チョ・インソン、映画「モガディシュ 脱出までの14日間」で3年ぶりにスクリーン復帰…観客の反応に興味津々?“オールロケの撮影だったので…”

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写真=IOK COMPANY、ロッテエンターテインメント
俳優のチョ・インソンが映画「モガディシュ 脱出までの14日間」への出演感想を伝えて、最高のキャラクター更新を予告した。

最近、彼はオンラインインタビューを行い、新作「モガディシュ 脱出までの14日間」(監督:リュ・スンワン)の公開を迎えて、多様なエピソードを伝えた。

同作は実話をモチーフに1991年、ソマリアの首都であるモガディシュで、内戦によって孤立してしまった人々の命がけの脱出を描いた作品だ。新型コロナウイルスの感染拡大前に、アフリカのモロッコでオールロケで撮影を行い、エキゾチックな風光を盛り込んだ。

チョ・インソンは今作で、2018年「安市城 グレート・バトル」以来、約3年ぶりにスクリーンにカムバック。「ザ・キング」(2017)、「安市城」など出演する作品ごとにヒットに成功して、観客から愛されてきた彼が「モガディシュ 脱出までの14日間」ではリュ・スンワン監督、キム・ユンソクとの初作業で劇に新鮮な息を与えた。

彼は劇中、カン・デジン役に扮して熱演を繰り広げた。ソマリア大韓民国大使館のカン・デジン参事官は国家安全企画部出身で、大使館の職員たちを監視ならびに管理するキャラクターだ。大使館職員をけん制しながらも、協調が必要な時を知る目敏い人物。孤立した状況でみんなが困惑している時、鋭い判断力で安全を図り、火花のような推進力で脱出への意志を燃やしたりする。

この日、チョ・インソンは自身の誕生日である7月28日に「モガディシュ 脱出までの14日間」が公開されたことについて、「私も誕生日に公開することになるとは予想もできませんでした。誕生日に公開され、もっと意味深い映画になると思います。何よりも両親が喜んでくれたと思います」と述べた。

早くから口コミの影響で予約率1位を記録したことについて、心境を明かした。彼は「すべてに感謝しています。良くない状況であるにも関わらず、たくさん期待してくださってありがたいです」と謙遜した姿を見せた。

カン・デジン役については「道が開ければと思っていました。映画が重くて、極限の状況に見舞われているので、余裕を与えられる人物になれることを祈ります」と説明した。

リュ・スンワン監督との初作業はどうだったのか。チョ・インソンは「『モガディシュ 脱出までの14日間』は韓国映画の力で、リュ・スンワン監督だからこそ可能だったプロダクションでした。長年の経験、経験による判断、オープンマインド、こんなことがリュ・スンワン監督だけの力だと思います。監督は、映画しか知らない人です」と賛辞を送った。

今作の縁で、リュ・スンワン監督の次期作「密輸 1970」まで一緒にすることになったチョ・インソン。彼は「密輸 1970」の出演について「シナリオもろくに見ていません。監督が暇な時間をどうやって知ったのか、拒絶できないオファーをしてくださりました。『時間あるの?』と言われてすぐ『OK』と言いました」と深い信頼を示した。

先輩キム・ユンソクとの初共演にも、高い満足感を示した。チョ・インソンは「キム・ユンソク先輩との共演を夢見ている俳優は多いと思います。先輩と共演して、会える機会になって嬉しく、ありがたいと思っています」とし「先輩はシナリオの空いている部分まで埋める俳優です。現場でそんな姿を見て、また驚きました。私の視点よりもっと広く、映画を把握する姿に何度も感心しました。『私もできるかな』と思うほど、羨ましくてすごいと感じる現場でした。感動的で栄光でしたし、またこんな機会があれば嬉しいです」と尊敬の念を示した。

また「先輩が上手くリードしてくださったおかげで、すべての後輩が光を放つことができたんだと思います」と付け加えた。

それだけではなく、「キム・ユンソクが監督として演出作にキャスティングしたら、出演するのか」と尋ねられたら、迷わず「断る理由がありません。当たり前にどんな役割であり、機会があったらキム・ユンソク監督としても一緒に作業したいです」と答えた。

特に彼は「『モガディシュ 脱出までの14日間』は私が経験したことがない、オールロケ撮影の映画だったので、観客の方々の反応が気になります。完成されたのは1本ですが、今作のチームが集まって、生活したのを思ったら、3~4本の作品を一緒にした感じです。一緒に生活したので、別の映画で感じることができなかった集団を構成して、新しい家族に会った感じでした。一緒に食事することには、様々な意味が含まれているじゃないですか。どんな作品よりも、同僚出演陣との食事回数が多い作品でした」とエピソードを伝えた。

これと共に「モロッコでの撮影は、他人の視線は気にせず、ありのままの状況を見ることができるチャンスだったんです。他人の視線から脱したら、自分自身がよく見えて、歩くこと、食べることすべてが可能でした。なぜなら、ソウルでは知人たちに迷惑をかけるので自由にできません。その視線から脱した自由を感じました」と語った。

いつの間にかデビュー23年目になったチョ・インソン。彼はその心境を聞かれると「活動が長すぎた」と冗談を言って笑った。

すぐチョ・インソンは「若い頃にはデビューして20年になったら『今より簡単に演技できるだろう』と思っていたのに、今も難しいです。それでずっとやっているようです。演技への心構えは、新人の時と同じだと思います」と演技への情熱をアピールした。

続けて「上手くなりたいです。1つの仕事を長くしていると、実力が伸びないのが最も怖いんです。ただやればいいのに、上手くなりたいという考えが私をいじめます。それで私を一番苦しめるのは、自分自身だと思っています」とし「今は悩みを減らそうとしています。人は誰でも様々な悩みを抱いているじゃないですか。今は悩むよりは『勇気を出そう』と思っています」と告白した。

SNSをしない理由も公開した。彼は「しないじゃなくて、できません。もし、分かち書きでも間違えたら恥ずかしいじゃないですか」と答えた。

また、趣味について「お酒が好きで趣味のように飲みます。最近はゴルフの練習もしています」と語った。

最後に「『モガディシュ 脱出までの14日間』は40代になってから、初めて披露する作品です。この映画を起点に、これから多様な作品で挨拶したいと思います。映画をはじめドラマ、また機会があったらバラエティ番組を通じてコミュニケーションしたいです」と述べた。

記者 : キム・ナラ