「SHOW ME THE MONEY 9」出演Mirani、1st EP「UPTOWN GIRL」をリリース…楽曲制作の苦悩を明かす

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ケーブルチャンネルMnet「SHOW ME THE MONEY 9」以来、約1年ぶりに1st EP「UPTOWN GIRL」でカムバックしたラッパーのMiraniがインタビューを行った。

「UPTOWN GIRL」には彼女の華やかな変化と混乱、そしてその間で経験した感情が溶け込んでいる。昨年12月に韓国で放送されたMnet「SHOW ME THE MONEY 9」とヒット曲「VVS」でファンに愛され、必ず1年以内にアルバムを出したかったという彼女の願いが叶ったのだ。

すっきりした気持ちもあったが、心配が先走ったという彼女は 「これほどたくさんのお金を投資したのは初めてです。自分の名前をかけてアルバムを作りながら、新しい挑戦をたくさんして、ジャンルの幅が広がりました。歌詞も以前は貧しさについて語っていましたが、今は裕福さを歌う曲もあります。ファンの皆さんが、ニューアルバムをどのように受け止めるのかという不安も大きかったです」と語った。

続けて、「たくさんのものを手に入れましたが、同時に『失ってしまうのではないか』という負担や焦りがありました」と明かした。

「7月にアルバムの準備を始めましたが、それこそ“メンタル崩壊”が起きました。昔は私を見てくれる人もあまりいなくて、好きなように曲を書いていましたが、今は違います。1ヶ月間、一文字も書けず、『後ろ指をさされるのではないか』『私が変わったと思われたらどうしよう?』と、何度も考えながら、殻に閉じこもっていました。本当は皆が考えもしないことを、私一人が恐れていたのです。望んでいた人生を生きているのに、一曲も作れない自分に腹が立ちました。この時書いた曲が、収録曲の『飽きて作った歌』です。この歌を基点に、燃え尽き症候群が結構良くなりました」

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8月から一人暮らしを始めたという彼女は「スケジュールを終えて家に帰ってくると、寂しいという気持ちが以前はわからなかったですが、今はわかるようになりました。歌手生活に慣れていくうちに、寂しさを感じました。不慣れな部分が多く、友人も皆会社員で、仕事が終わるとすぐに寝てしまうので、話す人もいなかったんです。手に入れた多くのものを失ってしまうのではないかというプレッシャーや焦りが自分自身を苦しめました」と語った。

特に、今まで歌詞に“貧しさ”に関する話が多かった彼女だが、今は“裕福さ”についても歌うようになった。経済的な変化としては「ある瞬間、歌詞を書いていたら貧乏に関する内容がありませんでした。そんな時や親友が遊びに来て、家を見て感激した時、食べ物をお店で注文する時に値段を考えずトッピングを追加して、好きなように注文できた時に経済的な変化を感じました。最近は、65インチの液晶テレビを買いました。嬉しかったです」と言いながら笑った。

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Mnet「SHOW ME THE MONEY 9」出演後、変わった日常については「切実に夢見た絵の中に入った感じです」と表現した。彼女は「一緒に作業してみたいと思っていた人と作業し、希望していた番組に出演するなど、あり得ないと思っていたことが叶ったので嬉しかったです。でも、混乱もありました」と打ち明けた。

その一方で、人気を実感しているかという質問には、首を横に振った。「ライブ配信のときにも話したことがありますが、一体ファンはどこにいらっしゃるのか分かりません(笑)。まだコロナ禍なので、人気を肌で感じる公演をしたことがありません。普段は全く飾らないので、皆私に気づかないと思います」

Miraniは今回の「UPTOWN GIRL」を通じて成し遂げたい成果として、「『このアーティストは楽しみだ』という反応です。それだけで十分だと思います」と語った。そして最後に「アーティストとして良いスタートになればと思います。限りない成長の可能性、そして皆さんに好奇心を持たせるのが私の目標です」とコメントした。

記者 : オ・ユンジュ