Stray Kids、千葉雄大と韓国語で掛け合いも!日テレ「MUSIC BLOOD」リモート出演で大盛り上がり

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毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。

今回のゲストはStray Kids。リモート出演でもスタジオは大盛り上がり。今回はデビュー当時の秘話から、プロデューサーであり師匠的な存在であるパク・ジニョン(J.Y. Park)に関すること、さらには所属事務所の先輩・2PMとのエピソードに至るまで、爆笑&エモトークを展開してくれた。ライヴでは新曲「Scars」と、2PMの楽曲「Again & Again」を披露。オンエアに入りきらなかったシーンを含めて、収録の裏側の一部をリポートする。

今回のゲストはStray Kids、通称スキズ。TWICEやNiziUを生み出したJ.Y. Parkことパク・ジニョンがプロデュ―スした、今最も注目すべきK-POPアーティストだ。2018年にデビューをすると、その後韓国で新人賞を11冠達成。2020年、米タイム誌が選ぶTOP10にて、名だたるアーティストと肩を並べ、K-POPアーティストとして唯一ランクイン。彼らが他のK-POPアーティストと違うのが、セルフプロデュースだ。ほぼ全ての楽曲の作詞、作曲をメンバーが自ら行い、振り付け・英語への翻訳までも行う異色のグループなのだ。

田中圭から「今夜のゲストはビルボードが選ぶ今注目すべきK-POPアーティスト、1位に選ばれた男性グループです。雄大君、いつものヒントをお願いします!」と、最近恒例のジェスチャーゲームでスタート。千葉雄大がジェスチャーをするも、思っていたのと違ったようで、「もっと一瞬で動くやつだから」早くもスパッとダメ出しされてしまった(笑)。

いよいよ、Stray Kidsを迎えてのリモート収録がスタート。バンチャン、リノ、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックス、スンミン、I.Nが登場した。メンバーが自己紹介を済ませると田中圭から「皆さんの間で、お互いを呼び合うときに流行っている言葉があると聞いたんですけど、どんなふうに呼び合っているんですか?」と質問。するとハンが「メンバー同士の愛称のようなものなんですが韓国語でチャギーと呼んでいます。英語で言うところの“ハニー”とか“ベイビー”というような意味を込めて」と明かした。

さらに田中圭が「呼びかけられた方も、呼びかけてくれた人のことを『チャギー』って返すんですか?」と質問を続けられた。すると「ヒョンジンはよく受け止めてくれます。リノさんは時々返してくれます。他のメンバーも1~2回は返してくれましたね」と ハンは答えた。その流れで、なぜか千葉雄大がStray Kidsにチャギーと呼びかけることに。「チャギー!」と呼ぶと、画面の向こうから「イエーイ!」「チャギー、おはよう!」などと大盛り上がりで返してくれるStray Kids。「嬉しいな」と、千葉雄大は満面の笑みを浮かべた。

そして、Stray Kidsの“MUSIC BLOOD”に迫ることに。影響を受けた人物として名前があがったのはパク・ジニョンだった。過去の映像やクイズを交えてパク・ジニョンの魅力や名言に迫ったあと、田中圭からメンバーに「Stray Kidsの皆さんにも、パク・ジニョンさんに言われて心に残っている言葉はありますか?」と質問。

スンミンは、「僕が記憶に残っている言葉は、『チームとして一瞬で輝くよりも、長く続けることが大切だ』という言葉です。もちろんいつも全力を尽くしていますが、一瞬の輝きのためではなく、積み重ねが大事なんだということを、今でも心に刻んで皆で一生懸命頑張っています。積み重ねて来た真心は、いつか必ず通じると言ってくださったことも、印象に残っています。僕もそれを信じ、常にファンの皆さんと一緒に交流しながら活動しています」とコメントした。これを聞いた田中圭は、「なんか刺さるね」と感慨深い様子を見せた。

その後、VTRを交え、デビューまでの過酷な道のりを振り返った。VTRを観た後、田中圭が「当時、学生だったメンバーもいたそうですが、学校行きながらこれだけ練習するのは大変だったんじゃないんですか?」と質問。アイエンが当時を振り返り、「練習生になってからは、ソウルではなく他の地方に住んでいたので、週末に行き来をしていたのですが、いつもお兄さん達よりも少し遅れて(練習を)スタートしていました」と語った。

また、VTRの中で「脱落だ」と宣告されたリノは、「あの時は歌手になれないということよりも、周りのメンバーと一緒にデビューできないということが、すごく辛かったです」と語った。そして、苦しい練習の最中にパク・ジニョンがかけたある言葉に注目した。チャンビンが、「僕が最も記憶に残っているのは『完璧な人はいないが、完璧であろうと努力する人はいる』という言葉です。その言葉を心に刻みながら、いつも行動しています。僕自身にとって、もっと素敵な人間になるべく努力しようと思える言葉でした」と明かした。それを聞いたMC2人は「言葉に説得力があるね」と、納得した様子だった。

さらに、新たにVTRで流れたパク・ジニョンのコメントを聞くことに。「私が最後に伝えたいことは正直・誠実・謙虚。この3つを守る人はいない。そんな人はいない。ただ、完璧でいようと努力する人はいる。あなたたちに正直で誠実で謙遜する人になって欲しいわけじゃない。そうなるために努力する人になってほしい。でも一人じゃない。お互いに協力すれば良い結果になる。これからがスタートだ。今考えたことを大切に胸にしまって初心を忘れたときに思い出してほしい」

これを聞いたMC2人は感動。ここにハンが、「プロデューサーとしてもアーティストとしてもすごく素敵な方ですが、一人の人間として大人として、本当に魅力的な方だと思います。見習いたい点、学びたい点がたくさんある方だと感じました。以前、一緒に食事をさせていただいたのですが、その時に僕たちのプライベートな悩みを全部聞いてくれたんです。僕たちに共感して、アドバイスをくださいました。あの時はとても感謝しましたし、嬉しかったです」と、パク・ジニョンとのエピソードを語った。

そして話題は新曲『Scars』について。田中圭が「皆さんが自分たちで作詞作曲から、全てセルフプロデュースをしていると聞いて、びっくりしました。普段はどなたが中心になって 活動をされてるんですか?」と興奮気味に聞いた。メンバーが「3RACHA(スリーラチャ=バンチャン、チャンビン、ハン)の3人です」と答えた。田中圭が、曲のポイントについて質問をすると、バンチャンが「いつも僕たちは、楽曲制作をするときに、僕たちが経験してきたこと、そして僕たちのリアルな心情を楽曲に反映させようと心がけています」と明かした。

さらに話題は、アルバムがミリオンを達成したことについて。リノは、「ミリオンセラーと聞いても、いまだに実感が湧かないんです。でも『おめでとう』って言われると本当に嬉しいですし、そういう記録を達成できたのは、STAY(ファンの名称)の皆さんのおかげだと思っています。本当に感謝しています」と感謝した。そしてスンミンも「僕もミリオンセラーというのは、まるで夢のようです。もっと頑張らなきゃなというプレッシャーもあります。これからも僕たちは色んなことに直面すると思いますが、色んな夢を叶えられるように、もっと努力をして頑張りたいという気持ちでいっぱいです」と、今後の意気込みを語った。

さらに新曲「Scars」のポイントについて、「Stray Kidsというグループのより成長した姿と、僕たちのストーリー、僕たちが経験した物をもとに書いた歌詞なので、歌詞を聴きながら曲に集中していただけると嬉しいです」と、ハンが明かした。

そして恒例の曲振りの時間に。今回はStray Kidsから、“ダンスをしながら可愛く曲振り”というリクエストが。「(小悪魔的な表情で)はい。それでは聞いてくださいStray Kidsで『Scars』です、どうぞ」という紹介には、「めちゃくちゃ可愛いです!」と、Stray Kidsも大喜びしていた。

さらにここからはStray Kidsのブラッドに迫ることに。影響を受けたアーティストとして名前があがったのが、所属事務所の先輩である2PM。中でも「My House」という曲が、最近再ブレイク。楽曲についてフィリックスは、「この曲の振り付けはすごく人気がありますし、色んなアーティストの人たちがこのダンスを真似て動画にアップしているんです。僕たちも、このカバー動画を作ってYouTubeにあげたことがあります」と説明した。

田中圭から、セクシーなダンス以外で2PMの尊敬できる点を尋ねられると、リノは「2PM先輩を尊敬しているのが、『Make it』という曲を作ったときに、何度も修正を加えながら長い時間かけてレコーディングをされたと聞きました。2PMという大先輩のポジションでも、それだけの努力をしてレコーディングをしているという姿は、見習いたいと思います」とコメントした。

さらにチャンビンが2PMに言われて心に残っている言葉として上げたのが、「練習は練習室で完璧にこなして、ステージの上ではただ楽しみなさい」という言葉だった。これは役者にも通じるものがあったのか、この言葉を聞き、MC2人も納得していたという。そしてスンミンも、「よく言ってくださる言葉なのですが、これほどリラックスできる、緊張感をほぐしてくれる言葉はないと思います。音楽番組のスケジュールや、重要なステージの前とかにお会いすることがあって、いつも力強い励ましの言葉をもらっています」と、2PMの存在の大きさを語った。

そして話題は今回2曲目となる楽曲のことに。披露するのは2PMの「Again & Again」。この曲に決めた理由をバンチャンは、「僕たちは以前、番組を通じて先輩の『Again & Again』のカバーを披露する機会があったのですが、その時にStray Kidsのカラーでアレンジして表現したんです。今回はそれを久しぶりに、皆さんにお見せしたくて準備をしました」と明かした。さらにフィリックスも「『Again & Again』はパク・ジニョンさんが作詞・作曲をした曲です。僕たちが少し違った味わいでこのステージを作って、Stray Kidsらしい『Again & Again』に仕上げたので、ぜひ楽しみにしていてください!」と熱い思いを伝えた。

記者 : Kstyle編集部