アン・ボヒョン、Netflix「マイネーム」でハン・ソヒと共演…ベッドシーンにも言及“重要な役割を果たしたと思う”

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写真=Netflix
俳優のアン・ボヒョンが、「マイネーム:偽りと復讐」と「ユミの細胞たち」に出演し、全く異なるジャンルを行き来して、イメージチェンジに成功した。

アン・ボヒョンは最近、オンラインインタビューでNetflixオリジナルシリーズ「マイネーム:偽りと復讐」について語った。

「マイネーム:偽りと復讐」は、父親を殺した犯人を探すために組織に入ったジウ(ハン・ソヒ)が、新しい名前で警察に潜入した後に直面する冷酷な真実と復讐を描くNetflixシリーズだ。同作は、10月に韓国で開催された「第26回釜山(プサン)国際映画祭」の公式招待作に選ばれた。「犬とオオカミの時間」、Netflix「人間授業」を手掛けたキム・ジンミン監督がメガホンを取った。

劇中でアン・ボヒョンは、ジウとパートナーになった麻薬捜査隊のエース刑事ピルド役で熱演を繰り広げた。高い能力を持つ徹底的な原則主義者を完璧に表現しただけでなく、ハン・ソヒとのラブラインまで披露し、存在感を発揮した。

ポクシング選手だった彼は2016年、映画「ヒヤ」で芸能界にデビュー。その後、ドラマ「太陽の末裔」「彼女の私生活」「梨泰院クラス」「カイロス」など多様な作品に出演し注目を集めた。TVINGとtvNで同時に公開された「ユミの細胞たち」ではク・ウン役を務め、ユミ役のキム・ゴウンと熱演を披露した。

まずアン・ボヒョンは「マイネーム」がNetflix TV SHOW部門の世界ランキングで3位を記録したことに対する感想を語った。彼は「とても感慨深いです。『イカゲーム』の高い人気に後押しされ、世界ランキング3位になれたと思います。まだ実感は湧かないです。知人たちもNetflixに加入して見てくれたり、評価してくれたりしてとても嬉しかったです」と感激した。

印象深かった反応について彼は「前作『梨泰院クラス』で悪役を演じたので、刑事役をどうのように演じるのか、気になっていたという反応が多かったです。似合わないだろうと思っていたけどベテラン刑事のようだったと言ってくださり、すごく嬉しかったです」と答えた。

ピルド役と高いシンクロ率を誇ったアン・ボヒョンは「多くの方が不義に対峙すると我慢できないと思いますが、僕もピルドのように我慢しないタイプです。そういうピルドが僕にはぴったりだったと思います。キム・ジンミン監督からも『あなたはピルドと似ているので、演技しないで表現してほしい』と言われました。作品に出演する度にいつも僕はキャラクターになりきるため、共感できるものを探したり、似ている部分を探そうと努力していましたが、ピルドは本当に僕に似ていたんです。演技しやすかったというより、キャラクターに感情移入しやすかったです」と語った。

続いて「世界ランキング3位もとても嬉しいですが、成長できるキャラクターに出会えてとても良かったです。ピルドというキャラクターには特別な意味を持っています。やりがいを感じましたし、ピルドを演じながら、悪役も好きですが、善良な役をたくさんやってみたいと思いました」と愛情を示した。

アクションシーンについては「ボクシングとはかなり違いますが、身体を使うことは大変ではありませんでした。反射神経が重要な運動をした経験が、アクションをする時に役に立ったようで、嬉しくなる瞬間がありました。ただ、アクションは僕一人でやるものではなく、相手と息を合わせてやらなければならないので、怪我をしないように気を付けて、アクションスクールでたくさん練習しました」と語った。

ハン・ソヒとの相性についてアン・ボヒョンは「ハン・ソヒさんはテレビで見ただけで、アクションスクールで汗を流している彼女と初めてお会いしました。その後、すぐ一緒にアクションの練習をしました」と語った。

第一印象については「情熱が溢れる人だという印象を受けました」と明かした。彼は「ハン・ソヒさんが僕よりアクションも多く、大変だったと思いますが、そういった部分を全く表に出さずにやり遂げるのを見ながら、僕も力をもらいました。そのようなところが『マイネーム』にもよく反映されたのではないかと思います」と絶賛した。

ハン・ソヒとのベッドシーンに関する質問には、「ピルドもジウも痛みを抱えているので、お互いにとって慰めになればと思いました。ベッドシーンは、怪物だったジウがピルドによって変わっていく過程、劇的な事件がもう一度刺激となり、復讐していく過程で重要な役割を果たしたと思います。そのため、ラブシーンが与えるインパクトが大きかったと思います」と語った。

彼は「キム・ジンミン監督、脚本家のキム・バダさん、ハン・ソヒさんとたくさん話し合いましたので、プレッシャーよりはピルドとして感情移入しやすかったです」とつけ加えた。

またアン・ボヒョンは「ユミの細胞たち」でロマンスジャンルに挑戦した感想を語った。彼は「ク・ウンは、前作とはあまりにも違うキャラクターなので、僕にはロマンスは似合わないと思っていた方々が多かったようです。実は、僕はこれまでの出演作のほとんどで最後まで生きたことはないんですよね。だから最後まで生き残りたかったですし、ロマンスドラマで恋をして、『幸せに生きました』という作品にも挑戦してみたかったんです」と、出演の理由を語った。

特に彼は「僕はヘアスタイルによって印象がかなり変わります。短い髪の時と長い髪の時の印象が本当に違うんです。僕だと気づかない知人もいたくらいです。俳優になる前にはそれがとても嫌で、今回ロングヘアに変身することもたくさん悩みました。ロングヘアは僕にとって本当に大きな挑戦でした」と素直に語った。

また「どうすれば良いのかたくさん悩みましたが、原作のファンの皆さんを失望させてはいけないと思い、『やってみよう』とロングヘアに挑戦しました。おかげで、今までとは全く異なる姿をお見せすることができ、神の一手だったと思います。ク・ウンというキャラクターの特性がより生かされたと思います」と満足感を示した。

彼は「作品のためなら坊主にもなれます。ロングヘアもやったのですから、坊主だってできます」と演技への情熱を見せた。

彼の家族も「ユミの細胞たち」の大ファンだという。アン・ボヒョンは「両親、妹はかなり無愛想ですが、ある程度は認めてくれた感じです。最初はモンムンミ(犬のように可愛いらしい感じ)という僕と全く異なる姿を見て不安だったみたいですが、今はファンになって見てくれているので、『これで良かったんだ』と思っています。『マイネーム』に『ユミの細胞たち』まで、素敵な作品を2作同時に披露することができ、とても嬉しかったです」と語った。

続いて「特に祖母がとても喜んでくれています。いつもは寝ている時間に放送しているドラマを必ず視聴してくれます。誇らしく思ってくれてとても嬉しいです」と語った。

記者 : キム・ナラ