イ・ソンギュン、映画「キングメーカー」スチールカットを公開…選挙の戦略家に変身

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写真=MEGABOX中央(株)Plus M
俳優のイ・ソンギュンが、映画「キングメーカー」で選挙の戦略家ソ・チャンデに変身した。

「キングメーカー」(監督:ビョン・ソンヒョン)は、世界を変えるため、選挙に挑戦する政治家のキム・ウンボム(ソル・ギョング)と、存在も名前も隠されている選挙の戦略家ソ・チャンデ(イ・ソンギュン)が、激しい選挙の戦いに突入することから展開される物語を描く。

イ・ソンギュンは「第92回アカデミー賞」で4冠に輝いた「パラサイト 半地下の家族」以来、「キングメーカー」でスクリーン復帰し、より一層注目を集めている。

劇中で彼は、勝利のために緻密な戦略を立てる選挙の戦略家ソ・チャンデに扮する。イ・ソンギュンは世界を変えるため、選挙に挑戦する政治家のキム・ウンボムを信じて従うが、過程より結果を重視し、キム・ウンボムの信念とぶつかることになるソ・チャンデを描き出す。こうした過程で、ソ・チャンデの個人的なジレンマとドラマチックな叙事を深みのある演技力で表現することはもちろん、キム・ウンボム役のソル・ギョングと完璧なケミ(ケミストリー、相手との相性)を披露する予定だ。

本日(2日)公開されたスチールカットには、激しい選挙戦の中心で誰にも想像できない奇抜な戦略を展開するソ・チャンデの姿が収められており、目を引く。大勢の人々の前で堂々と話し、流麗な話術で人々を丸め込んでいる。

特に「ソ・チャンデは巧みな話術を駆使し、駆け引きもうまい戦略家です」と話すイ・ソンギュンの言葉のように、ソ・チャンデは人々の心を動かす話術で、党員たちにキム・ウンボムを当選させようという意志を持たせると同時に、彼らを一つにまとめ、選挙運動に拍車をかける。

また、選挙戦の流れを詳しく分析して、適切な戦略を立てるソ・チャンデの姿からは、優れた選挙戦略家の一面を垣間見ることができる。ソ・チャンデはキム・ウンボムが不利な状況にあるにも関わらず、特有の余裕を失わず、危機をチャンスに変える驚くべき戦略を展開し、熾烈な選挙戦で誰が勝利を手にするのか、最後まで緊張を持たせる。

続いて、会議中に深刻な表情で紙を持っているソ・チャンデの姿は、彼が立てた戦略への好奇心を倍増させる。また、目的を達成するために手段と方法を選ばないソ・チャンデと、勝利には目的と手段の正当性が必要だと信じるキム・ウンボム。目的は同じだが方向性が違うこの2人が、どのような事件に巻き込まれるのか、期待が高まっている。

イ・ソンギュンは「政治家たちが演説する動画やインタビューの動画をたくさん拝見しました。彼らがどうやって自分が望むことを大衆に訴え、説得するのか、研究しました」と伝えた。

イ・ソンギュンと初めて作業したビョン・ソンヒョン監督は「イ・ソンギュンのおかげでソ・チャンデという人物が、スマートでより洗練されたキャラクターとして誕生し、とても気持ち良かったです。おかげで映画で重いと感じられるような部分が、とても軽くなりました」と絶賛した。

映画「キングメーカー」は今月韓国で公開される予定だ。

記者 : キム・ナラ