NCT 127 ドヨン&ジョンウ「10周年を迎える時もお互いを大切に思い、ファンと共にしたい」

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「Save」プロジェクトで新しい姿を見せたNCT 127。愛、夢、思い出、未来、地球などの価値を伝えるサポーターとして、韓国で約1年ぶりに新曲をリリースした。多様な価値の中、ためらうことなく愛を最高の価値に挙げたドヨンとジョンウ。「Cherry Bomb」に続いて「英雄; Kick It」まで、ミュージックビデオの再生回数が1億回を突破して、2ndフルアルバム「NCT #127 Neo Zone」をミリオンセラーにしたNCT 127であるが、今最大の関心事の一つは、ファンがくれる愛の重さに関することである。

NCT 127がスタートしていつの間にか5周年を迎えた今、今後の10年を約束して、ファンとより良いオーラを与え合う関係になりたいという希望を明かしたドヨンとジョンウは、互いにも明らかな確信を持っていた。いつから共にしていたかより、共にしている今がより大切だということだ。また、今後も共にするだろうという堅固な信頼があるからこそ、今になっては切っても切れない、お互いにとって絶対に必要な存在になった2人。輝く若者ドヨン、ジョンウの話を公開する。

――今回のグラビアを撮影した感想を教えて下さい。

ジョンウ:昨年の今頃、他のメンバーとatstar1さんのグラビアを撮影したのですが、今回はドヨンさんと一緒に撮影できて、楽しい思い出になったと思います。

ドヨン:最初のカットを撮影した時、明るくて清らかな感じがとても良いと感じました。ファンがとても気に入ってくれそうなので、すごく楽しみにしています。

――最後のカットで「髪型を同じようにしたい」と意見を伝えたメンバーがいると聞きました。

ドヨン:NCT内でジョンウと僕だけ、名字がキムなんです。なのでファンの皆さんも「キム兄弟」という愛称で僕たちのコンビを好んでくださっているようです。なので、ジョンウと写真集を撮るついでに、ヘアスタイルも同じようにして、ファンへ向けた小さなイベントをしてみました。

――NCT 127のデジタルシングル「Save」が発売されました。今回のプロジェクトを通じてどんな姿を見せたいですか?

ドヨン:NCT 127としてリリースする音源自体が久しぶりなので、待ってくれたファンにとってプレゼントのような音源になったらいいと思います。

ジョンウ:長い間待ってくれたファンの思いを、少しでも軽減することができたらいいと思います。今までのアルバムよりも成熟した姿をお見せしたいです。

――「Save」プロジェクトを通じて愛、思い出、夢、未来など、それぞれの大切な価値を保存し、成長を手助けするサポーターとしてメッセージを伝えています。この中で優先順位を挙げるとしたら何ですか?

ドヨン:まず、思い出と未来のどちらか選択してと言われたら、将来の方が大切ではないでしょうか。今がいくら大変でも、時間が経てば大変だったことは美化されて思い出になります。少しでも良い未来にするための努力が、良い思い出になるのではないかと思います。そして全体的に見るなら愛を選択したいです。異性間の愛に限らず、すべてのものを包み込む愛です(笑)。愛が消えた世界は、とても悲しいと思います。最近、ミュージカルの準備をしながら、「愛が消えた世界」という一節が登場する歌がとても悲しいんですよ。想像したくないほどですね。

ジョンウ:僕も愛が、最も大切なことだと思います。僕たちは愛を貰う仕事なので。僕達を愛してくれるファンがいなかったら意味がないと思うんです。貰った分だけお返ししたいです。

――日常の中で最も「Save」している事は何ですか?

ジョンウ:運動が日常で重要な部分になりました。最近の運動を始めたら、人生がとても豊かになったと感じました。運動をする習慣に慣れてきたら、不規則だった食生活もたくさん改善されました。日常生活にも健康的な影響をたくさん受けて、体力面でも心理的にも健康になった気がします。

ドヨン:僕は追求する人生です。綺麗に並べられたおかずのように、清潔な日常を送りたいと思っています。職業上、他人からの刺激にたくさんの影響を受けそうな時もありますが、自身が持っている価値観を失うことなく、行きたい道を直進することができる人になりたいです。

――2人は「サブジャクズ」で有名なだけに、一緒のスケジュールがかなり多かったと思います。どんな時に2人がよく合うと思いますか?

ジョンウ:合わせてあげるスタイルなので、どのメンバーともすべてがうまく合うと思います。ハハ。実際、多くの時間を一緒に過ごして、今はメンバーが本当に大切な存在になりました。それに、他の人が僕によって幸せになってくれればという気持ちがとても大きいんです。合わない部分があっても、すべて耐えて合わせようとしてみると、すべてのメンバーと特に合わない点はないようです。特にドヨン兄さんとは練習生の時から長い間一緒にいるので、合わない部分を探すのが難しいと思います。

ドヨン:ジョンウが文句をあまり言わない、とげとげしくない性格です。相手をとても楽にしてくれるメンバーで、僕をはじめ、他のメンバーたちも、何かを一緒にするときにジョンウをよく探しています。無言でご飯を食べても不自然ではないくらい絆が強い間柄なので、多くの瞬間を一緒にしたいメンバーです。

――2人で最もやってみたい活動はありますか?

ドヨン:ジョンウのボーカルトーンがすごく好きなんです。NCTのボーカルメンバーだけ集めて、僕らの音色を集中的にお見せすることができる活動をしてみたいです。

ジョンウ:兄さんとの絆の強いケミ(ケミストリー、相手との相性)をお見せできるプログラムがあれば、何でもやってみたいです。バラエティも良いし、Vlogやグルメツアーのような日常をお見せすることができればいいと思います。

――食の好みは似ている方ですか?

ジョンウ:なんでもすべてよく食べる方で、ドヨン兄さんは偏食な方です(笑)。

ドヨン:そうです。嫌いなものがはっきりしているので、ジョンウがよく合わせてくれます(笑)。キュウリ、ピーマン、ブロッコリーのような緑の野菜とトマトには手がのびません。

――お互いを除いて、NCT内でケミが良いメンバーは誰だと思いますか?

ジョンウ:ヘチャンです。一つひとつ考えてみれば2人の共通点はあまりないんですよ。合いそうにないけれど、意外によく合います。冗談のスタイルも両極端に違うのに、不思議とお互いを笑わせるスタイルです。ところが、食の好みはとても似ていて、ケミが良いとよく思っています。

ドヨン:正直、ジョンウと最もケミが良い気がしています(笑)。他のメンバーもみんな良いので、ファンの立場からいってみれば僕とジョンウ、ジェヒョンが一緒の時が好きなようです。僕が考えても、お互いの相性が良いです。機会があれば、3人が一緒の姿を見せてあげたい気持ちもあります。

――NCT 127がYouTubeオリジナル「Analog Trip」シーズン2に合流すると聞きました。普段から旅行を楽しみますか?

ドヨン:幼い頃から練習生生活をしてきたので、家族以外に誰かと旅行に行ったことが一度もないです。なので今回「Analog Trip」シーズン2を撮影しながら本当に楽しかったです。一番良かったのはスマートフォンを制作陣の方がすべて持っていたので全く(スマートフォンを)使用できなかったことです。完全にメンバーたちとの旅行そのものに集中することができて良かったです。

ジョンウ:旅行はそれほど好きなほうではないです。美味しいお店に行くことは好きですが、遠くに行くよりも家にいるほうが好きです。だけどドヨン兄さんよりは旅行にかなり行くほうなのですが、最近はスケジュールが合うメンバー同士で済州(チェジュ)島に行ってきました。ヘチャンも一緒に行ったのですが、おかげで美味しいお店にたくさん行くことができました。

――ヘチャンさんが選ぶ美味しいお店の成功率はどうですか?

ドヨン:ヘチャンは美食家でありながら大食いです。普段から美味しいお店を覚えていて、メンバーたちを連れて行くのが好きで失敗したことはほとんどないと思います。

――「Analog Trip」シーズン2と共にしながら把握した自身の旅行する時のスタイルはどんな感じですか?

ジョンウ:僕はついていくほうです。意見を出すよりもリードしてくれる人を積極的に信頼するほうです(笑)。

ドヨン:僕はMBTI(性格診断)テストでISFJタイプでした。性向がぴったり合ってます。内心ではついていきたい気持ちなのに、もどかしくなってリードするようになります。自慢ではないのですが、そんな性向のために学生時代は学級委員を引き受けたくらいでした(笑)。

ジョンウ:ドヨン兄さんは他の人に嫌味を言えないです。他の人に任せて一人で困るよりも自分が先に出て事を解決しようとするほうです。

――「Analog Trip」シーズン1を見ると過去の思い出を振り返る場面が多いです。お互いについての一番最初の記憶は何ですか。

ドヨン:ジョンウが初めて練習生として入ってきた時がまだ忘れられません。おかっぱ頭をして、ダンスで入ってきたと踊りながら申告式をしたんですよ。そして僕が一番重要なご飯の注文方法を教えてあげたと思います。練習生として入ったら最も重要なことの1つがご飯をどう注文するかなんですよ。当時の練習生たちの間で、シグネチャーメニューだった1人用プルコギの注文方法は必須でした(笑)。ジェヒョンと3人で階段に座って方法を教えてあげたと思います。

ジョンウ:一番記憶に残っている場面があります。練習生時代にドヨン兄さん、ジェヒョン兄さんと3人でコンビニに本当にたくさん行きました。一番好きなメニューはチキンでした。練習生時代を一緒に過ごしたから出来た些細なことが今でもとても大切な記憶として残っています。

――お互いに最も頼っていた瞬間を選ぶとすればいつですか?

ジョンウ:ドヨン兄さんがいると、安心する瞬間がたくさんあります。例えば、今のようにインタビューをする時もドヨン兄さんが一緒にいれば僕の言葉をうまくまとめてくれるという信頼があり、楽な気持ちで臨めます。存在だけで安心感を与えてくれるメンバーです。

ドヨン:NCTにメンバーが増えて、僕が弟ラインからお兄さんラインに変わりました。元々年上に甘える方ではないのですが、無意識のうちにより自重するようになりました。何かを節制しなければならない状況が来た時、ジョンウが傍にいるという事実に励まされることが多いです。多くの時間を共にしてきただけに、ある状況を乗り越えていっているという同質感と絆がひときわ感じられます。

――NCT 127がすでに5周年を迎えました。NCT 127を一言で定義するとしたらどんな言葉になりますか。

ドヨン:虹だと思います。メンバーたちがそれぞれ本当に違うんです。でも、音楽が好きで成し遂げようとする目標が同じで、ずっと一緒にやっているじゃないですか。それぞれの色は異なりますが、一緒にいるから美しく、胸がいっぱいになるような結果をお見せすることができるので、虹だと思うことが多いです。

ジョンウ:砂漠のオアシスに例えたいです。本当に多くの練習生の中から今のメンバーに会って、ようやくNCT 127になることができました。広い砂漠で出会ったオアシスのように、メンバーのおかげで貴重な瞬間を作っていくことができると思い、感謝の気持ちが大きいです。

――ドヨンさんは今年新たな挑戦をたくさんしています。ウェブドラマ「深夜カフェ」シーズン3で初めで演技に挑戦し「マリー・アントワネット」でミュージカルデビューを控えていますね。

ドヨン:歌の上手な人がこんなに多かったのかと思うほど優れた方々が集まっています。一緒にできるということだけでも、本当にたくさん学び、感じることが多いです。これまでパフォーマンスに重点を置いていたとすれば、ミュージカルをきっかけに歌詞一つひとつが持つ重みについてもう一度考えてるようになりました。僕は元々、結果を一番重要視していたのですが、今回は過程を共にしたということ自体、多くのことを学ぶことができる今この瞬間が大切に感じられます。

――メンバーの反応はどうでしたか? 特にジョンウさんの反応が気になります。

ジョンウ:他のメンバーの反応もおそらくみんな同じだと思いますが、ドヨン兄さんの「深夜カフェ」シーズン3を見て、僕たち同士で2021年を「スカスカの年だ」と自評しています(笑)。宿所でメンバーたちと「深夜カフェ」を視聴したのですが、ドヨン兄さんが「ソッコ(混ぜる)」を方言で「スカ」と言って、メンバーみんなが笑いました。その時からメンバー全員が一度はドヨン兄さんの前で「スカスカ」を叫びましたね。可愛かったのでからかったんです。ドヨン兄さんの演技は良かったです。うまくやるだろうと信じて応援していましたが、意外な一面を発見することができて驚きました。

――NCT 127の10周年は、どのような姿であってほしいですか?

ジョンウ:僕は少し遅れてチームに合流しましたが、メンバーたちのおかげで難しいことなく迅速に適応することができました。10周年の時もお互いを大切に思うNCT 127であったらいいですね。素敵な音楽と様々な試みで僕たちだけのかっこいい姿をたくさん見せて、ファンと素晴らしい時間を共にしたいです。

ドヨン:義理が本当に大きなチームになっていたらいいですね。メンバーたちはもちろん、ファンとの絆も強く結ばれて、長くお互いにとって力になる存在になったらいいなと思います。

記者 : イ・ミンギョン