SMエンターテインメント、CJと買収合併契約を締結?報道にコメント「事実無根…複数の企業と論議中」

Newsen |

写真=SMエンターテインメント
SMエンターテインメント(以下、SM)が、CJ ENM(以下、CJ)とのM&A(企業買収・合併)契約に関する報道についてコメントした。

SMは本日(21日)午後、Newsenとの取材で「複数の企業と多方面で論議しており、22日に買収契約を締結するというのは事実ではない」と明らかにした。

先立って韓国メディアの毎日経済は、CJが22日にSMとの買収契約を締結し、当該内容を公表すると報じた。また、SMのイ・スマン統括プロデューサーがSMの筆頭株主の座をCJに譲るものの、コンテンツ事業全般を指揮する首長としての役割はそのまま務める予定だと伝えた。

このような報道の直後、本日午後1時基準でSM C&Cの株価は、5,590ウォン(約542ウォン)にまで跳ね上がった。前日比で10.69%(52円)上昇したものだ。午後2時基準では5,020ウォン(約487ウォン)に下落した。

また、投資銀行業界によると、イ・スマンは自身が保有しているSMの株式18.7%を全て売却する意思を示している。彼は、SMの設立者で筆頭株主だ。1989年2月に自身の名前の頭文字を取ったSM企画を設立し、これを母胎に1995年にSMを創立した。彼が保有している株式の価値は約3,000億ウォン(約290億円)台だという。SMの時価総額は本日午後基準で1兆7,925億ウォン(1738億円)台である。

創立32年にして株式を売却する理由としては、企業価値の再評価などが上げられている。経営権の世襲のためには、少なからず贈与税を収めなければならないため、継承よりも売却することに決めたのだという。

SMには、カンタ、BoA、東方神起、SUPER JUNIOR、SHINee、少女時代(テヨン、ユリ、ユナ、サニー、ヒョヨン)、EXO、Red Velvet、NCT、aespaなど、K-POP界を代表するミュージシャンたちが大勢所属している。

SMは世界で初めて披露するオンライン専用コンサート「Beyond LIVE」、子会社の株式会社SM Studiosが保有しているDearUが保有しているグローバルモバイルサービスプラットフォーム「DearU bubble」事業なども運営している。

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記者 : ファン・ヘジン