カン・ハンナ、ドラマ「九尾の狐とキケンな同居」で演じたキャラクターへの愛を語る“素敵で愛らしい…様々な魅力を感じた”
MYDAILY |

カン・ハンナは最近、「九尾の狐とキケンな同居」の放送終了を記念して、オンラインインタビューを行った。
「九尾の狐とキケンな同居」は、999歳の九尾狐(クミホ)シン・ウヨ(チャン・ギヨン)とクールな女子大学生イ・ダム(ヘリ)が、偶然同居するようになることから繰り広げられるラブコメディーだ。カン・ハンナは劇中、人間になった元九尾狐のヤン・ヘソン役を演じて、ト・ジェジン(キム・ドワン)との甘いロマンスを披露した。

彼女は年の近い俳優が多く「友達に会う気持ちで楽しく撮影しました」と、撮影現場を思い出した。“九尾狐ズ”として呼吸を合わせたチャン・ギヨンについては「初撮影からシン・ウヨそのものでした」とし、Girl's Dayのヘリについては「現実の良かったケミ(ケミストリー、相手との相性)が、作品でもよく表現されたと思います」と語った。
カン・ハンナが演じたヤン・ヘソンは、700年間生きてきて、人間になって5年の元九尾狐だった。彼女は「九尾狐としてのヘソンの姿と、人間になったばかりのヘソンの姿をよく混ぜ合わせて、適切に表現しようと思いました」とし「九尾狐から連想されるようなイメージと、人間になったばかりのヘソンの姿。この2つの両面性を多彩に表現してみたかったです」と重点を置いた部分について説明した。
続いて、ヤン・ヘソンについて「素敵で、可愛くて、愛らしくて。様々な魅力を感じたし、演技者として新しい姿をお見せできるだろうと確信を持ちました」とし「ヘソンとのシンクロ率は80~90%くらいです」と率直に答えた。「ヘソンは派手で勇敢で、つんとして堂々とした性格だから。ささやかさと素朴さを探す私とは、少し違う部分がありました。それでも前向きに考える部分は、私に似ています」

ヤン・ヘソンは慣用語や外国語をあまり知らないが、コミカルな姿というよりは可愛らしい姿で描かれた。カン・ハンナは「最初はコミカルな姿を見せようとしました。だけど、わざとコメディっぽく作るのはダメだと思って、ヘソンの純粋さに集中しようとしました」と秘話を明かした。
残念ながら「九尾の狐とキケンな同居」でヤン・ヘソンの出演シーンは多くなかった。しかし、カン・ハンナは未練よりは満足感を示した。「ヘソンの登場シーンは少なかったですが、一度登場した時の存在感がすごかったと思います。毎シーン出てはいないけれど、ヘソンの役割としてはそれ以上の存在感を発揮したと思います」

ロマンスの相手役のキム・ドワンとは、すでに前作tvN「スタートアップ」で呼吸を合わせた。カン・ハンナは「呼吸を合わせた俳優と次回作で会うのは、私も初めてでした」とし「ロマンスとコメディで呼吸を合わせるのに最高の俳優でした。ト・ジェジンの純粋さと素直さ、両方とも備えた俳優だったのでとてもよかったです」と絶賛した。
彼女は「ヘソンは自分の純粋な心を開いてくれて、確認してくれたト・ジェジンに出会いました。ト・ジェジンと一緒に大学も卒業して、幸せに生きるんじゃないかなと思います」と、ト・ジェジンとヤン・ヘソンの将来を推測した。2人の間に赤い糸がなかったことについては「初めから赤い糸がなくても、2人は特別な運命だというのが確かだという気持ちで演技しました」と伝えた。
実際でも、ヤン・ヘソンとト・ジェジンのような甘い恋愛を夢見ているという。「ジェジンのように、ヘソンのように純粋で甘い、そんな恋愛を夢見ています。小さくてつまらなくても、最も価値があって意味があるんじゃないかと、いつもそう思っています」

「九尾の狐とキケンな同居」の中で、挑戦してみたいキャラクターがあったのか聞いた。カン・ハンナは「ヘソンが一番魅力的でした」としながらも、チャン・ギヨンが演じたシン・ウヨ役を選んだ。「ヘソンは純粋で世界について心を開いて生きてきたじゃないですか。シン・ウヨは長い間、虚しさも感じたと思うけれど、その年輪が感じられる人生を演技してみたいと思いました」

また「ドラマ撮影とラジオDJが重なって、忙しい日々を過ごしました。今年、大げさな目標は立てませんでした。いつも最善を尽くして、演技して、DJ活動もして、体に気を付けようと思っています。個人的には満足していて、意味のある上半期を過ごしたと思います」と付け加えた。
記者 : カン・ダユン