BTS(防弾少年団)、LA公演初日を終え記者会見に登場…奇跡のような瞬間に感激「泣きそうになるほど緊張」(総合)

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写真=BIGHIT MUSIC、OSEN DB
BTS(防弾少年団)の挑戦はこれからも続く。「ビルボード・ミュージック・アワード」「アメリカン・ミュージック・アワード」を総なめにした彼らが「グラミー賞」の壁を乗り越えたいという抱負を語った。

BTSは28日午後(アメリカ時間)、米ロサンゼルスのSoFiスタジアムで「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」コンサートの開催を控え、グローバル記者懇談会を行った。

この日、最年長のジンは「ウェンブリー以来、海外で記者会見をするのは初めてでわくわくしています。今回のコンサートをきっかけに、僕たちはARMY(BTSのファン)ともっと多くのコンサートを開催することが出来たら嬉しいです。これから、韓国でもコンサートを開催したいと思っていますし、その予定もありますので、僕らにたくさんの関心をお願いします」と語った。

続けて、ジョングクは「有意義な時間を共に過ごすことができて感謝しています。昨年に続いて、今年もたくさん愛してくださり、ありがとうございます。パンデミックが起こり、大変だという率直な感情を収めた楽曲と、この瞬間を一緒に乗り越えようという希望と励ましのメッセージを込めた楽曲をリリースしました。結果的に多くの方が曲や僕たちを愛してくださって、逆にもっと大きな力をもらったように思います。そのエネルギーを今日の公演に全て注ぎたいです」と話した。

リーダーのRMも「昨日ファンに会って、本当に感動しました。最近『2021 アメリカン・ミュージック・アワード(2021 American Music Awards、AMAs)』で今年のアーティスト賞を受賞して、『グラミー賞』にもノミネートされて、アーティストとして大きな意味をもつ1年でした。しかし、言語やアイデンティティなど、見えない壁がまだ存在するようです。僕たちはいつも真心を込めて音楽とパフォーマンスをお見せしてきましたし、小さな瞬間が重なって、今日の奇跡のような時間が訪れたのだと思います。有観客コンサートを開催することになりましたが、これが新たな章の始まりです。この2年間、パンデミックは皆にとって大変な時間でした。BTSとARMYにとっても容易ではない時間でしたが、僕たちも今回のコンサートを通じて2年間、どのように成長してきたのかをお見せしたいです」と話した。

新しいツアーシリーズ「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」は、タイトルにも使われたBTSの楽曲「Permission to Dance」に込められたメッセージのように、どこにいても誰でも一緒に踊ることを許されたという喜びが収められている。彼らは先月24日、オンラインコンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」を開催し、世界197ヶ国地域のファンと会った。当時、彼らは以前のツアーシリーズ以上にグレードアップしたステージのセットと構成、優れたパフォーマンスを通じて、ファンに見どころ満載なコンサートを披露したと好評を受けた。

そのため、ファンは長い間待っていた有観客コンサートに限りない期待を表し、今回の公演はチケット販売と同時に4公演全席がチケット完売となり、世界中の関心の高さを証明した。BTSもファンの期待に応えるように、オンラインコンサートでは見られなかったステージと共に、一部の公演のセットリストに変化を与え、多様なパフォーマンスを披露する予定だ。

SUGAは「新型コロナウイルス感染拡大以降、2年ぶりに有観客コンサートをすることになり、僕もわくわくしていますし、昨日公演をしながら『これって夢じゃない?』と思いました。久しぶりの公演で、すごく緊張しました。8年前にデビューし、4年前にアメリカでデビューした時から、どれ一つとして簡単にできたことはありません。僕たちは、努力で壁を乗り越えてきましたし、これからまたどのような壁があっても、僕たちの力で恐れずにぶつかることができるというのが僕たちの長所だと思います。これからもこのような壁に挑戦し、勝ち抜くつもりです。国連を訪れた時とは違って、今回はパフォーマンスと歌に集中して、一生懸命に準備しました」と最初の公演を終えた感想を伝えた。

ジミンも「これまで、ファンに直接会えず、無気力な時間を過ごしてきました。僕たちにできることをするため、色々と試みてきましたし、今、この時間を共に過ごしている全ての方を励ますため、僕たち自身も鼓舞するためたくさん努力しました。久しぶりにファンがいるステージに立つことが出来て、僕たちのいるべきところに戻って来たような気がします。多くの方が自身の席に戻って、新しいスタートを切る瞬間が早く訪れてほしいです」と話した。

「一世代の代表として、皆の声を代弁するということは恥ずかしいですが、とても重い責任があることだと思います」と伝えたJ-HOPEは「僕たちが好きな音楽をして、それを共有することができるようになって本当に光栄です。それがBTSの持つ力、エネルギーだと思います。今回のコンサートで、その力とエネルギーをそのままお見せするため、たくさん練習しました。久しぶりの有観客コンサートでアメリカはもちろん、韓国のファンがたくさん訪れてくれました。このような状況ですが、楽しんで幸せになって頂きたいです」と強調した。

Vも「2年ぶりに有観客コンサートが開催できることになり、とても嬉しいです。ここ2年は、僕たちにとって当たり前の人生が当たり前なものではなくなり、とても悲しく大変でしたが、今回のコンサートの準備をたくさんしてきました。ARMYに幸せなエネルギーを与えたいです」と笑顔で伝えた。

今回の「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」は、2019年にソウルで開催された「BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' [THE FINAL]」以来2年ぶりに行われた。このためファンはもちろん、BTSのメンバーたちも緊張したはずだ。

ジンは「僕たちが最後にファンの皆さんの前で公演をして、2年ほどの時間が経ったので、メンバー皆がステージに上がる前、控え室で『観客を見た瞬間、泣きそうだ』と言っていました。それだけ緊張しましたし、久しぶりにファンに会うので、ミスをするのではないかと心配して、たくさん練習しました」と話し、「でも、誰も泣きませんでした」と冗談を言った。Vは「鼻から涙が出ました」と付け加え、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

ジミンも最初の公演を終えた率直な感想を伝えた。彼は、残念な気持ちが大きかったとして「ここ2年間、ファンに会う日だけを待ち望んでいました。準備しながら、たくさん不安を感じた理由は、思っていたより2年という時間が長く感じられたためです」とし「ファンに会った時、どのような表情をすればよいだろうか、どのようなジェスチャーで何を話せばいいのだろうか、と心配でした。そうしているうちに実際に会った時、楽しめなかったような気がしています。今日は気楽に、楽しむ気持ちで公演に臨みたいです」と伝えた。

これに先立ち、BTSは21日に米ロサンゼルスのマイクロソフトシアターで開催された「AMAs」で、大賞に当たる「今年のアーティスト(Artist of the Year)」と「フェイバリットポップデュオ/グループ(Favorite Pop Duo or Group)」「フェイバリットポップソング(Favorite Pop Song/Butter)」の3部門で受賞する快挙を達成した。また、BTSは久しぶりにARMYと出会い、ステージを披露して、話題を集めた。

これについて、ジョングクは「『AMAs』を行う前までは、全く実感が沸きませんでした」とし「メンバーたちがいつも話していることがあります。ARMYたちの歓声が、僕たちにとって大きな力になります。昨日のコンサートでも本当に力になりました。そのおかげで、僕たちも本当にわくわくして、いいステージをお見せできたのではないかと思います」と語った。

また、彼は「今回のコンサートに来られなかったARMYの皆さんに伝えたいメッセージがあるか」という質問に対し「僕たちも皆さんに会えなくて、とても残念です。2年間一度もお会いできなかったので、あちこちに行って、多くの公演とパフォーマンス、歌をお聞かせしたいです」と答えた。「状況が状況なのでとても残念です。僕たちを見に来てくれる方々のために、精一杯頑張りたいと思います。歌手として最も望んでいるステージがコンサートでの公演なので、ARMYたちに目の前で会える日が早く当たり前になってほしいです」と願いを伝えた。

BTSは昨年に続き、アメリカで最高権威を誇る音楽授賞式である「グラミー賞」にノミネートされた。今回は、5月に公開された「Butter」で「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門」(Best Pop Duo / Group Performance)の候補に名を挙げた。昨年、韓国の歌手として初めて「2021グラミー賞」で「Dynamite」で「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門」部門にノミネートされたことに続き、2年連続の快挙だ。

SUGAは「まだ実感が沸きません」とし「幼い頃からグラミー賞を見てきたので、まだワクワクしていますが、一方で期待もしています。当然『グラミー賞』にノミネートされるのは難しいですが、乗り越えられる壁があるということ、これから挑戦できることに感謝し、その壁を乗り越えたいです」と「グラミー賞」の受賞への期待を表した。

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記者 : イ・スンフン