「長い一日」神話 ドンワン、ソウルを離れた心境を明かす「引退を考えたことも…怖くて戻れない」

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ソウルを離れ、京畿道(キョンギド)加平(カピョン)で生活しているという神話のドンワン。彼は「引退しようかとまで悩んでいた」と本音を打ち明けた。

映画「長い一日」(監督:チョ・ソンギュ)に出演したドンワンは、最近行われたオンラインインタビューで、演技への特別な情熱から引退について深く悩んだことまで話した。
昨年公開された映画「長い一日」は、夢のような一日を偶然さまようことになり、出会って別れる男女の物語を描いた映画で、ドンワン、ナム・ボラ、シン・ソユル、チョン・ヨンジュらが出演した。エンディングがない一遍の小説のように、終わらない長い一日のように4つの物語が続く。「二つの恋愛」「晩夏」などを手がけたチョ・ソンギュ監督の新作で、ハワイ国際映画祭に招待された。

神話のメンバーで映画、ドラマ、ミュージカルに至るまで精力的に活動しているドンワンが最初の物語「大きな柿の木のある家」の主人公である小説家ヒョンス役を演じ、謎めいた世界を切り開く。

この日のインタビューで「演技の魅力は何か」という質問を受けたドンワンは「カメラの前で演技していると戦慄が走るのですが、ある時はそれが麻薬のようです」と語り始めた。続けて「僕が誰かになり、相手も誰かになるのが魅力的です。もともとエクストリームスポーツが好きだったんです。常に死ぬ危険があるので保険にも加入できないのですが、しばらくエクストリームスポーツにハマってから思ったのが、『僕の仕事よりもエクストリームなものはない』ということでした。芸能人たちは毎日薄氷を履むようなものです。そのため、最近ではエクストリームスポーツはしません。僕の人生、この活動そのものがエクストリームだと思いながら生きています」と伝えた。

最近、あるバラエティ番組に出演し、ソウルを離れ、加平(カピョン)に引っ越したと伝えたドンワン。彼は加平に住んでよいこととして「周辺に騒音が全くないです」と伝えた。

続けて彼は「強迫症と不眠症があったのですが、加平に住んでその薬を全てやめました。なぜ『心の病にかかったら田舎に行ってみなさい』『引越しできなければペンションにでも行きなさい』と勧めるのか分かりました。がんになった人が山奥に行って自然に治ることがあるじゃないですか。それには全て理由があると思います」と語った。

「加平での生活を続けます」という彼は「一時、『僕はもう芸能人として生活してはいけない』と思っていました。39歳、40歳に過ぎないですが、芸能人としての寿命は終わったと思ったからです。このようなエネルギーでは人前に立つことは何の意味もないと思っていましたが、地方での生活で早く治りました。ソウルで生活すればまたそういう状況になるのではないかと怖くて、ソウルに行けないでいます」と伝えた。

ドンワンは「ソウルは眠らない場所という感じがします。光だろうが騒音だろうが、いつも様々なものがあります。加平は出前もないんです。簡単に誰かに会うことも考えられないです」とし「芸能界で活動している方々は、おそらく24時間フル稼働していると思います。心にも薬とリハビリが必要だと思います。スポーツ選手のように早い引退が必要な気もします。そんな時は、煩雑な都市から抜け出して山の中に身を置いて回復させることをお勧めします」と強調した。

ドンワンはこの日のインタビューで、未成年者を対象に買春したM.C the MAXのイスを応援したことを謝罪する「謝罪懇談会」を開いたことについて話した。

昨年11月に設けた「謝罪懇談会」に対しドンワンは「芸能人は常にアンチによって苦しまざるを得ない環境にあります。ストーカーを通報することもできないんです。そのような継続的ないじめはネットにもあります。公開されなかっただけです。彼らに向かって叫びたかったのですが、実はその周りにファンも立っていたことは知りませんでした。そのため、ファンに直接会って謝罪したいと思って『謝罪懇談会』を企画しました」と背景を説明した。

99人のファンと会って直接謝罪したドンワン。だが、一部では「先着順の謝罪か」という批判もあった。彼は「そんなことをするべきかという声もあったのですが、引退するとしても謝罪はしなければならないと思いました。ファンは愛をくれて、僕を育てた人なのに、僕から離れることがあっても、謝罪は受けて行ってくださいという意味でした」と本音を打ち明けた。

自身に関するいくつかのイシューに対して悔しい思いはないかという質問に対しては「悔しいと思っていたら、次のステップを踏むことはできないです。だからぎゅっと胸に納めるんです」とし「僕の行動を残念に思ったという反応も間違っているわけではありません。静かに自分だけの時間を過ごしていた方がいいかもしれませんが、僕がやりたいことがあまりにも多いんです」と話した。

2021年、一人でお酒を飲むことが多かったというドンワンは「僕だけでなく、みんなが精神的に本当に耐え難い1年だったと思います」とし「5kg太りました。食べることでストレスを解消しましたが、耐えてくれた僕の体にすまないと思いますし、感謝しています。2022年は健康管理をしっかりして、芸能人らしい姿をお見せしたいです」と意気込みを語った。

記者 : ペ・ヒョジュ