SHINeeが日本で愛される理由とは?3年ぶりの日本オリジナルCD「SUPERSTAR」遂にリリース!

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『SUPERSTAR』待望のCDリリース!

7月28日、SHINeeが3年ぶりの日本オリジナル作品となるミニアルバム『SUPERSTAR』をリリースする。それに先駆け、6月28日にデジタルで先行配信すると、ファンからワールドワイドな熱いレスポンスが! iTunesチャートでは、日本を含む19ヶ国で1位を記録し、ビルボード・ジャパン・ダウンロード・アルバム・チャートでも首位をゲット。世界中のファンが彼らの新曲を待ち望んでいた。

表題曲「SUPERSTAR」のMVはデジタル配信日の午後9時に公開されたのだが、当日朝のテレビ情報番組はこぞって、この曲のリリースをエンタメ・ニュースとしてピックアップ。TBS系「はやドキ」や九州朝日放送「アサデス。」は、MVの紹介だけでなくメイキング映像もオンエアし、フジテレビ系「めざましテレビ」は、「他人と比べる人生より、自分を信じる人生を生きていこう」というメッセージをしっかり伝えていた。そしてMVが公開されると、ビュー数は瞬く間に増え、コメント欄は日本語、韓国語、英語、ブラジル語、トルコ語、アラビア語など、数多くの言語によるメッセージでビッシリ。世界を股にかける彼らの人気ぶりを物語っていた。

MVは多数の取材陣を前にした記者会見のシーンから始まり、<SHINee=スーパースター>な歌かと思ってしまう。もちろん、彼らがスーパースターなのは当然ながら、この曲は「君次第で全て変わる。誰もがA Superstar」と聴き手一人ひとりをチアアップする応援ソング。そのためファンからは「この曲で元気をもらえる」「勇気が出る」「自信が湧く」「背中を押してくれる」と話題を集めた。

ミニ・アルバムの3曲目に収録される「Don't Call Me (Japanese Version)」は、韓国で2月に発表した7thアルバムのタイトル曲の日本語バージョン。国防の義務についていたオンユ、ミンホ、キーの3人の除隊後、初めてリリースするアルバムのリード曲とあって、サウンド、歌詞共にインパクト満点。来日はかなわなかったものの、発表から間を置くことなく日本のテレビ番組にも出演し、「Don't Call Me」をオリジナル・バージョンで披露。ここ日本でも最新のパフォーマンスを演じ、ファンを歓喜させた。

写真=SHINee Japan Official Twitter
3月に登場したのは日本テレビ系「スッキリ」。その1ヶ月後にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に約10年ぶり2度目の出演を果たす。彼らのクールで熱いステージングにお茶の間は大きく沸き、TwitterのタイムラインはSHINeeに関するツイートがどんどん流れていく。「スッキリ」出演時には、メンバーの登場前から「#SHINeeスッキリ出演」がトレンド1位に浮上。加えて出演後には「#Dont_Call_Me」がトレンド2位にランクインし、SHINeeがワンツーフィニッシュしただけでなく、近藤春菜・考案の自己紹介由来の「副支配人」もめでたくトレンド入り。「ミュージックステーション」出演時には番組開始前から「#SHINeeMステ出演」が、開始後は「#Dont_Call_Me」「シャヲル」、そして、メンバーの名前など関連ワードが多数トレンド入りを果たし、SHINeeへの関心の高さは以前と変わることがなかった。

こうして、日本でも大きな反響を呼び起こした「SUPERSTAR」、そして「Don't Call Me」の日本語バージョンを収めたミニ・アルバム『SUPERSTAR』発売までもうすぐ!


テレビ出演で広まった日本でのSHINee人気

写真=SHINee Japan Official Twitter
2008年に韓国でデビューしたSHINeeが日本でデビューを果たしたのは2011年のこと。6月に「Replay -君は僕のeverything-」(韓国でのデビュー曲「Replay」の日本語バージョン)で日本のシーンに颯爽と現れ、以来、リリースする度にオリコン・チャートでも上位にイン! 常に注目を集める存在となった。そして9月には2ndシングル「JULIETTE」を引っ提げ、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に登場! 今年4月に同番組に出演した際には、当時の映像も映し出され、ワイプで抜かれたメンバーは懐かしそうに微笑んでいた。

トップ・アーティストでありながらも、ワチャワチャとした雰囲気を醸し、時にはコント調の面白トークも繰り広げて、常に親近感を放つメンバーたち。バラエティ番組ではそんなセンスが遺憾なく発揮される。中でも、ダウンタウンがMCを務めるフジテレビ系・音楽バラエティ番組「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」では高いバラエティ対応力を改めて見せつけると共に、ゴールデンという放送時間の良さも相まって、SHINeeは一気に注目度を高めた。

2011年10月、3rdシングル「LUCIFER」を発売し、デビュー・シングルから3作連続でオリコン週間チャートのトップ3入りを果たした直後の出演時には、ミンホが、事務所の先輩、チャンミン(東方神起)の「ダウンタウンの話で分からない事があっても、お客さんが笑ったら、その後について一緒に笑うように」というアドバイスをエピソード・トーク。

そして翌2012年10月、初の日本オリジナル曲「Dazzling Girl」を発表した際にも再び登場し、メンバーは「『笑ってはいけない』に出演したい。(お尻が腫れ上がっても)大丈夫!」とダウンタウンに直訴。浜田がジョンヒョンにはたき突っ込みを入れると、キーが「ヤッタ~~」と両手を挙げて喜び、日本式バラエティにもすっかり馴染んだ様子。MCとの絶妙な掛け合いにも彼らのエンターテインメント性が表われていた。

バラエティは彼らへの導入部であって、音楽番組に出演すればアーティストとしての本領を存分に発揮する。2016年末のフジテレビ系大型音楽番組「FNS歌謡祭」ではハイパー・ダンス・チューンの「Everybody」でお茶の間に衝撃を与えただけでなく、「Wonderful Christmastime」も歌ってロマンティックなムードに。こうして、彼らは積極的に音楽番組、バラエティ番組、情報番組に出演し、日本でファンの裾野を広げていく。こうした礎があったからこそ、彼らは今、日本でデビュー10周年を迎えることが出来たのだ。


SHINeeとファンを繋ぐものとは?

写真=キー Instagram
2010年末、東京・国立代々木第一体育館で開催された単独公演に24000人を集めるほど日本デビュー前から高い人気を誇っていたSHINee。キャリアを重ねるにつれ、<全員がメイン・ボーカル、全員がメイン・ダンサー>と称されるまでにステップアップし、ハイレベルなコレオグラファーのサポートで演じるパフォーマンスは、トップクラスの動員力へ直結していく。年々、コンサート、ツアーの規模は拡大し、4年連続ドーム公演を行うまでに飛躍。ジャパン・ツアーだけでも通算120公演を行い、延べ168万人を動員すると同時に世界にも進出! スケールアップしていく姿は頼もしく、ファンには誇らしくもあった。

しかも、彼らは「もっとファンの近くへ。よりファンの元へ」という想いも忘れてはいなかった。ワールドツアーでアジア、南米を周っていた2014年、三度目のジャパン・ツアーには地方都市の中規模ホール公演も取り入れ、約1ヶ月をかけてホールツアーを行ったのも、その一例だ。当時の気持ちをテミンはこう振り返る。
「ホールツアーで色んな地方に行ったおかげで、それまで僕たちを見ることができなかった人たちにも会い、自分たちのステージを見せることができました。ホールって観客とステージの距離が近いので、もしミスをすれば、すぐバレちゃうし、ファンの皆さんの表情もはっきり見えるので、なんだか気恥ずかしいと言うか(笑)。近くで皆と会えるのはうれしいし、皆さんからもらうエネルギーはすごく大きいけど、プレッシャーも感じます。ホールツアーで全国を回るのは大事だと思いました」

写真=キー Instagram
ファンが感じるSHINeeとの近い距離感、それはホールツアーによるものだけではない。SNS、特にInstagramでは、それぞれが個人のアカウントを持ち、日常の姿や、素の表情をアップ。インスタ歴が最も長いキー、昨年12月の誕生日に開設したばかりのミンホを始め、全員が日常の日々を伝え、ファンとの絆を深めている。

さらに、動画配信サービスV LIVEではプライベートな空間や移動中の車内から、ファンに向けてメッセージを発信。常にファンを忘れないメンバーの優しさにキュンとなる。また“ボイス・オンリー”で配信されるコンテンツはメンバーが個人的にささやきかけてくれるかのよう。テミンが入隊日を発表したのもV LIVEを通じてで、それは「ファンに直接、自分の口から伝いたい」という、ファンを一番に考える想いによるものだった。

コンサートではスケール感たっぷり&ダイナミックに仕上げ、SNS、V LIVEではプライベート感を高めてファンに寄り添う。こうした幾つものアプローチにより、メンバーとファンとの絆はより強く、より深く、紡がれてきたのだ。


個性輝くメンバーがひとつになった時

SHINeeのメンバーは全員がソロ歌手、俳優、MCとして、豊かな才能を開花させている。

リード・ボーカルのオンユは、柔らかで清らか、そして豊かな歌声を持つヒーリング・シンガー。リーダーとしてチームを穏やかに統率し、2015年「SBS歌謡大祭典」では「今年のリーダー賞」に輝いた。ソロ歌手としては数々のドラマOSTに参加し、2018年にはバラードを主軸に据えた初のソロ作『VOICE』を発表。俳優としては、メガヒットドラマ「太陽の末裔」(2016年)で「シーン・スティーラー・フェスティバル」の新人賞を受賞し、今年はYUI、塚本高史主演の日本映画『タイヨウのうた』(2006年)をリメイクした同名のミュージカルに参加。日本のファンに向けた配信も行われた。

歌、ラップ、ダンス、ファッション・センスに秀でるキーは万能プレイヤーなファッショニスタ。ドラマ「番人~もう一度、キミを守る~」では凄腕ハッカーを演じ、グリメ賞新人演技者賞を受賞した。また、2018年11月には韓国でR&B~ポップを主体にしたアルバム『FACE』をリリースし、その1ヶ月後には日本オリジナル曲メインの日本盤ミニ・アルバム『Hologram』を発表。L'Arc~en~CielのTETSUYAが作詞作曲を手がけた「POWER」は、キーの新たな才能を引き出すロック・チューンに仕上がり、『Hologram』はオリコン・デイリー・チャートの1位を記録。日韓で単独公演を行い、ソロ歌手としてもフロアをロックする。

プロ・サッカー選手を父に持つミンホは運動神経抜群の“炎のカリスマ”。ゆえにスポーツ系バラエティ番組から引っ張りだこだ。初主演映画『アンダードッグ 二人の男』(俳優マ・ドンソクとのダブル主演。2016年)で発散させていた、ヒリヒリするような緊迫感&ストリート感、押井守監督のアニメーション「人狼」を原作にした同名の映画(2018年)で見せたワイヤーアクションも、彼の俊敏な運動神経があってこそ。SHINeeの曲ではラップパートを担当することが多く、パワフルなパフォーマンスが印象的だが、2019年のソロ・デビュー曲「I'm Home」では、成熟したボーカル&ラップで、ヴァーサタイルな歌声を披露。ソロ・アーティストとしてアジア各国でファンミーティングを開催している。

“SHINeeの末っ子”として出発したテミンは、2014年にチームから先陣を切ってソロ・デビュー。SHINeeとは違った、先鋭的な官能性を打ち出し、ソロ・アーティストとして不動の地位を確立。日本でも二度に渡る全国ツアーを開催している。また、オンユ、キー、ミンホが入隊中の間も一人でSHINeeを守りきっただけでなく、2019年からユニットSuperMとしても活動を開始。Amazon Primeオリジナルドラマで松田翔太と共演するなど俳優としても活躍するが、それ以上にアーティストに軸足を置き、SHINee、ソロ、SuperMとして、それぞれ違う角度から音楽を追求し、360度死角なしのパフォーマンスを展開する。残念ながら5月末に入隊したが、7月19日には世界14組のアーティストが集結した「チーム コカ・コーラ」の公式ソング「Colorful」が公開され、その歌声でファンを喜ばせた。

このようにSHINeeは、一人ひとりが個性、それぞれの魅力を放ってマルチに活躍するオールラウンダー揃い。それゆえ、個々の輝きがチームとして一つになったとき、その煌きは比類なきものとなるのだった。


テミン復帰の、その日まで!

写真=キー Instagram
2018年発表のシングル「Sunny Side」以来、約3年ぶりに新作『SUPERSTAR』をリリースするSHINee。オンユ、ミンホ、キーの入隊でチームとしての活動は暫くお休みだったが、テミンがチームを守り、今年復活したチームは以前よりもパワーアップしていた。常に進化し、アップグレードし続けるSHINeeらしさは健在だった。

テミンの除隊日は2022年11月末を予定し、それまでは3人がそれぞれのフィールドで活躍し、SHINeeを守ってくれるはず。もちろんファンへの熱い想いも変わらないから、SHINeeとファンとの信頼関係も揺らぐことはない。
果たして、テミン復帰後のSHINeeはどう変化するのだろう? 今は『SUPERSTAR』を聴きながら、じっくりと、その日を待ちたい。

【プレゼント】SHINee、待望の日本ミニアルバム「SUPERSTAR」リリース!非売品ポスターを5名様に

ライター:きむ・たく

■リリース情報
ミニアルバム「SUPERSTAR」
2021/7/28 RELEASE
https://lnk.to/shcodep

「SUPERSTAR」ミュージックビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=wrzgeVP3BZ8

■関連サイト
・SHINee Official Website:https://shinee.jp/
・SHINee Universal Music WEBSITE:https://www.universal-music.co.jp/shinee/

記者 : Kstyle編集部