ラッパーIRONさん、突然の訃報から1年…享年29年

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写真=OSEN DB
ラッパーIRONさんが突然この世を去ってから1年が経った。

IRONさんは昨年1月25日、享年29歳でこの世を去った。

警察によると、IRONさんは同日の午前10時25分ごろ、ソウル中(チュン)区にあるマンションの花壇で発見された。警備員が血を流して倒れているIRONさんを見つけ警察に通報し、その後病院に運ばれたが、死亡が確認された。遺書は見つからず、他殺の疑いもないと判断された。

IRONさんは2014年、Mnet「SHOW ME THE MONEY3」で準優勝を獲得して顔を知らせた。さらに準決勝で披露した楽曲「毒気」は音楽ランキングで1位になるほど人気を博した。その後、2015年にデビューシングル「blu」、2016年にフルアルバム「ROCK BOTTOM」などを発表し、ミュージシャンとしての地位を固めた。

また、IRONさんは2016年、大麻吸引の容疑(麻薬類管理に関する法違反)で在宅起訴されて懲役8ヶ月に執行猶予2年が宣告された。2018年には、恋人を暴行した容疑で起訴され、懲役8ヶ月に執行猶予2年、社会奉仕80時間の宣告を受け、恋人に関する虚偽事実を流布して名誉を毀損した疑いで追加的に罰金500万ウォン(約46万円)の宣告を受けた。

彼は2020年9月、自身のSNSに「4年という長い間、僕の人生を振り返ってみる時間を持った。痛くて、悔しくて、むかついて、悲しくて、その先には僕自身がいた。責任負うべき、僕自身が選んだ選択だった」とし「僕が“素敵”だと思った多くのことが社会に通じない、僕だけの生半可な正義だったと悟り、これからどんな心構えでどんな活動を続けていくべきかに対して悩んだ。僕という人はバカみたいだけど、直接感じて経験してこそ、何が正しくて、何が悪いのかを判断出来るみたいです」と心境を打ち明け、歌手としてのカムバックを予告し、ファンの関心が集まっていた。

しかし、IRONさんは同年12月、自身から音楽を学んでいた未成年者のB氏を野球バットで数十回殴った疑い(特殊暴行の疑い)で逮捕された。これに関し、彼は「訓育のためだった」と釈明したが、非難は続いた。

その後、IRONさんは特殊暴行の疑いで取り調べを受けていたところ、突然亡くなった。これによって事件は「公訴権なし」で終結した。

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記者 : チェ・ナヨン