ファン・チヨル、新曲「最後だと言いそうだった」の魅力を語る“すぐに口ずさめる曲だと思います”

OSEN |

写真=TEN2エンターテインメント
歌手のファン・チヨルが新曲「最後だと言いそうだった」をリリースした。

ファン・チヨルは先月12日午後、各音楽配信サイトで新曲「最後だと言いそうだった」を発売した。

新曲「最後だと言いそうだった」は、別れが近づいていることを感じたある人の気持ちを表現したバラード曲で、今すぐにでも最後だと言いそうな相手を見つめながら、少しでも一緒にいたい、引き止めたいという気持ちを叙情的なメロディーに収めた。

静かに語るような導入部が過ぎ、ファン・チヨルの切なくも淡々と語るような声とストリングスが切ない雰囲気を倍増させると共に、率直な歌詞が感性を刺激した。

今年4月にリリースしたミニアルバム「Be My Reason」以来、5ヶ月ぶりにカムバックしたファン・チヨルは、持ち前のハスキーで切ないボーカル、より一層グレードアップした別れの感性を込めた別れの歌で寂しい秋、リスナーと感情を共有する。

ファン・チヨルは、インタビューで新曲に関するさまざまな話を聞かせてくれた。

――4月にリリースしたミニアルバム「Be My Reason」から5ヶ月ぶりのカムバックです。カムバックの感想はいかがですか?

ファン・チヨル:前回のアルバム「Be My Reason」とタイトル曲「Two Letters」を気に入ってくださって本当にありがとうございました。多くの方が応援してくださったおかげで、第一歩をうまく踏み出すことができたと思います。感謝の気持ちに応えるため、また素敵な音楽をお届けすることになりましたが、新曲を出す度に緊張しています。

――新曲「最後だと言いそうだった」を紹介してください。

ファン・チヨル:「最後だと言いそうだった」は、別れを直感し、相手が今にも私たちはもう終わりだと言いそうな状況を描いた曲です。それでもまだ未練いっぱいの男性が、少しでも一緒にいたくて引き止めたい気持ちを込めました。

――所属事務所のTEN2エンターテインメント設立後、2番目の新曲です。最初のアルバムの責任感を乗り越えて、感慨深いと思います。

ファン・チヨル:先ほどお話しましたように、本当に多くの方が好いてくださり、応援してくださったおかげで、事務所の設立後初のアルバムも期待以上の成果を得ることができました。今回の新曲はもちろん、これからも頑張って音楽活動してほしいという意味だと思いながら、素敵な音楽をたくさんお聴かせします。

――“韓流バラーダ―”と呼ばれるほど、ファン・チヨルさんといえばバラードが思い浮かびます。今回の新曲もバラードですが、一番気を使った部分はどこですか?

ファン・チヨル:大衆音楽市場でバラード曲がかなり多いので、少しでも他のポイントを掴もうと努力しました。今回の新曲では、サビの音節を少し増やして、水が流れるように展開するメロディにアクセントを与えました。そして、聴く方々が楽な気持ちで長く聴けるよう、ボーカル的にも荒いトーンは少し減らして、できるだけソフトに歌うようにしましたし、曲全体の雰囲気もそのように作りました。

――済州島(チェジュド)オールロケで行ったミュージックビデオの撮影に関してビハインドストーリーがありましたら教えてください。

ファン・チヨル:済州島はいつも天気が一番心配な部分だと思います。撮影の日付が決まってからも、行く前日まで天気予報を随時確認しましたし、幸い撮影当日は雨の予報がなくて撮影を進めたのですが、突然大雨が降ってきて驚きました。天気の変化で少し苦労しましたが、これもまた過ぎたら思い出のようですし、そして黒豚は本当においしかったです(笑)。

――“別れのバラードの定番”と呼ばれるほど多数の別れのバラードナンバーで愛されてきました。今回の新曲にはどんな別れの感性を入れましたか?

ファン・チヨル:本当に別れが目前に迫った状況を描写した曲ですので、別れを迎えて準備する過程をよりリアルに描きました。

――今回の新曲で逃してはいけない聴きどころはどこですか?

ファン・チヨル:聴いてみると、サビに「クッ(終わり)」という単語が何回も繰り返されます。この部分がポイントになって歌詞がすぐに耳に入りますし、またすぐに口ずさんでいる自分がいると思います。メロディーと歌詞、両方とも覚えやすい曲なので、すぐになじむと思います。

――本人のどんな魅力がバラードとよく合うと思いますか?

ファン・チヨル:やはり僕の声のトーンがハスキーなので、どんな歌を歌っても少し悲しくなる傾向があると思います。ハスキーな声から自然に出てくる切ない雰囲気がバラードと出会ってプラスの効果を生み出すような気がします。

――歌手として今後の目標と計画を教えてください。

ファン・チヨル:僕の音楽を聴いてくださる方々が僕の歌によって喜び、幸せ、悲しみ、寂しさなど、生きていく中で感じる多くの感情を共有しながら音楽でコミュニケーションしていきたいです。

――最後にファン・チヨルさんの音楽を愛してくれる方々と、韓国国内外のファンに一言お願いします。

ファン・チヨル:近くで、あるいは遠くで変わらず応援してくださるファンの方々、いつも一日一日に感謝しています。これからも皆さんに素敵な音楽と多様な姿をお見せするために準備していますので、楽しみにしていてください。また会える日まで、いつもお元気でお幸せに!

記者 : チ・ミンギョン