YGヤン・ヒョンソク前代表、情報提供者への脅迫を否定…取り調べをした警察官が証言「Aさんは泣きながら謝罪」

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YG ENTERTAINMENT(以下、YG)の元代表プロデューサーヤン・ヒョンソクが、歌手練習生出身の情報提供者はAさんに脅迫はしていないとして、無罪を主張した。Aさんは自身を取り調べた警察官B氏に、「もし5億ウォン(約5千万円)を受け取っていたとしたら、情報提供をしていないはずだ」という趣旨の発言をしたことが明らかになった。

ソウル中央地裁刑事合意第23部(裁判長:ユ・ヨングン)は本日(5日)午前、ヤン・ヒョンソクの特定犯罪加重処罰法上報復脅迫などの嫌疑に対する初公判を行った。彼はこの日、裁判に出席した。

ヤン・ヒョンソクは、YG所属歌手だったB.Iに大麻を渡したことがあると陳述したAさんを、警察で供述を覆すように脅迫した疑いで裁判を受けた。

裁判でヤン・ヒョンソクの弁護人は無罪を主張した。「被告人がAさんに会ったのは事実だが、嘘の供述をするように脅迫、強要はしていない」とし、無罪を主張した。裁判長がヤン・ヒョンソクに弁護人の意見と同じかを聞くと、彼は「そうだ」と答えた。

また、Aさんを麻薬の嫌疑で初めて捜査した警察官B氏が、証人として出席した。検事は証人尋問で、AさんがB氏から取り調べを受けた当時の状況について確認した。B氏は、「AさんがB.Iの麻薬嫌疑を証言したいと言った後、突然態度を変えた」と証言した。

B氏は、AさんがB.Iに対する供述を覆した当時、涙を流しながら謝罪したと明かした。B氏は「Aさんにどうして供述を変えるのかと聞いたら、泣きながら『ごめんなさい』と答えた」とし、当時の状況を伝えた。

ヤン・ヒョンソクの弁護人は、B氏がこの日の裁判で供述した内容と、2019年9月に警察から取調べを受けた当時に供述した内容が違うことを指摘した。これに対しB氏は、「Aさんが公益通報をしたことから、急にターゲットが変わって、取り調べを受けるようにと言われて立件されたので、心理的な負担があった」と主張した。

この日の裁判では、B.Iの事件の内部捜査が終了してから2年後の2019年、AさんとB氏の電話の録音も公開された。AさんはB氏と通話をしながら、マスコミとのインタビューに応じるように説得した。通話当時、Aさんは「ヤン・ヒョンソクに5億ウォンをもらっていたら黙っていたと思う」「ヤン・ヒョンソクを滅ぼしてやる。憎らしい」などとを言った。B氏もAさんと通話をした内容は録音の通りだと明かした。

ヤン・ヒョンソクが脅迫に関する内容をすべて否認しているため、B氏に対する審問は今後も続く見通しだ。次の裁判は12月6日に開かれる。

記者 : パク・パンソク