MONSTA X ヒョンウォン「7年後も今のようにファンの皆さんにずっと会いたい」

@STYLE |

183cmを超える高身長に小顔、はっきりした顔のパーツ、厚い唇まで……。少女漫画から飛び出してきたようなビジュアルで女心を揺さぶるMONSTA Xのヒョンウォン。最近では、できないことができない“オールラウンダー”がホットだというが、彼にピッタリの言葉だ。優れたダンスと歌の実力はもちろん、生まれて初めて作詞に参加した音源「Nobody else」がビルボードワールドデジタルソングチャートで10位を記録した。MONSTA Xの9thミニアルバムに収録された自作曲「Secrets」と作詞に参加した楽曲「BEBE」もワールドデジタルソングセールスチャートで上位にランクインした。

グループ活動で忙しい中、DJ活動まで続け、音楽の才能を発揮している。今後、演技にも挑戦するという彼は、音楽ウェブドラマ「また、FLY!」で天才ダンサーと呼ばれるアイドル役を演じることになった。それこそ彼にぴったりな役だ。アイドルの中でもダンスが上手で有名な彼が演じる天才ダンサー役は、一体どんな姿なのだろうか。これからが楽しみだ。

――実際に会って、改めてマンチッナム(漫画から飛び出してきた男)と呼ばれる理由がわかった気がします。ビジュアルや肌のケアの秘訣を教えてください。

ヒョンウォン:今回、グラビアを撮影するからというわけではありませんが、wellageの製品は本当にいいです。肌のケアについてよく分からなくて、乳液を一つつければそれで終わりでした。この前、wellageがトーニングパッドとシカクリームをプレゼントしてくれたので、一生懸命に使ってみました。確かに肌が綺麗になって不思議でした。乾燥肌でアトピーまであるのに、つけたら肌の鎮静効果もあって、しっとりした感じがしました。メイクさんにも「肌が綺麗になったね」と言われました。

――ミニョクさんと「インサオッパ」チャンネルで司会進行に抜擢されました。毎回新たな一面を見せてくれると聞きましたが、期待しても良いですか?

ヒョンウォン:現在は3回目まで撮影しました。これまでやったことのないキャラクターをしてみたら 「僕にこういう一面もあったんだ」と思ったりします。ミニョクとは一緒に過ごした歳月が長いからか、息が合います。僕たちも「これが本当の親友ケミ(ケミストリー、相手との相性)だね」と言ったほとです。ファンの皆さんが待ちに待ったミニョクとヒョンウォンがついに一緒に(番組を)することになりました。抜群のケミを楽しみにしていてください。

――「GAMBLER」の活動は、特に「MONSTA Xがさすがの成果を収めた」という印象でした。活動を無事に終えた感想を教えて下さい。

ヒョンウォン:今回のアルバムはメンバーたちにとっても、特に意義深いものでした。メンバーたちも積極的に制作に参加したアルバムなので、愛着があります。実は、カムバックする前にプレッシャーが多かったんです。ファンの期待を裏切りたくなくて、より一生懸命に準備しました。そのおかげで、満足できる成果が出せたのだと思います。何よりメンバーがみんな怪我せず、無事に活動を終えることができてよかったです。

―― ヒョンウォンさんも積極的に制作に参加していましたね。自作曲「Secrets」から、自ら作詞したファンソング「BEBE」まで、たくさん参加したと思います。

ヒョンウォン:個人的に挑戦してみたいと思ったことを今回のアルバムにたくさん盛り込んで、喉の渇きが解消される感じでした。普段はポップジャンルが好きで、メンバーたちの声と魅力にもよく合うと思いました。「Secrets」をメンバーたちがカッコよく歌ってくれたので、本当に満足しました。作詞した「BEBE」は、僕が参加した音源の中で一番難しい曲でした。ファンの皆さんに本心が伝われば嬉しいと思ったのですが、それを歌詞で表現することは容易ではなかったです。書いては消して、書いては消してを数え切れないほど繰り返しました。過程は大変でしたが、ファンの皆さんに喜んでもらって嬉しかったです。まだ未熟な部分が多いので、100%満足したとは言えません。特に自作曲がさらにそうです。それでも感動したと言ってくださるファンの皆さんを見ていると、僕のほうがもっと感動します。もっと良い結果をお見せできるように努力します。

―― 作曲の才能が格別だと思います。人生初の自作曲「Nobody else」でビルボードワールドデジタルソングチャートにランクインするほどではないですか。

ヒョンウォン:気に入っていただいてありがたいですが、未熟な部分が多いのも事実です。曲が良いというより、メンバーたちのおかげではないでしょうか。メンバーたちが準備したお膳にスプーンだけのせた感じでしょうか(笑)。過大評価だと思います。

――とても謙遜していますね。休みの日にも時々曲の制作をするほど努力家だと聞きました。

ヒョンウォン:普段は完璧主義とは程遠いですが、曲の制作をする時だけは「完璧」に近づきたくてたくさん努力しています。速く作業するタイプではなくて、ひとつの楽曲をつくるためにはかなり時間がかかります。「Nobody else」は「FANTASIA X」の時から準備していた曲です。満足できなくて、次のアルバムにと先送りにしました。僕のわがままで良いタイミングに曲が出ないことがないように、普段から曲作りをしておこうと思っています。前もって準備をしておいた方が気が楽なので。

――MONSTA Xと言えば、音楽もよくてパフォーマンスも素晴らしいです。一番記憶に残っているパフォーマンスはありますか?

ヒョンウォン:「Shoot Out」です。その前も強烈なステージをお見せしていましたが、世間の人々に「パフォーマンスが素晴らしい」というイメージを与えたと思います。その曲がきっかけになったのではないかと思います。ショヌさんが真ん中に立って胸を動かす“振動ベル”ダンスが注目を集めました。

――ソロ活動をしたら、どんなコンセプトなのか気になります。考えたことはありますか?

ヒョンウォン:ソロ活動についてはまだ考えたことはありません。必ずやってみたいコンセプトはあります。MONSTA Xは、パワフルな音楽とパフォーマンスを主に披露したじゃないですか。ソロ活動をしたら、落ち着いた雰囲気を披露してみたいです。機会があればDJとしてアルバムを出してみたいです。一曲ずつじゃなくて、多様なジャンルの楽曲をまとめて、しっかりしたフルアルバムを出したいです。

――新型コロナウイルスの影響で、DJ H.ONEのステージを見ることができませんでした。今も着実に練習していますか?

ヒョンウォン:続けています。今後どんな楽曲で公演すればよいか、セットリストもつくっています。DJ活動と作曲は関係が深いと思います。DJだけをするのと、作曲もできる人がDJをするのは確実に違います。今はDJ公演ができないので、作曲中心の作業をしています。状況が良くなったら、作曲する過程で得たアイデアをDJのステージでも活用したいです。最近、NAVERのバラエティーショーで短いDJ公演を披露しましたが、久しぶりだったのでワクワクしました。早くちゃんとした公演がしたいです。

――MONSTA Xのビジュアル担当と言われていますが、本人はどう思っていますか?

ヒョンウォン:実はよく分かりません。僕は自分が特にイケメンだと思いません。僕たちのチームに、特にビジュアル担当はいないと思います。6人がそれぞれはっきりした魅力があるので、本当に個性的です。誰一人もビジュアル担当と言えないグループだと思います。多分、メンバーたちがこのインタビューを見たら「『カッコいい』と言われたくて謙遜している」とすごく怒ると思います(笑)。メンバーたちが誤解しないといいのですが……。

――“マンチッナム”の顔に鍛え上げられた筋肉は反則だと思います。体を鍛えようと思ったきっかけを教えて下さい。

ヒョンウォン:I.Mが3ヶ月間、僕のそばで誘惑してきました。良く言って誘惑なだけで、実は叱責でした(笑)。こういうふうに(運動をしないで)生きていたら、ある日突然倒れそうだと思ったようです。でも、誰かに言われたらもっとやりたくないじゃないですか。I.Mがどんなに小言を言っても気にしなかったのに、ある日鏡を見て自らショックを受けました。お腹が出ていたんです。蜘蛛みたいだと思いました。他のところは痩せているのにお腹だけ出ていました(笑)。その翌日から運動を始めました。今は運動を初めてから8ヶ月くらいになりました。人によっては筋肉がつきやすい部分がありますが、僕は肩の筋肉が他のところよりそう(筋肉がつきやすい)でした。肩幅が広くなって、やりがいがあります。次の目標は背中です。一生懸命に運動して背中美男を狙ってみます(笑)。

――ウェブドラマ「また、FLY!」の男性主人公のハン・ヨハン役に抜擢されました。どんな役なのか短く紹介してください。

ヒョンウォン:青春の物語を盛り込んだ学園物です。長い間ダンスを続けてきた天才ダンサー、ハン・ヨハン役を演じることになりました。世界的なダンサーになるため夢を追おうとしますが、挫折して、アイドルという第2の夢に挑戦する人物です。作品に愛着を感じるのが、僕が実際にヨハンと似ている部分が多いからだと思います。ダンスを愛していることも、性格もよく似ています。アイドル練習生だった頃を思い出して、演技に打ち込みます。

――撮影の雰囲気はいかがですか?

ヒョンウォン:現場の雰囲気はとても楽で良いです。先輩たちが気遣ってくれて、演技もたくさん教えてくれるし、コツやノウハウなどもたくさん共有してくれます。まだ未熟な部分が多いと思いますが、とても丁寧にリードしてくださるので、僕も負担が少なく演技に挑むことができました。先輩方の足を引っ張らないように一生懸命に学びながら撮影に臨んでいます。

――ファンのMONBEBE(MONSTA Xのファン)の迫力もMONSTA Xに劣らない勢いです。記憶に残っている応援コメントはありますか?

ヒョンウォン:MONBEBEたちのセンスは最高です。一つだけ挙げることはできません。とても面白くて、時間がたつことも忘れてしまいます。正直、応援コメントより、ファンコミュニティに綴られた手紙を読んで返事をするのが好きです。手紙のタイトルの中には殺伐としたものが本当に多いです(笑)。「ムカつく」「これって違うじゃない」「顔がどうした」など、タイトルだけ見るととても怖いです。「僕が何かいけないことをしたのかな?」と思って実際にクリックしてみると、本文は愛情溢れる内容です。たまに、僕たちよりファンの皆さんのほうがもっと強烈なようです(笑)。激しく愛されている感じでしょうか? 迫力あふれるファンのおかげで幸せです。

――いつのまにかデビュー7年目を迎えました。メンバーたちとは、目を見ただけで心が通じ合う仲になったと思います。

ヒョンウォン:目を見なくても分かります(笑)。チームワークは最高だと自信を持って言えます。メンバーたちのタイプが違うので、よく合っているのだと思います。僕とショヌさん、I.Mは大人しいタイプで、ミニョクとキヒョン、ジュホンはエネルギーが溢れるタイプです。適度に混ざっているので、良い組み合わせだと思います。また、長い間一緒に過ごしましたので、誰よりお互いについてよく理解しています。どんな気持ちなのか分かるからこそ、尊重できるのだと思います。

――7年後は、どんな姿だと思いますか?

ヒョンウォン:7年は思ったより速く時間が過ぎました。デビューした頃は、7年目のアイドルになるとは思いませんでした。僕の夢は大きくありません。7年後も今のようにファンの皆さんにずっと会いたいです。それができるように絶えず成長し、努力しなければなりません。一生懸命にしなかったら、今の位置にいられなかったと思います。

――あいうえお作文の達人として、今回も最後は愛する「MONBEBE」のあいうえお作文で締めくくってください。

ヒョンウォン:(MON)MONBEBEのことを思うと、切ない感じがします。(BE)「BEBE」の作詞をしながら特にそう思いました。(BE)「BEBE2」も披露したいと思っているので、楽しみにしていてください(笑)。

記者 : ファン・ヨンド