ホン・サンス監督&キム・ミニ「第26回釜山国際映画祭」に不参加…出演俳優のみが出席へ

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ホン・サンスとキム・ミニが、「釜山(プサン)国際映画祭」に出席しないことが分かった。

ホン・サンス監督の26本目の長編映画「IN FRONT OF YOUR FACE」が10月6日に開幕する「第26回釜山国際映画祭」に「Introduction」と共に公式招待された。

6日の午後6時、映画の殿堂野外劇場で行われる開幕式には「Introduction」の主演であるシン・ソクホ、パク・ミソ、キ・ジュボンが出席する。7日の午後1時、CGVセンタムシティで行われる「IN FRONT OF YOUR FACE」の上映には主人公のサンオク役を演じたイ・ヘヨンならびにクォン・へヒョ、チョ・ユニが出席し、映画に関するトークを行う。

韓国で今年5月に公開したホン・サンス監督の25本目の作品「Introduction」も映画祭上映を控えている。8日の午後8時と9日の午後4時30分、ロッテシネマセンタムシティでは、キ・ジュボン、チョ・ユニ、シン・ソクホ、パク・ミソが参加する観客との対話が準備されている。

しかし、映画を演出したホン・サンス監督、また「IN FRONT OF YOUR FACE」の制作室長に名前をあげたキム・ミニはすべての行事に不参加となった。ホン・サンス監督とキム・ミニが「釜山国際映画祭」に参加しないのは、彼らに対する韓国国内の世論を考慮したものと推測される。

2016年末、ホン・サンス監督は妻Aさんに離婚訴訟を提起した。同年8月、キム・ミニとの不倫説が報道された後だった。3年にわたる法廷争いの末に2019年6月、裁判所はホン・サンス監督と妻Aさんの離婚訴訟1審で「原告(ホン・サンス監督)の請求を棄却する」という判決を下した。婚姻破綻の責任のある配偶者が相手の意思に反して離婚を要求することはできないという有責主義による決定だった。裁判部は「有責配偶者の離婚請求を原則的に許容していない」と理由を明かし、「婚姻生活の破綻について主な責任がある配偶者は、原則的にその破綻を理由に離婚を請求することはできない」と説明した。

ホン・サンス監督は法定代理人を通して「作品の演出と現在の生活に集中するため、離婚訴訟1審判決には控訴しないことにした」とし、「婚姻生活が完全に終了したという事実に変わりはない。社会的要件が整えられれば、再び裁判所に確認をお願いする」とした。その後ホン・サンス監督はキム・ミニと映画の制作に集中している。

「IN FRONT OF YOUR FACE」は、韓国で10月21日に公開を控えている。

記者 : ペ・ヒョジュ