リュ・スンリョン&オ・ナラ&キム・ヒウォンら出演、映画「ジャンルだけロマンス」愉快な撮影秘話も…豪華共演に注目(総合)

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長編映画に初挑戦するチョ・ウンジ監督と俳優リュ・スンリョン、オ・ナラ、キム・ヒウォンのケミ(ケミストリー、相手との相性)が期待を集める。

本日(12日)午前、映画「ジャンルだけロマンス」(監督:チョ・ウンジ)のオンライン制作報告会が開催された中、演出を務めたチョ・ウンジ監督とリュ・スンリョン、オ・ナラ、キム・ヒウォン、イ・ユヨン、ソン・ユビン、ム・ジンソンらが出席した。

同作は平凡ではないロマンスで絡み合った人々に出会って、仕事も人生も上手く進まないベストセラー作家のバラエティな私生活を描く。

短編映画「2泊3日」で「第16回ミジャンセン短編映画祭」の審査委員特別賞を受賞した俳優兼監督のチョ・ウンジがメガホンを取った。チョ・ウンジ監督の初長編映画である「ジャンルだけとマンス」に、多くの関心が寄せられている。

チョ・ウンジ監督は「多様な6人の人物が絡み合うことから展開されるストーリーを、関係という題材を通じて伝えたかった。彼らが関係によって成長していく愉快な物語を、描きたかった」と説明した。

続いて「胸がワクワクして期待する一方、怖くて緊張したりする。頭の中が複雑だ。観客の皆さんに公開することができて嬉しい」と、長編映画に初挑戦した感想を伝えた。

リュ・スンリョンはすべての国民が知っているベストセラー作家だが、7年目のスランプに落ちて一文字も書けないヒョン役に扮する。彼はチョ・ウンジ監督について「とてもよかった。ハイクオリティのディレクションに驚いた。気を使わなかった部分まで生気を吹き込んでくれた。とても繊細だ」と賛辞を送った。

作中の演技については「実際にセリフがアドリブであるケースが多い。僕は事前に勉強するスタイルだ。行動は制御できない。行動部分でアドリブが多い」とし「ム・ジンソンさんを引っ張る過程でお尻を殴ったこともあり、キム・ヒウォンさんをタクシーに乗せる過程で殴った時もある。2人ともびっくりした。それでリアルな反応を込めることができた」と伝えて視線を集めた。

これにキム・ヒウォンは「カメラによく収められていてほしい。とても痛かった。ペタペタと音がしたが、すごい痛みだった。本当にびっくりした」と述べた。ム・ジンソンも「撮影初日だったので、先輩を見て緊張していた。僕が眠ってしまって先輩が支えてくれるシーンだったけれど、まるで鞭で僕のお尻を打つように、ペタペタという音がした。家でシャワーを浴びたが、実際にお尻に手のひらの跡が赤く残っていた」と付け加えた。

リュ・スンリョンはム・ジンソンとのケミについて聞かれると「ムジン(韓国語でとてもという意味)面白かった」と冗談を言った。そして「特別に僕が準備しなくても、びっくりしたり驚愕するほどの愉快なケミがあった。撮影に突入すると、僕がそうなる。たくさん練習してくる」と褒めた。

オ・ナラのキャスティングについては、また「とてもよかった」と答えて笑いを誘った。リュ・スンリョンは「台本を確認して『こんなスタイルならいいのに』と漠然と思っていたけれど、オ・ナラさんのキャスティングニュースを聞いて、シンクロ率が完璧だと思った。前作を見て『あの女優、いいね。共演してみたい』と思っていたから、嬉しかった」と述べた。

オ・ナラは「リュ・スンリョンさんが出演した『僕の妻のすべて』という作品で、私が端役として出演した。当時、共演できなかった残念さを解消することができた」とし「実は意外だなと思った。ヒョン役とスンモ役を変えた方がいいじゃないかなと思っていたが、実際に撮影してみたら、2人ともぴったりだった」と語った。

彼女はヒョンの元妻であり、完璧主義者のワーキングマザーのミエ役に扮した。オ・ナラは「いいセリフが多い。面白いセリフが多くて、アドリブが要らないほどだった。それをよく表現しようと、チョ・ウンジ監督とたくさん話し合った」と自信を示した。

続いて「話がよく通じて、アイデアがたくさん思い出した。私がよく表現したかは分からないが、“セリフの美味しい店”‘という言葉が遜色がないほど満足している」と述べた。

ヒョンの親友であり出版社代表のスンモ役は、キム・ヒウォンが演じた。スンモはヒョンの元妻のミエと秘密恋愛をしていて、一触即発の緊張感を与える予定だ。

キム・ヒウォンは「台本を見て『面白いね』『斬新だな』『魅力的な作品だ』と思った。台本が気に入って出演した。普段、ロマンスに挑戦したかったけれど、『あれ、これロマンスだね』と思った」と出演理由を明かした。

作中のロマンスについては「期待してもいだろう」とし「オ・ナラさんが僕より強いキャラクターだ。一緒にいると、口数が少なくなる。作品の中で、彼女が僕に小言を言うシーンをよく確認することができるだろう」と、2人のケミをアピールした。

オ・ナラは「ヒョンと離婚してスンモと秘密恋愛をしているじゃないか。だからか、現場でもスンモと恋愛していると、嫉妬する。その姿がとても可愛くてありがたい」と和気藹々とした撮影現場の雰囲気を伝えた。

ム・ジンソンは作家のヒョンと共同執筆する、天才作家志願者ユジンに変身する。彼は200分の1の競争率を経てオーディションに合格し、「ジャンルだけロマンス」を通じてスクリーンデビューする。

彼は「競争率が高かったという話を聞いて、負担を感じた。そのような状況で、僕が尊敬していたリュ・スンリョン先輩と共演するのでたくさん緊張した」とし「緊張をほぐす方法を探す中、リュ・スンリョン先輩が明るく微笑んでいる写真をメッセンジャーのプロフィールイメージとしてアップすることにした。毎日起きる時、連絡するたびに写真を見た。なのに、リュ・スンリョン先輩が『恥ずかしいから削除してほしい』と言った」と伝えて笑いを誘った。

続いて「スクリーンデビュー作だ。キャスティングされたという話を聞いて実感できなかったし、とても幸せだった。真夏の夜の夢のように、夢を見る感じで撮影した」と感想を伝えた。

そして「現場でたくさん緊張していたけれど、リュ・スンリョン先輩が僕の最大の能力を引き出すことができるよう、気楽な雰囲気を作ってくれた。またチョ・ウンジ監督も、僕が逃した部分について細かくアドバイスしてくださるなど、演技にだけ集中できるよう助けてくださった。この場を借りて、心から感謝を申し上げる」と付け加えた。

「ジャンルだけロマンス」は、韓国で11月に公開される。

記者 : カン・ダユン