ミリオンセラーも!ENHYPENからaespaまで、2021年は第4世代アイドルが大活躍

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写真=BELIFT LAB、SMエンターテインメント
才能溢れる第4世代アイドルたちの活躍が際立った1年だった。

2021年は、ミュージシャンたちにとって失われていた活力を取り戻した1年だった。昨年と同じく、新型コロナウイルスの感染拡大と変異株が猛威を奮ったが、アーティストたちの歌とダンスは止まらず、対面公演を再開するなど、ファンと意味のある出会いもあった。

特に今年は、第4世代ボーイズグループとガールズグループの存在感がいつにも増して際立った。Stray Kidsやaespaをはじめ、ITZY、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、STAYC、IVEなどの活躍が目を引いた。


◆ミリオンセラーのStray Kids&ビルボードのメインチャート入りを果たしたITZY

写真=JYPエンターテインメント
Stray Kidsは、今年より一層大きくなった羽をつけて高く飛び上がった。韓国で6月に放送が終了したMnetボーイズグループサバイバル「KINGDOM : LEGENDARY WAR」で、優れたライブパフォーマンスで堂々と優勝を獲得した。そして8月に“世の中に向かってもっと大きな声で叫ぶ”という堂々とした抱負を込めた2ndフルアルバム「NOEASY」のタイトル曲「ソリクン」で活動。無限の成長ストーリーに火をつけた。

同アルバムを通じて、さまざまな自己最高記録も塗り替え、第4世代K-POPグループを代表するグループになった。「ソリクン」の発売後、ワールドワイドiTunesソングチャート1位、海外52地域のiTunesソングチャート1位を席巻したことをはじめ、ミュージックビデオは自己最短期間で1億回を突破、デビュー後初めて地上波の音楽番組で1位を獲得、音楽番組で6冠を達成、ビルボードチャートでは7つの部門でチャートインするなど、大きな成果を収めた。

写真=JYPエンターテインメント
特にJYPエンターテインメントが制作したアルバムとしては初めてミリオンセラー(単一アルバム売上100万枚の記録)を達成する喜びを味わった。このような好成績に後押しされ、「2021 Asia Artist Awards(「2021 AAA」)」で、今年のパフォーマンス賞を受賞した。また11日に「2021 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS(「2021 MAMA」)」では「ワールドワイドファンズチョイスTOP10」を受賞した。

2018年に正式デビューして以来、バンチャン、チャンビン、ハンの3人で構成されたグループ内のプロデュースチーム3RACHAを中心に自作曲を発売し、Stray Kidsだけの音楽世界を構築したためになし得た快挙である。“K-パフォーマーの代表走者”というニックネームにふさわしい、ステージを存分に活用したパフォーマンス、完成度の高いダンスも武器だ。

写真=JYPエンターテインメント
ITZYも限界のない成長を続けた。デビュー曲「DALLA DALLA」から「ICY」「WANNABE」「Not Shy」まで完成度の高い音楽はもちろん、“K-POPを代表するパフォーマー”らしいステージを披露してきた。9月には1stフルアルバム「CRAZY IN LOVE」で自己最高記録を更新した。

同アルバムは、ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」に11位で初登場した。目を見張るほどの成長を遂げたITZYの世界的な人気を実感させる部分だ。アーティストの成績を総合的に集計してランキングをつける別のビルボード・メインチャートである「アーティスト100」でも12位を獲得し、自己最高記録の達成はもちろん、K-POPの第4世代ガールズグループの中でも際立つ成果をあげた。

韓国国内外の音源、アルバムチャートでも好成績を残した。4thミニアルバム「GUESS WHO」のタイトル曲「マ.フィ.ア.In the morning」でSpotifyの「グローバルTOP200」チャート56位を獲得したのだ。HANTEOチャート基準では、初動売上(発売初週のアルバム売上)25万9,705枚を記録して、当時歴代ガールズグループの初動売上4位を記録した。


◆ユニークな世界観で連続ヒットに成功したaespa

写真=SMエンターテインメント
aespaは、デビューしてわずか1年にして4つのヒット曲を生み出し、第4世代を代表する“音源クイーン”になった。昨年11月「Black Mamba」で音楽界に華やかに登場した彼女たちは、今年もユニークなメタバースの世界観をもとに、存在感を高めた。

今年5月と10月に発売した「Next Level」と「Savage」は、aespaが怪物新人それ以上の影響力を持っているという事実を証明した曲だった。特に「Next Level」は、MelOnチャートの再編後、「24Hitsチャート」で初めて1位を獲得したガールズグループとして話題を呼んだ。ミュージックビデオの再生回数1億回突破の記録も「Black Mamba」より19日早かった。イギリスの有名音楽専門誌NMEは、「Next Level」を「The 50 best songs of 2021」に選定して高く評価した。

また「Savage」は、ビルボード・メインアルバムチャート「ビルボード200」で20位を獲得したことをはじめ、「アーティスト100」「ワールドアルバム」「インディペンデントアルバム」「トップアルバムセールス」「トップカレントアルバムセールス」「テイストメーカーアルバム」「ワールドデジタルソングセールス」「ビルボードグローバル(アメリカを除く)」「ビルボードグローバル200」など全10個のチャート入りを果たした。さらに発売から15日にしてハーフミリオンセラー達成(アルバム売上50万枚を記録)、ミュージックビデオの再生回数は17日と19時間30分でにして1億回を突破し、aespaの自己最短記録を再び塗り替えた。

写真=SMエンターテインメント
このような成績をうけ、aespaは「2021 AAA」で大賞含めて3冠(ホットトレンド、新人賞、今年のステージ賞)を達成した。「MMA 2021(MelOn Music Awards 2021)」では「今年のTOP10」を皮切りに、「新人賞」「ベストグループ賞」「大賞(今年のレコード)」まで4つのトロフィーを獲得し、「2021 MAMA」では「女性新人賞」から「ベストダンスパフォーマンス女性グループ」まで2つのトロフィーを手にした。

話題性も高かった。aespaは自身の別の自我であるアバターに会って新しい世界を経験するという世界観をもとにしたコンセプトを持っている。グループ名も「Avatar X Experience」を表現したæと、両面という意味の英単語aspectを組み合わせて作られた名前である。聞き慣れないが新鮮なコンセプトのおかげで、ネット上ではKWANGYA、P.O.S、「aespaは私だ、2人にはなれない」などの歌詞が、ミーム(流行の要素を応用して作った写真または動画)となって愛された。「Next Level」と「Savage」のポイントダンスは、チャレンジの形で全世界で流行した。デジタルコンテンツに慣れているデジタル・ネイティブ世代をターゲットにしたグループであるだけに、今後も多彩で限界のない成長を続けていくとみられる。


◆強力なHYBE…TOMORROW X TOGETHER&ENHYPENという若手二大巨塔

写真=BIGHIT MUSIC
HYBEは、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENという頼もしい若手二大巨塔を有する。TOMORROW X TOGETHERは、傘下の音楽レーベルであるBIGHIT MUSIC所属、ENHYPENはBELIFT LAB所属のボーイズグループだ。

2021年に世界的な人気を博したTOMORROW X TOGETHERは、今年もトレンディなメロディ、若者たちが生きていく現実とその中で抱く多彩な感情のメッセージを自分たちのスタイルで表現し、Z世代を中心に全世界の音楽ファンから愛された。

その結果、新人賞10冠にとどまらず、5月に発売した2ndフルアルバム「混沌の章:FREEZE」でオリコンデイリーアルバムランキング1位、ビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」で5位、初動売上63万枚突破など好成績を収めた。

8月に発表した2ndフルアルバムのリパッケージアルバム「混沌の章:FIGHT OR ESCAPE」でも注目すべき成果を収めた。K-POPアーティストのアルバムの中で、唯一アメリカの音楽雑誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)の「今年のベストアルバム」に選ばれた。また、アメリカのタイム(TIME)誌が発表した「The Best K-Pop Albums of 2021」にも名を連ねた。その他にも彼らは、ビルボードが発表した2021年の年末決算ランキング(YEAR-END CHARTS)で、メインアルバムチャートである「ビルボード200」を含め、7部門に名を連ねた。

写真=BELIFT LAB
Mnet「I-LAND」を通じて結成されたENHYPENは、昨年11月に1stミニアルバム「BORDER:DAY ONE」でデビューした。デビューアルバムから31万枚を売り上げ、2020年にデビューした新人グループのアルバム売上1位、新人賞4冠の記録を打ち立て、今年4月には2ndミニアルバム「BORDER:CARNIVAL」、10月に1stフルアルバム「DIMENSION:DILEMMA」を相次いで発売して活躍した。

2つのアルバムは、“第4世代のホットアイコン”としての存在感をより一層際立たせた。「BORDER:CARNIVAL」で、デビュー6ヶ月にして“ハーフミリオンセラー”の記録を追加し、ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」には18位で初登場した。「DIMENSION:DILEMMA」を通じては、“ミリオンセラー”を達成し、オリコンデイリーおよびウィークリーアルバムチャートで好成績を記録した。「2021 AAA」で新人賞とベストアーティスト賞を受賞した彼らは、「MMA 2021(MelOn Music Awards 2021)」でグローバルライジングアーティスト賞を獲得し、K-POP界のライジングスターに浮上した。

記者 : ファン・ヘジン