った。

この彼女のブロンドヘアは大きな話題を集めた。特に「青龍(チョンリョン)映画賞」に出席した際、驚きの美貌で注目を浴びたことについてノ・ジョンウィは「本当に素敵なドレスが多かったですが、髪がすごく明るかったので……格式の高い場所であっただけに、髪色のせいで私だけ悪目立ちしてしまわないように気を使いました」と笑顔を見せた。

ヘアスタイルだけでなく、外見を含むすべての面でトップアイドル役に変身した彼女は「今回は特にダイエットはしていません。20歳になった時にダイエットをしましたが、ある程度キープしていました。運動が好きなので着実に続けていて、作品に入ったらおやつは食べまぜん。作品に集中すると自然と痩せるタイプなんです」と話した。

ビジュアル面で完璧にエンジェイに変身した彼女は「エンジェイは本当にすごい人だと思います。私も自分の意見を言うべき時は言いますが、堂々と告白するエンジェイは本当にかっこいいと思いました。言いたいことを全部言って、自分の感情に素直になれるのが素敵でした」とし「私の性格は、成長と共に少し変わったと思います。幼い頃はただただ明るくて素直な性格でしたが、物心がついて慎重になった部分があります」と述べた。

「チェ・ウシク=チェ・ウン」は親切すぎて有罪!?

ノ・ジョンウィとエンジェイ。10年以上も着実に演技をしてきた女優とトップアイドルという部分で、多くの共通点があった。ノ・ジョンウィは「小さなことに悩む姿は、ある程度共感できました。私の知人たちが経験していることでもあったので、慎重に演じました」と明かした。

続いて「『友達を作るのは容易ではない環境』というのが少し共感できました。私の仕事がない日には友達が仕事だったり、私が仕事をしている時は友達に会う時間がなかったり。自分に時間があっても、一般の社会生活をしている友達とはなかなか時間が合わず、そのタイミングを合わせるのが本当に難しいです。なので、友達と思い出を作る時間が足りなかったなぁと感じています」と振り返った。

そんなエンジェイを慰めてアドバイスしてくれたのは、チェ・ウン(チェ・ウシク)だった。ノ・ジョンウィはチェ・ウシクとの共演について「本当に良かったです。気持ちを楽にしてくれて、演じる時も本当に楽しかったです」と話した。

また「チェ・ウシクさんとチェ・ウンは本当に似ていると思います。全て同じというわけではないですが、その魅力が似ています。チェ・ウシクさんが演技について話す時の真剣な雰囲気が本当に良かったです」と絶賛した。

親切すぎるあまり「チェ・ウシクさんは有罪」と話したノ・ジョンウィ。彼女は「『普通に生きるためには、そうするふりをすればいい』という言葉が記憶に残っています。そのうち本当にそのように生きるようになるという話ですが、本当にその通りだと思いました。平凡に生きたいのなら、そうしてみればいい。怖がらずに。そう思います」と語った。

「癒やしになる作品として皆さんの心に残ってほしい」

ノ・ジョンウィにとって「その年、私たちは」はどのような作品になったのだろうか。同ドラマで「2021 SBS演技大賞」の新人賞を受賞した彼女は、人生最高の瞬間としてこの瞬間を挙げ「人生に1度しかない新人賞を、21歳の最後の日にいただけることになって、本当にありがたかったです。『これからもっと一生懸命に頑張れ』という意味で与えてくださったのだと思います。何より、これまで長い間よく踏ん張ってきたと慰めてくれるような賞でした。これを力に、より良い演技を披露できるように努力する女優になりたいです。見守っていてください」と意気込みを述べた。

「その年、私たちは」の放送終了を迎えた彼女は「本当に心の片隅に残り、何度もクリップを探して、もう一度最初から見て、慰めになる、そのような作品として残ってほしいです」と話した。

続けて「2022年は自分自身にもっと期待していますし、素敵な姿をお見せしたくて、一生懸命に努力しています。近いうちに良いニュースをお知らせできるように頑張っています。今後はラブストーリーや様々なジャンルに挑戦してみたいです。ジャンルを問わず、良い機会があれば一生懸命に頑張りたいです」と抱負を明かした。

最後にノ・ジョンウィは「今年は個人的にも元気でしっかりした人になって、幸せになりたいです。女優としては近いうちに素敵な作品で良い演技をお見せするのが目標なので、新しい姿もたくさんお見せできるように頑張ります」と締めくくった。

記者 : チャン・ウヨン