「静かなる海」コン・ユ&ペ・ドゥナ、キャラクタースチールカットを公開

OSEN |

写真=「Netflix」
Netflixの新作「静かなる海」に出演するコン・ユとペ・ドゥナのキャラクタースチールカットが公開された。

Netflixは6日、新しいオリジナルドラマ「静かなる海」で宇宙服を着て人類生存の手がかりを求め、月へ向かったペ・ドゥナとコン・ユのキャラクタースチールカットを公開した。

「静かなる海」は、Netflixシリーズ「キングダム」と映画「新感染 ファイナルエクスプレ」でK-ゾンビブームを巻き起こしたペ・ドゥナとコン・ユが生まれて初めてSFミステリースリラーに挑戦し、息を合わせる作品だ。必要資源の枯渇により、荒廃化した近未来の地球で、特殊任務を受けて月に捨てられた研究基地に発った精鋭隊員たちの物語を描く。

公開されたスチールカットは、著名な宇宙生物学者のソン・ジアン(ペ・ドゥナ)と宇宙航空局の最年少探査隊長ハン・ユンジェ(コン・ユ)が、それぞれの本音を隠したまま、生存確率10%の任務を遂行する姿を盛り込んでいる。地球でお互いが気に入らなかった2人は、苦労した末に着いた渤海基地でミステリーに直面し、さらに激しく対立する。人類生存の手がかりを探らなければならないが、2人には必ず解決しなければならない、それぞれの秘密の任務もある。混じり合うことのない平行線のような2人が、結局は同じ方向を目指し無事任務を成功させるのか、期待が高まっている。

「冒険好きで、挑戦する価値のある作品が好きだ。宇宙を背景にした『静かなる海』に好奇心が湧き、チャレンジ精神を刺激した」と、出演理由を語ったペ・ドゥナは、他の隊員たちの任務に邁進する姿とは異なり、一人で渤海基地に潜む真実を暴くソン・ジアンの過去と心理状態を綿密に研究し、役柄に完璧になりきった。制作者のチョン・ウソンは「ペ・ドゥナは、撮影現場で終始キャラクターの感情の中にいる女優だ」とし、役に完全に入り込んだ彼女に満足を示した。

コン・ユは、隊員たちの安全と任務完遂に最善を尽くすハン・ユンジェを演じた。元軍人出身で、荒々しく冷静に育ってきた人物を表現するために日焼けまでし、タトゥーを入れるなど、外見的な部分まできめ細かく役に入り込んだ。彼は「待ちに待った作品だ。こういったジャンルの作品に出演したいと思っていた。直感的に『出演しないといけない』という思いが一気に浮かんだシナリオだった」と、作品に出演することになった喜びを表現した。チョン・ウソンも「コン・ユは劇中人物になりきって演技する瞬間だけでなく、撮影現場でも同じチームとして息を合わせることに大きく貢献した」とし、キャラクターだけでなく、撮影現場でもリーダーの役割をしっかりと果たした彼に称賛を惜しまなかった。

ベテラン俳優のペ・ドゥナとコン・ユにとっても、「静かなる海」は大きな挑戦だった。宇宙を背景にしたSFミステリースリラーシリーズという新しいジャンルに足を踏み入れた彼らは、制作陣と共に数多くの“初めて”を経験し、克服してきた。俳優らが真っ先に向き合った初めてのチャレンジは衣装だった。生命維持装置を含め、様々な装置が取り付けられた宇宙服の重さは相当なもので、動きに制限がかかった。俳優たちは日に日に衣装の重さに慣れていき、撮影の後半には自然に動けるようになっていた。

また、宇宙でのシーンをよりリアルに実現するため、無重力と低重力の動きを練習した。撮影前から訓練に突入した2人は、宇宙船での無重力や月の上での低重力の動きに差をつけるため、異なる種類のワイヤーをつけて振付師と一緒に宇宙で遊泳し、月の上を歩くような動きを練習した。

「無重力状態の動きを表現すると同時に、極限の状況を見せるため努力した。大変だったけれど、これまで僕たちが一度も見たことのない素晴らしい絵が生まれるのではないかと期待している」というコン・ユ。キャラクターの動きから心理まで、最高のパフォーマンスをつくるため努力した人々にチェ・ハンヨン監督は「最初から信頼を持って始め、撮影しながら、さらに信頼が高まった」と語り、期待を高めた。

「静かなる海」は12月24日にNetflixで公開される。

記者 : ヨン・フィソン