※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
俳優のイ・テゴンが、パク・チュミとの70分間のシーンに言及した。

イ・テゴンは最近韓国で放送が終了したTV朝鮮の週末ドラマ「結婚作詞 離婚作曲2」で、神経精神科の院長シン・ユシン役を演じた。

「結婚作詞 離婚作曲2」は、成功した30代、40代、50代の魅力的な3人の女性主人公に訪れた、想像もできなかった不幸に関する物語で、本物の愛を探す夫婦たちの不協和音を描いたドラマだ。イ・テゴンは愛妻家の仮面をかぶって、裏では不倫をするシン・ユシンを描き出した。

シーズン2ではアミ（ソン・ジイン）と不倫しているという事実に気づいた妻サ・ピヨン（パク・チュミ）から離婚を通知された。しかし、シン・ユシンは反省するどころか、サ・ピヨンの男性関係を疑って執着するなど、露骨な姿で視聴者たちの怒りを誘発した。この過程で、ドラマの歴史に残るほどの展開が繰り広げられた。シン・ユシンとサ・ピヨンが70分にわたって口げんかする場面だけで12話を満たした。2人の熱演は放送直後、大きな話題を集めた。

イ・テゴンは最近行われたNewsenとのインタビューで、「70分の対話シーンの秘話を聞かせてほしい」というリクエストに、「本当に準備に苦労しました」と口を開いた。

彼は「あの時は他の回の分もたくさん撮っていましたので、準備する時間がなかったんです。録音をして聴いて過ごしました。本当に時間がもっとあったなら、もっと良いシーンが撮れたと思うけど、それでも満足しています。70分間あのように演技するというのは、世界的にも初めてのことでしょう。心配も多かったですし、視聴率が低下したらどうしようとも思いましたが、幸いなことに無事に終えました」と述べた。

またイ・テゴンは「これは実際に見た方だけが分かると思いますが、カメラ3台で30ページ以上を一度に撮りました。NGもそう多くは出なかったです。パク・チュミさんも本当にたくさん準備をしていたようです。心配していたよりも順調に撮れたのですが、もう一度撮ろうと言われたらできないと思います」とつけ加えた。

70分間の2人のシーンを除いて、シーズン2で最も印象深かった場面はどこだろうか。イ・テゴンは「サ・ピヨンと離婚後、嫉妬するシーンがあります。しかし、僕の性格上嫉妬はしないんです。そのようなことを表現するスタイルではないです。それが難しく、理解ができませんでした」とし「作家さんとも『これで合っているのだろうか』と話していました。少し間違えば男が情けなく見えてしまうかもしれないところですが、作家さんは『そうではありません。愛していればあのようになります』と言いました」と打ち明けた。

続いて彼は「僕はユシンが自身の間違いにより離婚もしましたが、情けない男にとらえられることは望んでいませんでした。『このキャラクターを情けなくはできない』と考え、神経をたくさん使いました」と告白した。

またイ・テゴンは「まだ未婚だが、結婚の考えはないのか」という問いに「僕より年上の先輩俳優たちも結婚をしていないのに、なぜ僕にだけ結婚をしないのかと問うのかわかりません」と話しながら「結婚は時期が来たらすると思います。まだ結婚する女性に出会えていないだけです」と明かした。

「撮影して結婚に対する考えが変わることはあったのか」という質問には「考えは変わりませんでした。なぜなら、結婚について普段からあまり考えていなかったからです」と答えた。続いて彼は「ただ、する時が来たらするものだと思っています。深くは考えていません。男性次第だと思いますし、女性もそうでしょうが、お互いにうまくやれば、問題はないと思います」と述べた。

シーズン3では、シン・ユシンのどのようなストーリーが描かれるだろうか。イ・テゴンは「よくわかりません。僕もまだ知りません」と言いながらも「もしやるのならば、キム・ドンミ（キム・ボヨン）の悪行についての内容が描かれるのではないでしょうか。僕の父（ノ・ジュヒョン）の事件もありますから、僕がそれを知って話が展開していくのではないかと思います。そうすればサ・ピヨンとの関係も変わるでしょうし、とても面白そうです」と話した。

イ・テゴンにとって「結婚作詞 離婚作曲2」は何を意味するだろうか。彼は「僕に最初の悪役を与えた作品です。これまでやってきたキャラクターとは全く別の役だったので、とても楽しく演じました。ユシンを忘れられないと思います」と明かした。

「人間イ・テゴンとしてシン・ユシンに伝えたい言葉はあるか」という質問には、「そのくらいの年になったら、子供のように行動せず、全部忘れなさい。現実に忠実になりなさい。家庭に忠実になりなさい。他のことはやらずに」と話した。続いて「病院にもあまり行かないようですが、病院にも行って仕事を一生懸命しなさいと言いたいですね」とつけ加えて笑いを誘った。