BTS(防弾少年団)、文在寅大統領とともに米ABCニュースに登場…特使としての活動の感想や影響力を語る

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写真=大統領府 公式Twitter
BTS(防弾少年団)が、ムン・ジェイン(文在寅)大統領とともに米ABCニュースのインタビューに登場した。

22日、大統領府によると、BTSはこの日、米ニューヨークでムン・ジェイン大統領と米ABCとの同伴インタビューのスケジュールをこなした。今回のインタビューは、全世界の会員国を代表して招待されたムン大統領と、未来世代の代表として招待されたBTSの「第76回国連総会」の特別行事である「SDGモーメント」への出席をきっかけに行われた。

ムン大統領はインタビューで、気候変動、パンデミックなど、世界的な課題の解決に向けた韓国政府の努力と韓国のソフトパワーなどに言及した。BTSは、特別使節としての活動の感想と抱負、自分たちの良い影響力などについて語った。インタビューに先立って、ムン大統領と丁寧にグータッチの挨拶も交わした。

ムン大統領とBTSが出演するABCのインタビューは、現地時間で24日の午前と午後に「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)」、25日に「ナイトライン(nightline)」を通じて、米全域で3回にわたって放送される。インタビュー映像は、大統領府の公式YouTubeやSNSを通じても公開予定だ。

BTSは最近「未来世代と文化のための大統領特別使節」に任命され、ムン大統領の海外スケジュールに同行するため、9月18日に仁川(インチョン)国際空港を通じてニューヨークに出国した。そして20日、ニューヨーク・国連本部で開催された「第76回国連総会」の特別行事に参加し、約7分間、韓国語で演説を行った。

BTSはパンデミックの中でも勇気と希望を失わず、前に着実に進んでいる未来世代に対して「新型コロナウイルスによる“ロスト・ジェネレーション”ではなく、“ウェルカム・ジェネレーション”という名前がよりふさわしいと思います。変化を恐れるよりも“ウェルカム”と言いながら、前に進んでいく世代という意味です。可能性と希望を信じているなら、予想外の状況でも道を失うのではなく、より新しい道を見つけられると信じて疑わないためです」と述べた。

同時に、新型コロナウイルスのワクチン接種の重要性を強調し「僕たち7人は全員ワクチンを接種しました。ワクチン接種は僕たちを待っているファンの皆さんに会うため、そしてこの場に来るための、一種のチケットのようなものだと思っています。本日お伝えしたメッセージのように、僕たちは僕たちが今できることをやっています」とし「ワクチン接種もそうですし、新しい日常を続けていくための努力を継続しています。僕たちは顔を合わせて会える日がそう遠くないと思います。新たに始まる世界で皆さんに、そしてお互いに『ウェルカム』と言ってあげられたら嬉しいです」と話した。

また、BTSは大統領夫人のキム・ジョンスク氏と共に20日、ニューヨーク・メトロポリタン美術館・韓国室を訪問した。彼らは新羅(シルラ)の金銅半跏思惟像、高麗(コリョ)時代の青磁の笛、現代の粉青沙器と白磁壺などの展示品を観覧した。

大統領府によると、BTSのメンバーたちは金銅半跏思惟像を見ながら「好きな作品だ」と述べ、リーダーのRMは「白磁壺の歪んだ形から魅力を感じる」と感想を伝えた。

キム・ジョンスク氏とBTSのメンバーたちは、美術館のルーフガーデンに設けられた韓国工芸品伝達式にも出席した。キム・ジョンスク氏は「韓国室にある、韓国から来たさまざまな文化遺産と現代の作品が、文化外交使節の役割を果たしている」とし「韓国室が、躍動する今日の韓流を世界の人々に伝える意味深い空間になることを願う」と述べた。

BTSは「キム・ジョンスク夫人と韓国室を観覧し、こみ上げてくるものがあった」とし「韓国を代表する未来文化特使として、韓国文化の偉大さとK-カルチャーの可能性をより一層拡張させて、さらに広げていくことができるように使命感を持って一生懸命に頑張りたい」と意気込みを語った。

記者 : ファン・ヘジン