ONF「50歳になってもメンバーたちとコンサートをすることが目標です」(動画あり)

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自分たちだけの速度で成長し、底力を見せているONF。デビュー時からいきなりブレイクしたグループではなかった。6人は、低いところから一段ずつ上がってきた。メンバー全員がメインボーカル、メインダンサーと呼ばれるほどの完成度の高い実力を武器にして、ゆっくりだが、確実に積み重ねてきたものが、チームの色であり飛躍の足場になった。

「We Must Love」「Sukhumvit Swimming」などのリリースで“名曲マッチプ(美味しいお店)”として口コミで広がり、Mnet「Road to Kingdom」に出演して準優勝した後、より光を浴びるようになった。「Beautiful Beautiful」「Ugly Dance」「POPPING」まで今年発売したアルバムが3連続で音楽配信チャート1位を記録した。

それだけでなく、彼らは海外でも好反応を得ている。米・フォーブスが注目し、一部の曲はビルボードチャートにランクインした。一瞬の運を望むより、良質な音楽とステージで勝負し、成長してきたからこそ可能だった快挙だ。今まで見せてくれた姿より、今後見せてくれる姿の方がたくさんあるというONF。今日より良い明日のために新しい道を開拓し、ぐんぐん成長している彼らの未来はこの上なく明るく見える。

――@star1と初めての撮影でしたが、いかがでしたか?

ヒョジン:シックでかっこいいコンセプトをぜひ一度やってみたいと思っていたんです。やってみたかった雰囲気で撮影できて楽しかったです。

U:これまで他の芸能人の方々が@star1で撮ったグラビアををたくさん見てきましたが、僕たちにも出演する機会が来て光栄でした。

E-TION:サマーソングの活動が終わってすぐに秋の雰囲気のグラビアを撮ったので、新しい感じがしました。

――「Beautiful Beautiful」「Ugly Dance」「POPPING」まで、今年だけですでに3連続で音楽配信チャート1位を記録しました。さすが“名曲マッチプ”と呼ばれるだけのことはありますね。

MK:少し前まで、音楽配信チャート1位が僕たちの目標でした。その栄光を今年3回もいただいたなんて! 本当に嬉しく、胸がいっぱいです。また3月には初めて音楽番組で1位を獲得しました。ONFが夢見ていた目標を少しずつ成し遂げることができてとても幸せです。

J-US:ONFの歌を愛してくださるすべての方々に感謝を伝えたいです。これら全ての成果を、ONFが成長できるよう心強いサポートをしてくれたFUSE(ONFのファンの名称)にあげたいです。いつも感謝し、愛しています。

――7ヶ月で3枚のアルバムを発売しました。タイトなカムバックのスケジュールが大変だと感じられたことはありませんでしたか?

ヒョジン:短期間に複数のアルバムを出すことは簡単ではありません。準備している時は「こんなにギリギリのスケジュールでできるのだろうか?」と思うこともありましたが、努力すればできないことはありませんでした(笑)。切実だった時代があったので、忙しいスケジュールを消化しているということ自体に本当に感謝しています。体力的には大変な時もありましたが、精神的には楽しいです。努力するONFの姿を見守っていてください。

J-US:カムバックの日程がタイトだったので、体は大変でしたが、活動する度に本当に幸せでした。「Beautiful Beautiful」も「POPPING」もそうですが、歌詞が希望的で楽しいんです。曲が明るくポジティブだからか、辛いという考えよりも楽しさがより大きかったです。

――休みなく活動を続けながらも、疲れを知らないエネルギーの原動力は何ですか?

MK:FUSEの愛のおかげだと思います。毎回誰よりも一生懸命応援してくれます。ファンの方々のことを考えると自ずと力が出ます。もっと一生懸命に頑張って応えたいです。

U:ONFの曲を聴きながら力をもらっています。自分が歌っていますが、何度聴いても飽きないんです(笑)。

――MRを除去したONFのステージ映像がK-POPファンの間で話題です。「メンバー全員がメインボーカルであり、メインダンサーであるチーム」と呼ばれる理由が分かりました。

J-US:生歌で披露したいと思う欲が強いです。グループの実力をしっかりお見せできるのがライブステージじゃないですか。偶然僕たちのステージを観た方に「ONFの歌は本当にいいね!」と言ってもらえるように、もっと頑張りたいです。

ワイアット:ONFの曲は音源で聴いても良いですが、ライブステージで聴くともっと良いです。ステージを披露する時はもっとエキサイティングで、エネルギー溢れるように歌います。アドリブも毎回少しずつ変えて、ONFだけの魅力をよりよくお見せできるように頑張っています。

ヒョジン:実は僕もONFのMR除去映像を検索して見ています(笑)。褒められるとその分もっと頑張りたいと思えるので。

E-TION:最近では主にオンラインで公演をしているじゃないですか。臨場感が恋しいと感じているファンのために、もっとステージにエネルギーを注ぎ込もうと努力しています。映像を見るだけでも、近くで一緒にステージを楽しむような気分を感じてもらえるように頑張っています。

――ONFといえば“名曲製造機”としても知られていますよね。そんな皆さんのお気に入りの曲を教えて下さい。

MK:「Trip Advisor」を挙げたいです。外出が難しい今のような状況を慰めてくれる歌です。まるで旅行しているような感覚を与える曲なので、たくさんの方たちにこの曲を聴いて元気をもらってほしいです。

J-US:最近は「Beautiful Beautifu」を、作業用BGMに選んでいます。すごくエネルギーが溢れる楽しい曲だからでしょう。初めて音楽番組1位の栄光を与えてくれた歌でもあるので、特に愛情があります。

E-TION:僕の好きな曲もJ-USと同じです。「僕のすべての人生は芸術であり、自由な僕は誰よりも美しい」というメッセージを込めた歌です。今のように大変な時期でも、力を与えてくれる曲だと思います。

ワイアット:「Ugly Dance」も本当に名曲だと思います。最近の言葉でいう「心踊るダンス」を誘発する曲だと思います。大変だったり落ち込んだりする度に、この曲を聴いて気分を上げています。

ヒョジン:すべてのアルバムがとても良いですが、4thミニアルバム「GO LIVE」で活動していた時、良い思い出が多かったです。その中でも特に「Why」という曲に愛着を持っています。曲が本当に好きです。まだ聴いたことのない人に強くおすすめしたいです。

U:「Moscow Moscow」も欠かせません。まるでモスクワに旅行へ行ったかのような感覚を与える曲です。ある人は「旅行の記憶操作曲」とも言ってくれました(笑)。

――ONFが“名曲富豪”だという噂を聞いたのですが、それはファン・ヒョンプロデューサーの存在が大きいと思います。ファンの間では“ファンボジ”と呼ばれていますが、メンバーの皆さんにとってはどんな存在ですか?

ワイアット:ONFにとって柱のような存在です。僕たちが今の地位まで来られるように、導いてくださった方でもあります。デビュー当時から一緒にやってきて、これからも必要不可欠な大切な存在です。

U:ONFが名曲マッチプだと呼ばれたのはファン・ヒョンプロデューサーのおかげです。プロデューサーが作ってくれた曲は、何度歌っても飽きません。そんな素晴らしい名曲を毎回作ってくれることに感謝したいです。

――“階段ドル”のアイコンであり、ONFは最初から大注目を集めたグループではなかったと思います。光を見ることができなかった時、メンバーの皆さんはどのように気を引き締めていましたか?

ワイアット:悩みが多かった時期でした。それでも、くじけずに挑戦できた最大の理由はFUSEのおかげでした。ファンの皆さんの愛に支えられ、少しずつ成長できました。また、知名度を高めることも重要ですが、良い音楽を作ることにもっと重点を置いて頑張っていました。なのでMnet「Road to Kingdom」に出演する機会も掴み、今「成長ドル」という修飾語も得られたのだと思います。

J-US:僕たちが「成長ドル」という価値ある修飾語を得た最も大きな理由は、あきらめなかったからだと思います。辛いことがある度にお互いの支えとなったメンバーたちのおかげで、この地位まで来ることができました。

――グループにリーダーが2人もいますね。ヒョジンとJ-US、2人のスタイルはどう違いますか?

ワイアット:2人ともスタイルが違います。まずヒョジン兄さんは気が利いて温かいリーダーです。話をよく聞いてくれて、慰めになるアドバイスもたくさんしてくれます。J-US兄さんはツンデレスタイルです。言葉は冷静なほうですが、行動には情が溢れています。何か頼んでも言葉ではやってくれないように感じますが、結局は全てやってくれます。「来る途中で拾った」みたいなスタイルでしょうか(笑)。

E-TION:リーダーが2人なので良いと思います。初めの頃は僕たちだけで言い争うことも多かったのですが、そのたびにリーダーたちが来て、一人ずつなだめてくれました。兄さんたちに打ち明けて、アドバイスをもらうと意見が偏らずに妥協できます。お互いに誤解が生じてもリーダーたちが意見を多様に収束してくれるのですぐに解決できるんだと思います。

E-TION:グループの支えが2人もいるじゃないですか。頼もしい支えが2人いるので誇らしいです。

MK:ファン・ヒョンPDまで合わせると、柱が3本もある“柱富豪”グループだと言いたいです。

――「ONF」というグループ名のようにステージの上と下でギャップの差が大きいと思います。プロフェッショナルなステージでの姿とは違い、普段は突拍子もない無茶苦茶なところがありますよね(笑)。

MK:僕がまさに“無茶苦茶”の張本人です。ステージの上ではプロフェッショナルでパワフルな姿をお見せしなければならないですが、ステージの下では飾らない普段の姿をリアルにお見せしたかったです。ありのままの僕の姿が多少足りないというのが罠ですが(笑)。

ワイアット:メンバーたちは全員、雰囲気が良くないのが好きではないです。普段、僕たちだけでいる時も休む暇なくふざけて騒いでいます。そんな姿からファンの皆さんにも、人間らしく親近感を感じてもらえるんじゃないかと思います。

ヒョジン:メンバーたちはテンションがかなり高いです。ハイテンションな人たちばかりなので、僕たちだけで何か話したりしても面白く、楽しいんだと思います。

U:メンバーたちのポジティブなエネルギーを見て、ファンの方々もつられて気分が良くなればいいなと思います。なのでもっと明るく行動ができるんだと思います。

――この溢れる才能とテンションをバラエティーでも披露すればとても面白いと思います。

MK:出演できればとてもいいと思います。6人全員の魅力が違うので、そんな姿をお見せできる機会がたくさんあればいいと思います。

ワイアット:SBS「ランニングマン」、JTBC「知ってるお兄さん」も好きで、韓国の全部のバラエティーに出たいですね(笑)。この溢れるエネルギーをどこでもお見せできればと思います。

――ONFが願う次の目標は何ですか?

ヒョジン:ONFというグループ名を聞いた時に「あ! あの子たちか」と思ってもらえるようになるくらい有名になりたいです。まだまだですが、後輩たちのロールモデルに挙げられるグループになりたいです。

J-US:ワールドツアーをしてみたいです。いろいろな国のファンの方々とコミュニケーションができたらなと思います。そんな日が一日でも早く来るようにもっと努力します。

U:コンサートをしたいです。センターステージがあるコンサート会場の真ん中でかっこよく横たわるパフォーマンスをしてみたいです。

ワイアット:僕たちの最終目標の一つはスーパーボウルのステージに立つことです。出来るか分かりませんが、そんな日が来たら幸せだと思います。

MK:僕は50歳くらいまでメンバーたちとコンサートをするのが目標です。年をとってもカッコよく活動がしたいです。その時まで長く活動ができるよう、もっと一生懸命に頑張ります。

――最後にFUSEの皆さんに一言お願いします。

ヒョジン:いつも横で応援してくださるおかげでこれまで一生懸命走ってくることが出来ました。大変な時期なので、近くで会えないですがFUSEの愛がそのまま伝わってきて感動することが多いです。良いステージと曲で恩返ししますので、今のようにいつも温かく見守っていてください。愛しています。

E-TION:FUSEたちはONFのミューズで、ステージに立つ理由です。皆さんの愛がたくさんパワーになります。FUSEたちも僕たちのステージを見てパワーを受け取ってくれたら嬉しいです。

MK:FUSEたちに一日でも早く会いたいです。状況が良くなったら一緒に楽しめるコンサートを開催したいです。大変な時期ですが、笑って会えるその日まで僕たちもう少し頑張りましょう。

ワイアット:デビューした時からいつも言っている言葉があります。日々が美しいのではなく、FUSEたちがいたから全ての日々が美しいのです。素敵な日を作ってくださったFUSEたちに良いステージで恩返しするため、いつも悩み、一生懸命に努力しています。いつになるか分かりませんが、絶対にまた良いステージと歌で戻ってきます。見守っていてください。

U:音楽配信チャート1位、音楽番組1位など、FUSEたちのおかげで僕たちの目標を一つ一つ達成しています。ファンの皆さんがONFを思ってくれている気持ちに劣らず、僕たちもFUSEたちを愛しています。これからもお互いに力になって幸せな日を作っていきましょう。

J-US:毎回の活動ごとに一生懸命に応援してくださりパワーをたくさんいただいています。とても会いたいです。この時期を乗り越え、健康な姿で会いましょう。その日まで僕たち頑張りましょう。ファイト!

記者 : パク・スンヒョン