少女時代 ユナ、映画「手紙と線路と小さな奇跡」で観客を魅了“私自身が選択した道を歩んでいきたい”

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写真=SMエンターテインメント、ロッテエンターテインメント
少女時代のユナが、映画「手紙と線路と小さな奇跡」でシンクロ率200%の熱演で観客を魅了した。

ユナは最近、オンラインインタビューを行って韓国で公開された映画「手紙と線路と小さな奇跡」を紹介した。

「手紙と線路と小さな奇跡」は、行き来できる道は汽車の線路しかないが、汽車の駅がない村に実際に簡易駅を作るのが唯一の夢であるジュンギョン(パク・ジョンミン)と村の人々のストーリーを描く。慶尚北道(キョンサンプクド)奉化郡(ポンファグン)小川面(ソチョンミョン)汾川里(プンチョルリ)の住民たちが直接作り出した、韓国初の民間が設立した両元(ヤンウォン)駅から始まったストーリーだ。

これまで「コンフィデンシャル/共助」(2017)、「EXIT」(2019)を通じて“忠武路(チュンムロ:韓国映画界の代名詞)のブルーチップ”として浮上したユナが、スクリーンにカムバックして関心を集めた。彼女は今回「手紙と線路と小さな奇跡」で、積極的であり自称ミューズのラヒ役に扮して、熱演を繰り広げた。

ラヒはジュンギョンの非凡な才能に気づき、ジュンギョンを積極的にサポートする人物だ。ユナは堂々とした魅力のラヒを、彼女ならではの色で表現して、より一層溌溂として可愛らしい人物を表現した。初めて1980年代のスタイリングや方言の演技に挑戦するなど、これまで見たことがない変身で話題を集め、本作に活力を与えた。

この日、ユナは「手紙と線路と小さな奇跡」への特別な愛情を示した。彼女は「『手紙と線路と小さな奇跡』は台本を初めて見た時にも泣きましたし、映画を2回見ましたが、見るたびに泣いています」とし「ラヒは、私が挑戦したキャラクターの中で、最も純粋で可愛らしい魅力を持っています。衝動的に行動しても、とても可愛らしく感じられるんです。逆に誰かを引っ張って、力になってあげる姿も素敵だと思いました。私も誰かにとってそのような存在になろうと頑張っていますが、ラヒのようにはできないので、すごいと感じました。堂々とした魅力が良かったです」と述べた。

続けて「『手紙と線路と小さな奇跡』の背景が1980年代というのも良かったです。別の時代を描く作品に挑戦してみたいとずっと思っていました」と付け加えた。

また、初めて挑戦した方言の演技について、彼女は「方言が大変でした。最初は私にできるかなと不安に思いましたが、方言がラヒの魅力で、この映画の中でも大きな役割を果たしていると思ったので一生懸命に練習しました」と語った。

彼女は「台本が黒くなるほど頑張って練習し、録音を聴きながらセリフを言ったりしました。何よりも方言が一番先に耳に入ると思うので、不自然に感じられたら映画に集中できないだろうと心配になりました。ですから方言を最優先に練習しました」と伝えた。

なんと動員観客数942万人を記録した映画「EXIT」以来、「手紙と線路と小さな奇跡」でスクリーンに戻ってきたユナ。前作の成功によるプレッシャーはなかったのだろうか。

彼女は「そんなに気にしていません。結果がどうなるかは誰も分かりませんから。私は私だけの基準で、作品を選択しています。『EXIT』が成功したから、今回はこのような作品をした方がいいんじゃないのか、などと思ったことはありません。そのような作品があるとしても、時期が合うのは珍しいです」と成熟した一面をアピールした。

続いて「ただ『手紙と線路と小さな奇跡』は出演したいと思いましたし、しなければならないと思いました。台本を読み終えると同時に出演しようと決心し、後悔のない選択だったと言えます。成功した作品があって感謝していますが、『手紙と線路と小さな奇跡』も良い反応を期待しています」と笑顔を見せた。

またユナは「演技に触れたのも早かったですが、歌手活動が多かったので、まだまだ演技で足りない部分は多いと思います。これからも着実に一つずつ挑戦してみたいことに挑戦したり、私が選択した道を歩いていきたいです。作品を選ぶ時にも、深く悩まないようにしたいです。自分の選択でやった方が、終わってからも満足感が大きいです」と伝えた。

パク・ジョンミンとのケミ(ケミストリー、相手との相性)はどうだっただろう。ユナは「とても気楽で、元々知っていた関係のように過ごせました。私も親しくなろうと努力する性格ですが、兄さんが先に声をかけてくださり、受け入れてくださったのでケミが良かったです。“方言の演技”という共通の課題がある状態でスタートしたのも良かったのかもしれません」と高い満足感を示した。

彼女は「実は『手紙と線路と小さな奇跡』はラヒというキャラクターをどう演じたのか思い出せないほど、ジョンミン兄さんと楽しく遊んできたような感覚で撮影しました。ユナとパク・ジョンミンとして過ごした時間が、ラヒとジュンギョンにも染み込んだんだと思います。とても幸せで楽しい、ありがたい撮影現場でした」と述べた。

これと共に、パク・ジョンミンが少女時代の熱血ファンであることを告白したことについて、彼女は「インタビューを見て、兄さんにメールを送ったら『私の心の中のスター、ユンプロディーテー(ユナ+アプロディーテー、ユナの愛称)』と返事をくれました。『これ何?』と思いました。少女時代の熱血ファンかもしれないけど、私のファンではない感じがしました」という反応を見せて笑いを誘った。

パク・ジョンミンが「手紙と線路と小さな奇跡」だと表現したほど、ユナは「私もジョンミン兄さんとの共演が“ミラクル”だと思いました。一緒に撮影できてよかったです。本ももらいましたが、本当に感謝しています」と伝えた。

記者 : キム・ナラ