LA POEM、タイトル曲「OASIS」のMVを公開…砂漠の中のオアシスで希望と愛を表現

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写真=MOSS MUSIC
LA POEMが完成度の高い希望の歌で、“声楽アベンジャーズ”としての存在感を見せつけた。

LA POEMは9月15日午後6時、各音楽配信サイトを通じてニューシングル「TrilogyIISperanza(希望)」を発売した。6月23日にリリースしたシングル「Trilogy I. Dolore(苦痛)」以来、3ヶ月ぶりに発表するニューシングルだ。

彼らは「Waltz In Storm」「偃月」の2曲が収録された「Trilogy I. Dolore(苦痛)」をはじめ、ダブルシングルプロジェクト「Trilogy」3部作を計画している。連作の2枚目のシングル「Speranza」には、LA POEMが抱く希望が込められている。最後のシングル「Vincere(克服)」は後ほど公開される予定だ。

最初のシングル「Dolore」で、“苦痛”という心情をユニークに表現したことに対し、2番目のシングル「Dolore」では砂漠の中のオアシスという素材を活用して“希望”を表現した。その希望の中心には“愛”という心情も存在する。今回のシングルには「OASIS」と「愛の歌」が収録された。2曲とも穏やかさの中に雄大さを込めたバラードジャンルで、ドラマチックな展開が印象的だが、基本的にポップ特有の安らぎを収めたポップクロスオーバースタイルの楽曲だ。

タイトル曲に決定した「OASIS」は、オアシスを通じて「Dolore」から「Speranza」につながる過程が直接的に描かれた歌だ。LA POEMの1stミニアルバム「SCENE#1」のタイトル曲「Gleamy Night」と少女時代 テヨンの「Can you hear me」、BUZZ「男を知らない」などを作曲したイ・サンジュン、チャ・ギルワンが共同で作曲した。作詞はLA POEM「SCENE#1」の収録曲「La Tempesta」だけでなく、f(x)の「4Walls」、テヨンの「Happy」などの歌詞を手掛けたイスランが手掛けた。

LA POEMは「乾いた足取りの中で目を開ける / 夢に描くように切実だったオアシスよ / 胸が張り裂けるほど待っていたこの瞬間 / Libiamo、libiamo 夢見てきた君よ」など歌詞を歌いながら、鮮やかに描かれる歓喜の瞬間を歌った。ソロパートでも調和のとれた流れが印象的だ。

「愛の歌」もイ・サンジュンとチャ・ギルワンが作曲を務めた。歌詞はBrown Eyed Soulのヨンジュンが書いた。彼特有の温かく詩的な歌詞が目を引く。豊かな感情の表現に集中した「OASIS」と異なり、「愛の歌」は淡泊な感情、メンバーらの純粋な魅力が際立つ楽曲だ。

LA POEMは、昨年4月から7月まで放送されたJTBC男性四重唱グループオーディション「ファントムシンガー3」の優勝者だ。テノールのユ・チェフンとパク・ギフンからカウンターテノールのチェ・ソンフン、バリトンのチョン・ミンソクまで、4人全員が声楽専攻だ。特に、正統派カウンターテノールのメンバーが含まれ、“声楽アベンジャーズ”という愛称で親しまれている。

グループ名は自由に生きる芸術家ボヘミアンを意味するフランス語「La Bohême」と、詩を意味する英語「Poem」を合わせたものだ。その名の通り、一編の詩のような歌を聞かせるアーティストとして、活動を続けている。

秋を迎え、もう一度穏やかで美しい音楽を持って帰還したLA POEMの今後の活動に期待が高まっている。

記者 : ファン・ヘジン