BTS(防弾少年団) ジョングク、裏広告疑惑が終結…公正取引委員会が違反なしと判断

Newsen |

BTS(防弾少年団)のジョングクに関する裏広告の疑惑について、公正取引委員会が表示・広告法を違反していないという結論を下した。

今月1日にあるネットユーザーが国民申聞鼓(韓国政府の苦情受付ページ)に提起したジョングクに関する事案が本日(27日)、公正取引委員会レベルの調査の必要性はないと判断され、終結した。

これは、着用した衣類の商標を紹介、またはブランド名に本人が直接言及していないことが確認されたためだ。これによって、彼が特定のブランドを着用して、売り上げの影響を及ぼし、公正な取引を阻害する恐れがあるというネットユーザーの主張は、事実無根であるとして判断された。

この苦情は、そもそも議論を助長するための目的で提起されたという。ネットユーザーはジョングクが自身の実兄が運営するアパレル会社の製品を9月1日のライブ配信で着用し、9月10日にBTSの公式SNSに掲載された写真撮影時にも着用していたとして、裏広告(広告料をもらっていながら広告であることを明記していない広告)疑惑を主張した。これに留まらず、彼が2月のライブ配信で特定の製品を広告したという主張も付け加えた。

言及されたライブ配信を確認した結果、ジョングクは当時、空きペットボトルに入った黄色い液体を飲みながら、飲み物の正体について知りたがるファンの質問に「これはコンブチャだ。レモンかな? とにかく、なんとか粉があって、良いと聞いて買ってみた。1日に2本くらい飲んでいる」と言っただけで、特定の会社名に言及したり、製品を紹介しているわけではなかった。写真と映像だけを見たファンやネットユーザーたちは、ジョングクがどの会社のコンブチャを飲んだのか、またどのブランドの服を着ているのかなど、分かる状態ではなかったという。

コンブチャは、砂糖を入れた緑茶や紅茶に、細菌や酵母を入れて醗酵させたお茶を意味し、ブランド名や商品名そのものではない。スーパーにはさまざまな会社が発売したコンブチャが販売されている。ジョングクがコンブチャに言及した後、売上が伸びたコンブチャメーカーの関係者もNewsenとの取材で、広告の代価として彼に製品を提供したり、広告費などを支払ったことはないとコメントした。

ジョングクの言及後、特定のブランド製品の売上が伸びる現象は、好きな芸能人と同じ製品を使いたがるファンの個人的な関心によるものだ。これを裏広告と結びつけるのは、世論を紛らわすための行為に過ぎない。

公正取引委員会の公式サイトに明記された「推薦・保証などに関する表示・広告審査指針」によると、裏広告とは有名人などが会社からPR目的で金銭的な支援や割引、協賛などの特典を受けたにもかかわらず、「ネドンネサン(私のお金で私が買ったもの)」であるふりをするステルスマーケティングのことを意味する。

すなわち、映像や写真を見たネットユーザーたちを営利目的で騙したり、広告主から経済的な代価の有無、特定の製品やブランドを意図的に露出、または言及することで、購入を誘導したかどうかが裏広告判別の主な基準だ。今回のジョングクの事案は、このような基準に該当しないと判断が下された。

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記者 : ファン・ヘジン