YGヤン・ヒョンソク前代表、元iKONのB.Iの麻薬投与隠ぺい容疑を否認…11月に正式裁判へ

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写真=マイデイリー DB
元iKONのB.Iの麻薬捜査をもみ消そうとした容疑で起訴されたYG ENTERTAINMENTの元代表ヤン・ヒョンソクの裁判に、当時この疑惑を捜査していた警察官が最初の証人に選ばれた。

本日(17日)午前、ソウル中央地方裁判所刑事合議23部(部長判事:ユ・ヨングン)は、検察と弁護人が出席して開かれた2回目の公判準備期日を終結させて、11月5日に正式裁判を開くことにした。警察官のA氏は、この事件の公益情報提供者であるB氏の情報提供の供述と、その後主張を覆した供述を全て聞いた人物だ。

今後の裁判では計7人の証人尋問が行われる予定で、裁判部はこのうちA氏を最初の証人として呼んで、事件の全体的な経緯を把握する計画だ。

同日、ヤン・ヒョンソク元代表の法定代理人は捜査のもみ消し有無を判断する手掛かりであるB氏の携帯デジタルフォレンジック(保存されている文書ファイルやアクセスログなどから、犯罪捜査に資する法的証拠を探し出すこと)結果について、原本性、無欠を認めるのが難しいとし、証拠の採択に同意しなかった。

これに対して検察は「警察に提出された携帯をそのままフォレンジックしたものなのに、理解できない」と反論た。これに対し、ヤン・ヒョンソク元代表の法定代理人は「警察が既に捏造された資料をフォレンジックした可能性があるため、捏造の有無をまず確認すべきた」と合意しなかった理由を説明した。

これを含めて裁判部は「検察が客観的に証明するように」と要求し、ヤン・ヒョンソク元代表はこれを分析し、今後の裁判にデジタル証拠に関する意見を出す予定だ。

ヤン・ヒョンソク元代表は、2016年8月に麻薬投薬の疑いで取り調べを受けていた元アイドル練習生出身のB氏が、B.Iの麻薬購入疑惑を供述すると、B氏を懐柔および脅迫し、B.Iに対する捜査をもみ消そうとした疑いが持たれている。

B氏をアメリカへ出国させようとした犯人逃避教唆の疑いも持たれているが、B氏に出国を指示した所属事務所の代表が現在、海外に逃避中であるため、該当容疑に対する司法処理を保留する参考人中止処分が行われた。

公判準備期日で検察は「ヤン・ヒョンソク元代表は、YGのスタッフであるキム氏からB氏の警察供述に関する報告を受けた後、B氏をYGのオフィスに呼びだし、B.Iに対する供述を覆して、虚偽の供述をするよう脅迫した」とし、この過程でヤン元代表は、「『良い子にならないと』『私は調書をすべて見ることができる』『あなた一人を消すのは簡単だ』など、元アイドル練習生のB氏に危害を加えた」とし、公訴事実の要旨を明かした。

しかし、ヤン・ヒョンソクの法定代理人は「公訴内容を全面的に否定する」とし、「B氏に会って話し合ったことは事実だが、虚偽の供述をするように脅迫したり、強要したことはない」と反論した。

記者 : パク・ユンジン