チョン・ドンウォン、ダブルタイトル曲「さようなら僕の愛」「忘れな草」MVを公開“夢は音楽番組で1位”

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写真=Show Playエンターテインメント
歌手のチョン・ドンウォンが、より一層成熟した感性と声を収めたアルバムでカムバックした。

チョン・ドンウォンは17日午後6時、各音楽配信サイトを通じて1stフルアルバム「懐かしさ、惜しみなく与える木」を発売。今年5月にリリースしたデジタルシングル「僕の心の中で最高」以来、約6ヶ月ぶりに披露するニューアルバムだ。

軽快なリズムのトロット(韓国の演歌)曲「僕の心の中で最高」を通じて、持ち前のきれいで純粋な歌声を披露した彼は、1stフルアルバムでより深くなった感性をアピールした。

今回のフルアルバムのプロデュースには、TV朝鮮サバイバル番組「明日はミスタートロット」で共演したチョ・ヨンスが担当した。チョ・ヨンスだけでなく、有名な作家陣が意気投合し、完成度を高めた。

「懐かしさ、惜しみなく与える木」は、2019年12月に1stミニアルバム「miracle」で正式デビューした彼が、約2年ぶりに披露する初のフルアルバムだ。今年9月に「明日はミスタートロット」TOP6のマネジメント契約が終了してから初めて発売したアルバムでもある。

小学校6年生だった2019年、SBS「英才発掘団」に出演し、注目されたチョン・ドンウォンは、昨年韓国で放送された「明日はミスタートロット」で最終5位になり、人気を博した。今回、シングルより多くの新曲が収録されただけに、発売前からファンの関心が高かった。

今回のニューアルバムはダブルタイトル曲「さようなら僕の愛」「忘れな草」をはじめ、収録曲「君と呼ぶ」「おじいさんサックス」、そして「明日はミスタートロット」の決勝戦での競演曲「誰が泣く」、TV朝鮮「愛のコールセンター」で歌手のイム・ヨンウンと一緒に歌ったデュエット曲「A Thousand Winds」などで構成されている。

チョン・ドンウォンは約1年6ヶ月間にわたり準備した今回のフルアルバムを通じて、音楽的成長を証明した。学業と音楽を両立しなければならなかっただけに、時間的にも体力的にも負担が少なくなかったはずだが、いつも応援と愛情を送ってくれるファンに成長した姿で恩返しするため、悩みと努力を重ねて完成度を高めるため心血を注いだという。そのおかげで、見違えるほど成長した身長と同じく、成熟した彼の感性的なボーカルをしっかりと感じられるアルバムが誕生した。

チョン・ドンウォンはカムバック記念ショーケースで「以前は歌が好きで楽しくて歌っていたけれど、今回のアルバムを準備しながら、もっと瞬間的なことを考えながら歌うようになった」とし「以前より背も高く大人っぽくなった。今回のアルバムの活動、これから計画されている他の活動をする時も、外見だけでなく、内面も成長した姿をお見せできると思う。様々なことができる万能エンターテイナー、僕、ドンウォンを見守ってほしい」と述べた。

「さようなら僕の愛」は激しい競争を勝ち抜いてタイトル曲に選ばれた楽曲だ。チョン・ドンウォンは「さようなら、僕の愛/もう苦しまないで/さようなら僕の愛/二度と泣かないで/会いたい 会いたい/とても会いたい時は/涙一滴で忘れましょう」など、チョ・ヨンスが書いた歌詞を通じて、大切な人々と別れた全ての人々に温かい慰めを与え、美しい思い出に浸らせてくれる。もう1つのタイトル曲「忘れな草」も「僕を忘れないで」という花言葉のように、悲しい別れを美しく昇華させた感性的な楽曲だ。

全ての収録曲が素敵だが、とくに耳に心地よい歌は「おじいさんサックス」だ。「明日はミスタートロット」に出演した際、天国に旅立った祖父を思いながら歌ったこの曲は、祖父の影響を受けて歌手の夢を育て、実現した彼の成長の歴史、率直な本音が感じられる楽曲だ。チョン・ドンウォンは歌唱に止まらず、サックスの演奏まで披露し、多彩な魅力をアピールした。

ファンのためのいわゆる“ファンソング”も2曲も収録された。彼は「君と呼ぶ」「少女よ」でファンへの真心と愛情を表現した。チョン・ドンウォンは「『君と呼ぶ』はファンの皆さんを思いながら歌った曲だ。イ・スンギ先輩の『僕の女だから』を思い浮かべながら聴いたらより胸キュンすると思う」とし「『少女よ』はファンの皆さんに対する僕の愛を全く違う感性で表現した楽曲だ。淡い初恋の歌だ」と説明した。

チョン・ドンウォンはアルバムの正式発売に先立って先行注文が10万枚を突破し、人気の高さを証明した。今回のアルバムの活動目標としては、音楽番組で1位になることを挙げた。

彼は「音楽番組で1位になってトロフィーをもらうのが僕の夢だ。1位になってステージの上でありがたい方に感謝して、愛してると言いたい」と意気込みを語った。



記者 : ファン・ヘジン