元iKONのB.I、控訴せず刑が確定…麻薬投薬で懲役3年・執行猶予4年

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麻薬投薬の容疑で起訴された元iKONのB.Iが、控訴せずに執行猶予の判決を受け入れた。

B.Iは10日午後、ソウル瑞草(ソチョ)区ソウル中央地裁刑事合意25-3部で行われた麻薬類管理に関する法律違反などの嫌疑に対する第1審判決公判で、懲役3年、執行猶予4年を宣告された。さらに社会奉仕活動80時間、薬物治療受講40時間、追徴金150万ウォン(約15万円)の命令も下された。

第1審の判決に不服だった場合、宣告が行われてから2週間以内に控訴状を提出しなければならない。B.Iは控訴の意向を示さず、裁判部が宣告した懲役3年、執行猶予4年の判決が確定となった。

B.Iは2015年、YG ENTERTAINMENT所属のボーイズグループiKONのリーダーとしてデビューした。

彼は2016年4月~5月、歌手練習生出身のA氏を通じて大麻とLSDを購入した後、一部を投薬したことが2019年に明らかになり、今年起訴された。検察の捜査によると、B.Iは3回にわたって大麻を使用し、LSD8錠を購入した。

B.Iは、麻薬容疑が初めて報道された後、iKONからの脱退を発表したが、麻薬購入や使用については認めなかった。そして、新所属事務所IOKカンパニーを通じて、「過去の過ちを認め、すでに起こったことを取り返すことはできないが、これからの人生でより正しい社会人として、また世の中に役立つ方向について悩んできました」と伝えた。

IOKカンパニーは、第1審の有罪判決が行われた当日の9月10日、「B.Iは実刑を免れました」とし、「裁判部は、彼が罪をすべて認め、過ちを反省している点、初犯で同種の前科がない点、両親も被告人の先導を誓った点、周りの配慮で社会構成員としての適応の問題がない点などを考慮し、懲役3年・執行猶予4年を宣告し、最終判決が下されました」とコメントした。

また「B.Iは今回のことでファンの皆様、多くの方々にご心配をおかけしたことに対し深く謝罪し、申し訳ないと思っています。今後も深く反省し、自身を顧みて二度とこのようなことが発生しないように注意し、傷ついた方々に許してもらえるように正しい人になると誓いました」と付け加えた。

今回、B.Iの有罪判決により、5月に特定犯罪加重処罰法上の復讐脅迫などの容疑で起訴されたYG ENTERTAINMENTの元代表プロデューサー、ヤン・ヒョンソクがどのような法的制裁を受けることになるのか、関心が集まっている。

B.Iに麻薬を渡したA氏は、2016年麻薬使用の容疑で逮捕された後、警察調査でB.Iに大麻を渡したことがあると供述した。

検察の控訴によると、ヤン・ヒョンソクは当時、YGの経営支援室長だったB氏からA氏の警察供述に関する報告を受けた後、B氏を通じてA氏をYGのオフィスに呼び、供述を翻すように脅迫した疑いがもたれている。彼は、A氏に嘘の供述するよう強要し、「いい子にならないと」「僕は調書を全部見られる」「君一人殺すのは朝飯前だ」などの脅迫をしたという。

その他にもヤン・ヒョンソクは業務上背任の疑い(供述を翻した見返りとしてA氏に支払った弁護士費用をYGの資金で支払った疑い)、犯人逃避教唆罪容疑(A氏がB.Iに関する供述をこれ以上できないよう、C氏と共謀してアメリカに逃避させようとした疑い)が持たれている。

ヤン・ヒョンソクは8月13日に行われた公判準備期日で、法定代理人を通じて検察公訴の内容を否定した。彼はA氏との出会いは認めながらも、脅迫はしたことがないと主張している。彼の今回の容疑に関する1回目の公判は、11月5日に開かれる。

・元iKONのB.I、麻薬投薬の疑いで執行猶予に…事務所が謝罪「深く反省し、正しい人になると誓った」(全文)

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記者 : ファン・ヘジン