Netflix「イカゲーム」今度は口座番号めぐりトラブル?相次ぐ個人情報の流出に非難の声も

Newsen |

写真=Netflix
韓国国内外でブームを巻き起こしているNetflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」が相次ぐ個人情報の流出で厳しい状況に直面している。

今月24日、あるネットコミュニティの掲示板には「イカゲーム」に登場する口座番号が実際に存在するという内容が掲載された。

あるネットユーザーが「イカゲーム」の口座番号に送金を試みると、「送金しますか」というメッセージが表示されたとし、その画面をキャプチャーした写真を掲載。写真そのものが捏造されたものでないなら、振込みを確認する文章が表示されたことは、まさに実際に使用中の口座であることを意味する。同作が誰かが使用する口座を流したとすれば、これは個人情報の流出問題になる可能性が高い。

同作が個人情報関連の問題を起こしたのは今回が初めてではない。先日、あるネットユーザーは「イカゲーム」に自身の電話番号が登場し、電話やメールが殺到したと訴えた。

これに対し、「イカゲーム」の制作会社は「同番号の所有者の方と数回電話し、円満な問題解決のため努力している」という立場を明らかにしたが、補償金として100万ウォン(約10万円)を提案したことが明らかになり、再び非難の声が殺到した。

さらに「イカゲーム」の中の番号と一桁だけ違う電話番号の所有者も被害を訴えており、流出問題は容易には収まらないとみられる。

写真=ネットコミュニティ
しかし、本日(27日)「イカゲーム」側は流出疑惑について「劇中に登場する口座番号は、制作の段階から使用できるように調整されたもの」と公式コメントを伝えた。

また、携帯番号の流出に関する被害者にも継続して協議を続けていると明かした。

200億ウォン(約20億円)をかけた「イカゲーム」で、これほど初歩的なミスが発生したことは言語道断だ。事前に電話をかけてみたり、1ウォンを送信しただけでも発生しなかったはずの電話番号、口座番号の流出を今になってどうやって補償できるのか。

Netflix「今日の世界のトップ10テレビ番組」で1位になるなど、ブームを巻き起こしているおかげで個人情報の流出による被害も史上最大級になっている状況だ。事前に確認するだけで玉に瑕になることも、被害者が出ることもなかったはずだ。

自由な創作活動には創作物の影響力を予想し、責任を負う態度も必要だ。現実には一時停止も、編集機能もないため、いくらでも修正が可能な制作過程で2回、3回検討しなければならなかった。人気の高さほど被害の規模も莫大になると懸念される今、「イカゲーム」側が被害者に合理的な補償案を提示し、再発防止のため対策を立てることを求める。

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記者 : イ・へジョン