BTS(防弾少年団)、2年ぶりのスタジアムコンサートにファン熱狂!Vの負傷にメンバー&本人が言及も「次は必ず7人で」(総合)

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写真=BIGHIT MUSIC
BTS(防弾少年団)が、約2年ぶりに大型スタジアム公演を成功させた。

10月24日午後6時30分、BTSの「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」が生中継された。ソウル松坡(ソンパ)区蚕室(チャムシル)メインスタジアムで開催された今回のコンサートは、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためにオンラインで行われた。

彼らが単独コンサートを開いたのは、昨年10月に行われたオンラインコンサート「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」から約1年ぶりとなる。スタジアム公演は約2年ぶりであるだけに、大規模会場にふさわしい歌やパフォーマンスを厳選したという。

「ON」でこの日の公演のスタートを切ったBTSは、「FIRE」「DOPE」「DNA」を続けて熱唱し、持ち味の圧倒的なパフォーマンスを披露。また、穏やかな雰囲気の「Blue&Grey」「Black Swan」のステージを通じて、ギャップのある魅力も十分にアピールした。

彼らは「Blood Sweat & Tears」「FAKE LOVE」「OUTRO」「Life Goes On」「Boy With Luv」「Dynamite」「Butter」「Airplane pt.2」「Baepsae」「Dis-ease」「Telepathy」「Stay」「So What」「I NEED U」「Save Me」「IDOL」「EPILOGUE : Young Forever」「Spring Day」「Permission to Dance」まで、20曲あまりのステージを披露して、特有の希望とポジティブなエネルギーを全世界に届けた。体は遠く離れていても心だけは近い、BTSとARMY(BTSのファン)だけの感動的なお祭りだった。

BTSは、この日のコンサートのエンディング曲で、7月に発売した新曲「Permission to Dance」で発信したメッセージのように、誰でも踊る自由がある1つの盛大なフェスティバルを披露した。様々なコンセプトのステージセットはもちろん、BTSだけの完成度の高いライブパフォーマンスで、世界中のARMYと積極的に交流した。BTSコンサート史上最大規格のLED、新たに取り入れられたVisual Effect View(VEV)など、躍動感を倍増させた先端機器と技術、ライブバンドとコラボした新しい編曲ステージも感動を倍増させた。

一方、メンバーのVはコンサートを前日に控えていた23日、リハーサル中に脚の筋肉の痛みを訴え、近くの病院で検査と診療を受けた。医師から骨に異常はないが、当分ダンスやパフォーマンスなど過激な動きは控えるようにと診断された。これを受け、動きを最小限に留めるために、椅子に座ってダンスなしにステージに参加した。

彼は、ファンたちに「コンサートの練習をしてリハーサルをしていた途中に僕に少しミスがあったけれど、大丈夫なのでARMYの皆さんは心配しないでほしい」と伝えた。また、メンバーたちに「花道に走っていきたい気持ちは山々だけど、次の曲をする前に本ステージに戻ってきてほしい。本当に恋しくて会いたい」と真心を打ち明けた。

メンバーたちは「残念だ」「すごく寂しい」「7人揃わなければならないのに、1人がいなくて残念だ」「メインスタジアムなのに6人で踊らなければならないの? これから健康管理に気をつけてほしい」「ARMYも心が痛むし、僕たちも心が痛む」とし、Vの空席に対する残念な気持ちを表した。Vは「今後、健康管理に気をつけたい」と明らかにした。

2013年、BIGHIT MUSIC所属のグループとして音楽界にデビューしたBTSは、今年でデビュー8周年に入った。活動年数はいつのまにか9年目となる。ここ8年間、特定のジャンルに限られず、多彩な色の自作曲を発表して自分たちだけの音楽世界を構築し、米ビルボードのメインチャートである「HOT100」「ビルボード200」を含めて、韓国国内外の主要音楽配信チャート1位も席巻し、「21世紀のポップアイコン」に成長。数々のヒット曲を保有しているグループらしく、この日の公演でも豊富かつ充実なセットリストを完成させた。

彼らは「8年という時間、BTSはたくさんの楽曲を披露した。様々な雰囲気の楽曲や歌があった。ディープながらも叙情的な楽曲を好きになってくださる方々も多い」とし「長い時間活動しながら完成させた楽曲は1つ残らず大切だけど、ARMYの皆さんも僕たちと同じ気持ちで好きになってくださっているようだ」と話した。

本業の音楽とステージへの熱意も、ARMYに対する愛情も変わらず熱かった。メンバーたちは「音楽配信サイトにBTSと検索してみたら、登録された楽曲が350曲を越えていた。ここに止まらず、これからも僕たちが楽むことができる、そして皆さんに喜んでもらえる音楽をもっと作って、ARMYの方々ともっと多くの時間、もっと多くの思い出を作ってみたい」とし「未来の僕たちは、またどのような歌とダンスをするのか楽しみだ。ARMYの皆さんも当然、僕たちと同じ気持ちだと思う」と明らかにした。

また「確かに、このようにステージで歌を歌って踊る時が1番楽しい」とし「ARMYの皆さんとこのようにステージで走り回ったら、時間が早く過ぎていく気分だ」と話した。

公演の最後には、メンバー別に感想を語った。J-HOPEは「がらんとしたメインスタジアムに来たら、何か心も空っぽになる気分だ。実は2年前にメインスタジアムで、パンデミックが起こる前に最後に皆さんに会った記憶が、公演を通じて思い浮かんだ。とても感慨深くもあるけれど、逆に多くの部分が比較されるし、その瞬間がずっと恋しく思えた」と語った。

続けて「今回の公演を準備しながら、7人のメンバーだけで揃えたセットリストを準備した。僕たちにとっても大きな挑戦だったし、大変な部分も多くて、どのようにテンションを保っていくべきか悩んだけれど、どのように感じていただいたか気になる。たくさんの努力をしたし、精魂を込めて一生懸命に公演を作った。見守ってくださった多くのファンの皆さん感謝を言いたい」と明らかにした。

また「状況がどんどん良くなっているようだ。『Spring Day』の歌詞のように、皆さんに会いに行くので、少しだけ待って、楽しみにしてほしい。会える日が遠くない。いつも愛しているし、応援していただいて本当にありがたい。ボラヘ(愛してる)」と付け加えた。

ジミンは「ここは本当にすごく広い。メインスタジアムがどれだけ広いか、皆さんもよくご存知かと思うけど、ここに誰もいなくて、今も半分リハーサルしている気分になるのは仕方ない。本当に一生懸命にやって、喉がちょっと早くかすれた。実は皆さんが目の前に見えないので、ますます何を言えばいいか分からなくなっている」と話した。

続けて「J-HOPE兄さんが言ったように、すぐに会えると思う。その時は言い残した話をたくさんしたい。皆さん、お体に気をつけて、幸せであってほしい。今日は楽しかった。感謝している」と付け加えた。

RMは「コンサートを準備しながら正直大変だった。(コロナの状況が)2年になるから、自分に残っている動力があるんだろうかと思った。個人として、BTSのメンバーとして、RMとしてずっと前に進むためには動力が必要だけど、それが消える気分だった。しかし、この状況は全世界共通だから、それを克服しようと思って運動も始めて、新しいことをたくさん始めた。でもそろそろ限界だった。自分のアイデンティティを忘れてしまいそうで、本当に大変だった」と打ち明けた。

続けて「今日のコンサートをしてみればわかると思ったけど、Vもパフォーマンスを一緒にできなかったし、皆さんもいなかったけど、皆さんと再びオフラインで会えたら、動力や動機などは要らないと思った。皆さんと交感すれば十分じゃないかと思った。昨日、映像を撮ってモニタリングしたけど、オンラインですごく残念だった。僕たちがエネルギーを使い切っても、半分も届かなかった。今日は過激にやってみたけど、皆さんの部屋の中までエネルギーが届いたら嬉しい。実際に見たら違うので、ぜひ実際にお会いしてお見せしたい。その日まで疲れずにメインスタジアムで皆さんを待っている」と付け加えた。

ジョングクは「『Spring Day』を歌いながら、寒くて空っぽのステージに立って空いている座席を見たけど、涙がこみ上げてきた。皆さんも大変な時期を過ごしていると思うけど、長年大変な期間を過ごしてみて、僕も少しは大人になった。涙を我慢できるようになった。ARMYがいたら、おそらくすぐに涙が出たと思う。本当に恋しかった。僕の座右の銘が『情熱なしに生きるなら、いっそのこと死んだほうがマシだ』だけど、ARMYに会えないから、自分の中の芯が一つ一つ消えていく気分だった」と話した。

また「魂もなく過ごしていたけど、遠くからARMYが見ているこのステージに立った時に感じるものがあった。このステージをして、早く皆さんの前に行かなきゃと思った。機会があれば、ブラジルでもどこでも、地球の反対側まで飛んでいく。ステージが最高だ。皆さん、本当に会いたい。今日は良い公演になったら嬉しい。僕たちに貴重な時間を作ってくださってありがたい。ARMYの皆さん、愛してる」と付け加えた。

ジンは「今日のライブ中に声がかすれた。こんな自分が憎かった。公演が多い時は、ある程度ツアーに対する体力があったけど、今は僕たちがツアーをしなくて長いので、運動をたくさんしても、練習やリハーサルをたくさんしても、現場の盛り上がりには適応できないので、そのような体力が足りない状況がとても残念だった」と明らかにした。

また「30歳になったら率直に体のあちこちが痛い。足、腕も痛むし。精神力の問題ではあるけれど、年を取ってもっと痛くなる前に、公演を一生懸命に通いながら体力を保って、皆さんに良い公演を披露したいと言いたい」と付け加えた。

SUGAは「ファイナルコンサートの映像を観たけれど、夢みたいだった。マスクもつけずに客席も埋め尽くされていた。これまでコンサートをしなかったけど、久しぶりに7人で埋め尽くしたステージをしようとしたら、しっかり調節しないといけないと思った。しばらく忘れていた感情がこみ上げてきた」と打ち明けた。

また「世界的に状況が回復している。次はメインスタジアムで皆さんと一緒に公演することができると思った。今日は残念だけど、全然残念に思わないでほしい。全世界のARMYの皆さん。この公演を見ながら、すぐ会えるという希望を持って、一日一日を耐えよう。僕は今日すごく楽しかったし、皆さんも楽しかったら嬉しい。近いうちに対面で会おう」と付け加えた。

Vは「僕は楽しくなくて、悔しかった」とし「恥ずかしいことに、本ステージに座っているばかりで、メンバーたちが踊っていることを見ているのが残念だ。『今、自分は何をしているんだろう。早くあそこに行かなければならないのに』と思って複雑な気分だった。公演をする前に自分の状態と心構えは『カラーリングをしてみようかな?』『タトゥーをしてみようかな?』だった。今後は体の管理、精神管理をしっかりして、これからのツアーで披露できなかった部分を十分にお見せしたい」と語った。

続けて「気づいているARMYもいると思うけど、今回のコンサートにはソロステージがない。僕たち7人の始まりと終わりを、7人でお見せしたいと思って、ソロステージを諦めてすべてグループステージで構成したけれど、ドキドキした。次のツアーでは、僕が抜けた姿ではなく、びっしりと埋め尽くした7人の姿をお見せしたい。昨日までも大丈夫だったのに、突然痛くなって、腹が立ったのではなくて僕も少し当惑した。時間が残っているから、しっかり管理して鋼の脚でステージをしたい。ARMYの皆さん、本当に愛してる。本当にボラしてる」と付け加えた。

オンライン公演を終了したBTSは11月27~28日、12月1~2日、米ロサンゼルスのSoFiスタジアムで「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」を開催する。この中で12月1~2日の公演は、現場に来られないファンのためにオンラインで生中継される予定だ。

BTSが対面形式のコンサートを開くのは約2年1ヶ月ぶりであるため、世界中の音楽ファンの熱い関心と期待を集めている。最後の対面コンサートは2019年10月26日と27日、29日の3日間で開催した「LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF [THE FINAL]」だ。

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記者 : ファン・ヘジン