「釜山国際映画祭」2年ぶりの開催から10日間の日程を終え本日閉幕

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写真=OSEN DB
10月6日に開幕した「第26回釜山国際映画祭」が10日間の日程を終え、本日(15日)閉幕を迎えた。新型コロナウイルスのパンデミックで、2年ぶりに開催された釜山国際映画祭だったが、ゲストの招待から防疫まであらゆる面で成功した。

今年の上映作品は、70ヶ国から223本が招待され、コミュニティBIFFを通じて上映された韓国国内外の映画は63本だった。昨年は1本1回の上映となっていたが、今年は防疫規則を守り、上映回数を2~3回に増やした。映画の観覧によって新型コロナウイルスに感染しないことを改めて証明した。

オープントーク、スペシャルトーク、野外舞台挨拶、マスタークラス、ハンドプリントなど、これまで行ってきた様々なイベントが今年も続き、新設された「アクターズハウス」「オンスクリーン」にも映画ファンが殺到し、盛況を博した。

ソン・ジュンギとパク・ソダムが開幕式の司会を務めたが、2人は開幕式の午前から練習し、本番でも大成功を収めた。

レッドカーペットにはこれまで会えなかった韓国スターたちが登場し、ファンを喜ばせた。名俳優アン・ソンギとチェ・ミンシクからチョ・ジヌン、パク・ヘイル、チャン・ヒョンソン、ユ・アイン、オ・ユナ、オム・ジウォン、ハン・ソヒ、イ・ソム、アン・ボヒョンなどベテランから新人までが大勢登場した。彼らは久しぶりのレッドカーペットに、喜びと感謝の言葉を伝えた。

新型コロナウイルスで韓国国内外の映画祭がそれぞれの方法でニューノーマル時代に合ったイベントの方向性を模索しているが、今回「第26回釜山国際映画祭」が試みた動きはひとつの成功事例を作った。

今年は、開幕式と閉幕式、オープントーク、屋外舞台挨拶などの主要プログラムのイベントは、徹底した防疫指針のもとで行われた。映画祭の関係者とボランティア、そして取材陣からPCR検査の陰性証明書と、2週間が経過した2回目のワクチン予防接種証明書を必須書類として受け取った。

また、映画館は収容人数の50%の人数が入場可能で、屋内外の映画館と全てのイベント会場でソーシャルディスタンスが適用された。これとともに、入場時に身元情報を登録する安心コールの出入り管理、体温測定を行い、イベントが終わるとすぐに場内消毒を実施し、感染防止に備えた。

昨年は新型コロナウイルスでほとんどの行事が中止か、あるいはオンラインで行われたが、1年間準備に万全を期した釜山国際映画祭が“WITHコロナ時代”に備えた初の試みを成功させたことは意義深い。

記者 : キム・ボラ