2AMのジヌンが、映画「私しか見えないの」に出演した感想を語った。

ジヌンは最近、ソウル市麻浦（マポ）区西橋洞（ソギョドン）のあるカフェでマイデイリーとのインタビューを行い、「私しか見えないの」に関する多様なエピソードを明かした。

彼は劇中、新人監督のチャン・グン役に扮して、プロデューサーのミンジョン役のLABOUMのソルビンと共演した。特に今回が除隊後の復帰作となったジヌン。

チャン・グンは長年の努力の末、デビュー作を撮ることになった新人監督だ。どんな状況でも撮影への意志を諦めない情熱的な人物。しかし、切ないラブストーリーを込めた恋愛映画が、突然登場した幽霊のせいで徐々にホラージャンルになっていき、泣きっ面に蜂で、俳優と撮影チームさえ逃げてしまって一世一代の危機に直面するチャン・グンは、結局自ら幽霊の正体を暴くため乗り出す。ジヌンは普段は小心者だが、映画のためなら怖いものがない新人監督を、リアルな演技で表現して新しい姿を披露。

この日、ジヌンは「もともとコメディジャンルが大好きです。その中でもB級コメディが好きですが、『私しか見えないの』の台本にはいたずらの種類が多かったです。イム・ヨンジェ監督もいたずらっ子で有名です。そんな愉快さが台本で感じられました。そして監督が以前から僕と一緒に仕事をしたかったと言ってくれて幸せでした」と述べた。

特に彼は除隊後、復帰作として「私しか見えないの」を選択したことについて「俳優として生まれ変わるという表現はちょっと恥ずかしいですが、これまで音楽をしてきた人として、これからは俳優が主要ポジションになればと思っていました。なので楽曲も作っていましたが、大きく延期して映画を通じて先にカムバックすることにしました。このような始まりになって、とても気持ちが良いです」と特別な意味を強調した。

彼は「もともと演技がとても面白かったです。最初からそう感じていたわけではないですが、欲ができて、どんどん面白くなっていきました。事務所からも演技に集中してほしいという意見があったんですが、僕ももちろん同意しました」と付け加えた。

そしてジヌンは「私しか見えないの」の満足度について「0から10で表現するとしたら、8点くらいです。映画は初めてなので主観的になるしかないですね」と述べた。

同じく“演技ドル（演技＋アイドル）”であるソルビンとの共演についても語った。ジヌンは「ソルビンさんは面白い性格ではないですが、彼女ならではのポジティブな雰囲気が大きな役割を果たしたと思います。“撮影現場のビタミン”という言葉がありますが、実際になくてはならない存在でした。ソルビンさんは本物のプロデューサーの雰囲気がしました。実際にも彼女にたくさん聞きました。現場の状況をよく知っていて、本人も教えてくれる準備をしていたようです」と賛辞を送った。

本格的に俳優活動に突入したが、2AMのメンバーとしてグループへの愛情は変わらなかった。特に彼は「現在、2AMの完全体でのカムバックを検討している」と嬉しいニュースを明かした。

ジヌンは現在も固いチームワークを維持している秘訣について「お互いをリスペクトしています。長寿グループの秘訣には様々な理由があると思いますが、僕はお互いをどれだけ尊重しているのかが大事だと思っています」と述べた。

続いて「『私しか見えないの』の試写会にも、2AMのメンバーたちが来てくれました。お互いに冷静に評価して、拗ねたりすることもあります。よく喧嘩もしますが、すぐ仲直りし、スロン兄さんが主に仲裁に入ります」と語った。

またジヌンは2019年の入隊当時、チョン・ジュニョンのグループチャットのメンバーだというデマにより大変だった時期を振り返った。当時彼は、所属事務所であるMYSTIC STORYを通じて「社会的に問題になった『グループチャット』とは関連がないことを、改めてお知らせします。一度も捜査当局の調査さえ受けたことはありません。無分別で悪質な誹謗行為について、善処なく強硬な法的措置を取ります」と公式コメントを明かしたことがある。

ジヌンは「当時、そばで守ってくれた友人たちが、しっかり乗り越えることができるようアドバイスもしてくれました。戦友たちもたくさん応援してくれました」とし「今も連絡しています。実は僕は人をよく信じたり、早く親しくなるタイプではないですが、思ったより軍生活に早く適応して、楽しく過ごしました」と語った。