「明日はミスタートロットTOP6全国ツアーコンサート」（以下、「ミスタートロット」コンサート）の全州（チョンジュ）公演が中止となった。

チケット販売先のINTERPARKは7月13日、告知を通じて「13日の午後1時に予定されていた『ミスタートロット』コンサート全州公演のチケットオープンは中止となりました。ご了承お願いします」と発表した。

まず首都圏のソーシャルディスタンスが第4段階に引き上げられ、「ミスタートロット」コンサートの水原（スウォン）公演が中止となり、ソウル公演が無期限延期となった。当初、水原公演は23日から25日まで開かれる予定だった。

そんな中、制作会社は12日「『ミスタートロット』コンサートの全州公演が、23日から韓国ソリ文化の殿堂屋外公演会場で開催されます」と発表し、13日にチケット販売がスタートすると明らかにした。水原公演が中止となった中でも、全州公演を強行することにしたのだ。新型コロナウイルス感染拡大を考慮していないという点や、真夏の7月末に野外公演を行う点などで、批判が殺到した。

これに対して、世間の人々はもちろん「ミスタートロット」のファンたちも公演のボイコットを宣言している。「ミスタートロット」TOP6のファンコミュニティであるDcinsideの愛のコールセンターギャラリーは12日、コンサートの開催を反対するという声明文を発表した。

愛のコールセンターギャラリーは、「今回の全州公演は、もともとは存在しなかった突然のスケジュールで、TOP6との契約終了が後わずかしか残ってない主催側が、無理やり開催を決定したものと見られる。アーティストと観覧客の安全を考慮していない主催者の決定に、TOP6のファンたちも非常に当惑している」と明らかにした。そして、「新型コロナウイルス感染拡大の深刻性を痛感し、全州公演を含めるコンサート進行に反対の意見を表明する」と伝えた。

また、「『ミスタートロット』TOP6のメンバーたちは、TV朝鮮をはじめ複数の会社に従わなければならない立場である。コンサートを強行しようとした主催者ではなく、メンバーたちに向けた批判はやめてほしい。当ギャラリーは、主催者が市民の安全のために、現在の新型コロナウイルス感染状況に応じたコンサートスケジュールに調整してくださることと共に、世間の非難が『ミスタートロット』TOP6のメンバーたちに向けられないように保護してくださることを願う」と付け加えた。

ファンと一般市民の抗議が殺到したことを受け、「ミスタートロット」のコンサートは発表からわずか1日で全州公演の中止を決定した。

「ミスタートロット」コンサートには、TOP6のイム・ヨンウン、ヨンタク、イ・チャンウォン、チョン・ドンウォン、チャン・ミンホ、キム・ヒジェが出演する予定だ。