「イカゲーム」が韓国作品で初の快挙!米「第31回ゴッサムアワード」長編シリーズ部門を受賞

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写真=Netflix
「イカゲーム」が、韓国の作品としては初めて「米ゴッサム・インディペンデント映画賞(Gotham Independent Film Awards)」(以下「ゴッサムアワード」)で受賞を果たし、意味のある記録を残した。

イ・ジョンジェと「イカゲーム」は29日(現地時間)、米・ニューヨークで開かれた「ゴッサムアワード」で、それぞれ「Outstanding Performance in a New Series」部門と「Breakthrough Series-Long Format」部門にノミネートされた。

「イカゲーム」は456億ウォン(約44億円)の賞金がかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、最終的な勝者になるために命をかけて極限のゲームに挑戦する物語だ。公開から4週間で世界の1億4千万世帯以上が視聴し、Netflixのテレビシリーズ部門で全世界1位を長期間キープするなど、人気を博している。

授賞式に招待されたイ・ジョンジェは、チョン・ホヨン、ファン・ドンヒョク監督と共に「ゴッサムアワード」のレッドカーペットを歩き、受賞の可能性と期待を高めた。彼はブラウンカラーのスーツで洗練された魅力をアピールし、余裕溢れる雰囲気と穏やかな笑顔で目を引いた。

特に、イ・ジョンジェの受賞は現地でも有力視されていた。アメリカの有名メディアのバラエティは、受賞が有力視される候補を予想した記事を通じて「今年、新設された部門であり、いかなる(受賞の可能性に対する)ヒントもないが、イ・ジョンジェがもらうだろう」と展望していた。

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しかし、イ・ジョンジェはトロフィーを手にすることができなかった。「The Good Lord Bird」のイーサン・ホーク(Ethan Hawke)と「The Underground Railroad」のトゥソ・ムベドゥ(Thuso Mbedu)の2人が「Outstanding Performance in a New Series」を受賞した。

イ・ジョンジェは受賞には至らなかったものの、「イカゲーム」は「Breakthrough Series-Long Format(over 40minutes)」部門で受賞を果たし、「ゴッサムアワード」で受賞した初の韓国の作品となった。

Siren Picturesのキム・ジヨン代表は、「9月17日に公開された後、奇跡のようなことがたくさん起きましたが、最も奇跡だといえる出来事は、韓国語のこのドラマに、全世界から寄せられた応援でした。全世界の『イカゲーム』のファンの皆さんに、自分にできる最大の方法で感謝を伝えたかったです。ファン・ドンヒョク監督は天才ですし、『イカゲーム』で共演した俳優、スタッフの方々は、皆各々の場所で完璧なチームワークを見せてくれました」と話した。

ファン・ドンヒョク監督は、「チョン・ホヨンさんが『ステージに上がった時、観客たちが裸になっていると思ったら緊張が少しは減る』と教えてくれましたが、役に立ちません。もっと緊張します」とし、「2009年にこのストーリーを書きました。一部では暴力的過ぎて非現実的だと言われましたが、今このショーは地球上で最も有名なショーになりました。本当にありがたいですし、奇跡のようです。私が言えるのは、感謝しているということだけです。『イカゲーム』を観てくださって、愛してくださって本当にありがとうございます」と受賞の感想を語った。

「ゴッサムアワード」は、毎年アメリカで開かれるアメリカ最大のインディーズ映画支援団体IFP(Independent Filmer Project)が後援する授賞式だ。アメリカの授賞式シーズンのスタートを切る授賞式で、アカデミー賞、エミー賞などの表彰式の結果を事前に予測することができる場とされている。

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記者 : チャン・ウヨン