「第8日の夜」イ・ソンミン“映画館ではなくNetflixでの公開…慣れていないが期待している”

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写真=Netflix
映画「第8日の夜」で主演を務めたイ・ソンミンがついに観客に会えることについて特別な感想を伝えた。また、映画館での公開ではないが、全世界の映画ファンに会えることにも言及した。

「第8日の夜」は、7つの飛び石の橋を渡り、世の中に苦痛でいっぱいの地獄を招く“目覚めてはならないもの”の封印が解かれることを防ぐために繰り広げられる8日間の死闘を描いた作品だ。

イ・ソンミンの他に、パク・ヘジュン、キム・ユジョン、ナム・ダルム、キム・ドンヨンらが出演し、韓国風ミステリースリラーを本格的に描いた。キム・テヒョン監督初の長編商業映画であり、Netflixにて全世界190ヶ国で公開され、ストリーミング映像コンテンツランキングで好成績を挙げている。

イ・ソンミンは劇中で“目覚めてはならないもの”の封印が解かれないように守るパク・ジンス役を演じた。ジンスは死者の魂が見える能力を持ち、あの世に行けない哀れな魂を案内していた元僧侶だ。

インタビューでイ・ソンミンは「オンラインでの公開をどう受け止めればいいのか、慣れていないのが事実です」とし「多くの国で(作品が)公開されるというので反応も気になりますが、直接聞くのもあれですし……観客数○○万人という数字が出るわけでもないので、もっと気になっています」とし、変わった映画の公開方式について素直な気持ちを告白した。

「もともとオカルトやホラー映画などは苦手で、演じようと思ったこともなかったのですが、今回の作品を通じて新しい魅力を感じるようになりました。特に今回のシナリオを受け取った時に関心のある分野があったんですが、それが量子力学でした。YouTubeで見たんですが、この分野に関心が湧いてきた頃にちょうど映画のオファーがあって、面白いと思いました(笑)」と出演を決めた理由を明かした。

新しい題材とジャンルに挑戦したイ・ソンミンは「人の目で見て、感じて、認知するのとは違う目を持っている何かがあれば、僕たちをどう見ているのだろうかという好奇心を持ち、出演しました」とし「初めて接するジャンルだったので、気になるところは監督と話し合ってキャラクターを仕上げていきました」と話した。

「台詞よりは、目に見えないものに対する演技が簡単ではなかったですし、慣れない作業でもありました。けど、俳優なら上手くできないとと思いました。何より、ナム・ダルムとの息がぴったりで、もっと面白く描くことができたと思います。結末も僕が思った通りの展開で、物足りなさは感じませんでした。むしろ、ジャンル映画への関心が大きくなったと思います。妙なリアリティとはまた違う快感がありますね」と感想を伝えた。

劇中でアクションも披露した彼は「アクションスクールに行くほどではないです」と否定しながらも「まだその程度のアクションはできます」と言い、笑いを誘った。

ついに観客に会えることについては「(映画の環境について)これが現実だと思いました。映画館ではなくNetflixで公開されると言うので、これをどう受け止めればいいのかと思ったんですけど、それでも映画をお見せできるので良かったと思います」と伝えた。

「連続して作品活動をしていると、出来上がっている映画が何本かあります。けれど、いつ公開できるかは未定の状況です。なので実は映画の撮影をしばらく先送りにしていました。新型コロナウイルスの影響で、映画がどういう形で公開されるのか予想できません。撮影をして保管しておいたままなので、このまま撮影をしていいのかと思いました。作品活動を休まない事が元気に生きる秘訣ですし、末長く演技できる原動力だったんですが、残念です。素敵な映画が観客の皆さんにお会いできる環境になりますことを心より願っています」と早くいつも通りの日常が送れることを願った。

記者 : キム・ミョンシン