ユン・ジオ、故チャン・ジャヨンさんの元事務所代表を相手に法的対応「彼女と私の名誉を守るために…」

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写真=ユン・ジオのSNS
女優のユン・ジオが、故チャン・ジャヨンさんの元事務所であるThe Contentsエンターテインメントの元代表のキム氏に法的対応を取ると明かした。

ユン・ジオは26日、法務法人チルムギルのパク・ギョンス弁護士を通じて「チャン・ジャヨンさんの死に関する疑惑を払拭し、真実を明かすために、自身が見て聞いた客観的な事実のみを陳述してきた」と主張した。

続けて「キム代表が、自身の刑事事件に対応するための目的で、私を非難する内容の声明文を発表し、数億ウォン台の民事訴訟を提起したことは、過去に私を奴隷契約の下で接待などを強要したことと重なり、過去のトラウマを彷彿とさせる」とし「チャン・ジャヨンさんの名誉と私の名誉を守るためにも、堂々とキム代表が提起した訴訟に法的対応をしていく」と付け加えた。

先立ってキム氏は7月2日、法定代理人の法務法人(有限)タダムを通じてユン・ジオ、元マネージャーだったB氏にそれぞれ5億ウォン(約5000万円)ずつ、計10億ウォン(約1億円)規模の損害賠償訴訟を提起したと伝えた。

キム氏は「ユン・ジオは2008年頃、原告が代表取締役として在職していたTHE CONTENTSで、2008年12月27日から2009年7月12日の約7ヶ月間、練習生として活動しました。短い所属期間と正式芸能人として活動したことがないという点からも分かるように、原告と所属事務所THE CONTENTS、チャン・ジャヨンさんをはじめとするTHE CONTENTS所属の俳優に対する内容について正しく把握していません」と主張した。

続けて「ユン・ジオは2010年6月25日、原告に対する水原(スウォン)地裁城南(ソンナム)支院2009コダン1501号事件の証人として出席し、『原告が証人などの所属俳優たちに、酒の席で強圧的に酒を注がせたり、酒を飲ませたことはなかった』と証言しました。当時、チャン・ジャヨンさんの文書を見たことがあるとして、『(所属俳優たちが)原告との契約解除のため作成されたものだ』などの証言もしました。それから9年が経った後、2019年3月19日に『今夜キム・ジェドン』に出演して、『キム氏の強要による性的暴行があった』という、とんでもない主張をし、ユン・ジオは毎回供述するたびに内容を変えました」と語った。

さらに「ユン・ジオは自分たちの利益のために故人を徹底的に利用しました。なんと12年間も原告がチャン・ジャヨンさんの死の原因を作った当事者の一人として世間に認識されるように仕向けました。告に刑事処罰を受けさせる目的で捜査機関に虚偽の供述をし、マスコミに虚偽のインタビューをし、事実を歪曲して名誉を毀損しました」と付け加えた。
故チャン・ジャヨンさんは2009年3月7日に死去した。故人の死去後に公開された「故チャン・ジャヨンリスト」には、チャン・ジャヨンさんが生前に大手企業の関係者と有力メディアの関係者、芸能企画会社の関係者への接待を強要されたという内容が盛り込まれており波紋を呼んだ。

その後、検察過去史真相調査団が死亡疑惑の核心である性的接待強要の疑惑に関して調べると明かした。その過程で一部捜査の手抜き、外圧などの事実が判明されたが「再捜査の勧告は難しい」という結論を出し、捜査は終了した。証拠が十分ではなく、ほとんど時効も過ぎたという理由だった。

調査団は「現在までの後述では性暴力が実際にあったかどうか、加害者が誰か分からない。リストの実物を確認することもできないし、チャン・ジャヨンリストを直接見た人々の後述が異なり、真相を明かすことは不可能だ」と伝えた。

ユン・ジオは、情報通信網法上の名誉毀損、後援金詐欺などの容疑で告訴されたが、2019年4月にカナダに出国した後、帰国していない。法務部は昨年2月、ユン・ジオに対する犯罪者引渡し請求の手続きに着手した。

記者 : ファン・ヘジン