元2NE1のCL、タイトル曲「Tie a Cherry」MV公開…自信溢れる姿に注目

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写真=Very Cherry
元2NE1のCLが10月20日午後1時、韓国国内外の音楽配信サイトを通じて1stフルアルバム「ALPHA」を発売した。

今回のアルバムは、2009年にデビューしたCLが、デビュー13年目にして初めて披露するフルアルバムだ。自身の名前を掲げて発表するソロアルバムであるだけに、韓国国内外の音楽ファンからの関心と期待も高かった。

CLは2019年に発売したプロジェクトアルバム「愛の名前で(In The Name Of Love)」で「ALPHA」の予想図を描き始めた。皆既日食のように、人間イ・チェリン(CLの本名)とミュージシャンCLとして生きてきた道の長さが同一になった時期、イ・チェリンとしてのプライベートな感情と考えを率直に表現した彼女。今回のアルバムを通じて、自由で堂々とした韓国の女性アーティストとしてCLが伝えようとするメッセージをより一層具体化した。

「ALPHA」は11曲で構成されている。CLは全曲の作詞・作曲に参加、フィーチャリングなしで全曲を自身だけの声で満たした。ジャンルとしては幼い頃から身につけたヒップホップを土台にして、多彩に変奏した音楽を取り入れ、メッセージ的にはCL特有の主体的なライフスタイル、自信、自己への信頼がそのまま滲み出ている。

CLは今回のアルバムに先行公開したシングル「SPICY」「Lover Like Me」をはじめ、「Chuck」「Xai」「Let It」「Tie a Cherry」「Paradise」「My Way」「Siren」「HWA」「5 STAR」を収録した。

この中でタイトル曲「Tie a Cherry」は、「SPICY」と同様に自身への確固たる信頼を表した楽曲だ。最近、米・ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で1位になったLil Nas XとJack Harlowの「INDUSTRY BABY」を作曲したNick Leeと一緒に制作した。

CLは「Been around long enough to know what I like / Yeah 私の姿だけを信じてただ me, myself and I / 皆が一人 in the twilight / Handle on my back find the light / 深いところに落ちても make it look so casual」「この世のどこに行っても there only one and me / I can tie a cherry」などの歌詞を通じて、自分が持っている自信は、自分について考えをめぐらし、悩んだ結果だという事実を表現した。

音源と共に公開されたミュージックビデオは、ビヨンセ、ビリー・アイリッシュ、ニッキー・ミナージュなど世界的な歌手と息を合わせたニック・ウォーカーが演出した。スタイリングはブランドTOM FORDのチーフデザイナーAlessandro Francalanciが担当した。

また、新曲「Let It」では「心配しないで流れればいい / いつまでも感じた通りにして / 後悔はすることなく / いつも誇らしく、私は私らしく、いつも私が感じた通りにする」と歌い、リスナーにも自分の声に耳を傾け、それに従って行動するよう勇気づけた。このようなCLの堂々とした態度は、愛や友達、アンチなど、多様な題材を収めた収録曲とも方向性が統一されている。

CLは2009年、2NE1のリーダーとしてデビューした。「FIRE」「I Don't Care」「FOLLOW ME」「CLAP YOUR HANDS」「IT HURTS」「YOU AND I」「LONELY」「I AM THE BEST」「MISSING YOU」「COME BACK HOME」「GOTTA BE YOU」など多数の楽曲をヒットさせた。

これにとどまらず、2013年に「THE BADDEST FEMALE」でソロデビューした後、2016年には「LIFTED」で韓国の女性ソロ歌手として初めて「HOT100」入り(94位)を果たした。2016年にグループが解散した後、レーベルVery Cherryを設立し、ソロミュージシャンとして活躍を続けている。

記者 : ファン・ヘジン