KINGDOM、2ndミニアルバム「History Of Kingdom:PartII. Chiwoo」をリリース“音楽番組で1位を取りたい”

Newsen |

写真=GFエンターテインメント
ファンタジードル(ファンタジー+アイドル)KINGDOMが、東洋的でファンタジーな世界観を続けていく。

KINGDOMは、7月1日の午後6時、2ndミニアルバム「History Of Kingdom:PartII. Chiwoo」を発売した。

2月に1stミニアルバム「History Of Kingdom:PartI. Arthur」でデビューしたKINGDOMは、約4ヶ月ぶりに2ndミニアルバムでカムバックした。彼らは最近、Newsenと行った書面インタビューで、「待ってくださったKING MAKER(ファンの名称)のために最善を尽くして準備しました。4分間、ファンタジー映画のようなステージを披露する予定なので、多くの関心をお願いしたいです。デビューの時より一段と成長したKINGDOMを応援してほしいです」とカムバックの感想を明らかにした。

比較的早めにカムバックしたKINGDOMは、「1stミニアルバムの活動をしながら、お互いに不十分な部分もはっきりとわかりましたし、それだけ残念に思った部分もありました。メンバー同士でお互いにフィードバックをしながら、未熟な部分は改善して、良い部分を伸ばそうと努力しました」とし、「2ndアルバムに負担と不安もありますが、そのぶんたくさん準備したので、良いステージを披露できると思います」とし、期待を表した。

全8部作、8つのアルバムで構成された「History Of Kingdom」は、真の王として覚醒しようとする1人の王と、彼を助けるために異なる時空から来た6人の王の大叙事詩だ。デビューミニアルバム「雨の王国」に続いて、2ndミニアルバムでは“雲の王”こと、チウが眺める荒々しい世の中に対する苦悩と心の傷、治癒と犠牲に対する深い責任感を描いた。

6曲が収録された今回のアルバムのタイトル曲「KARMA」は、心の琴線に触れる民俗楽器と壮大なベース、ドラムビートが合わさったエレクトロ・ポップダンスミュージックだ。中世時代の騎士のような衣装とパフォーマンスで、西洋ファンタジーを描いた前作「EXCALIBUR」とは違って、今回は魅惑的な東洋の美しさを見せて、180度変わったパフォーマンスを予告した。

KINGDOMは、「『KARMA』は、『EXCALIBUR』の活動中にすでに2ndミニアルバムのタイトルに決まっている状態でした。キャラクターの細かい部分は、僕たちが作っていくものなので、この曲をどのように表現して、どのような雰囲気にするかたくさん研究しました。1stミニアルバム活動の終了と同時に、全体的にアルバムのコンセプトに合う東洋風の映画やドラマをたくさん見ながら参考にできるソースを探して研究しました」とし、これまでの努力について説明した。

巨大な世界観を支えるかのように、KINGDOMのパフォーマンスも差別化されている。「EXCALIBUR」のステージでは、数十人のダンサーと一緒に剣を持ってキレのあるパフォーマンスを披露し、強烈な印象を残した。彼らは新曲「KARMA」のために多くの工夫と練習を重ね、差別化されたパフォーマンスを完成させた。

KINGDOMは「1stミニアルバムでは、壮大な雰囲気にするために剣を小道具として使いました。2ndミニアルバムは、扇子に布をつけて雲の王国の中の雲を表現しました」とし、「神のように雲に乗って降りてくる様子を振り付けで表現しました。その部分に注目して見てほしいです」と強調した。

ダンとムジンは、デビューアルバムに続き、今回のアルバムでもシンガーソングライターとしての実力をアピールした。彼らは、収録曲「Warning」の作詞と「Make us」の作詞・作曲に参加した。ダンは「メンバーたちの心の声を反映したかったので、楽曲の制作に参加しました。普段から楽曲のインスピレーションを得るために外を歩き回りながら散歩をして、絵も描いてみたり、色々なことを考えるほうです」とし、「今回は僕たちの率直な思いを込めており、とても大切なKING MAKERを思いながら書いたら、無難に曲を書くことができました」と説明した。

ムジンも「いつもその都度感じる感情を、携帯のメモに記録しておくほうです。今回は曲を書きながら昔のメモを参考にしました」とし、「デビュー前に、将来に対する不安と、大切に思っている人々に本心をすべて見せることができなくて申し訳なく、一人で耐えていた苦しみなどを収めました。そして『もうKING MAKERがいるから耐えられる』という感謝の気持ちを込めようとしました」と付け加えた。

「7つの王国から来た7人の王」というグループ名をはじめ、デビューしたばかりの彼らに、巨大な世界観とコンセプトは負担ではなかったのか。これに対して、KINGDOMは「アーサーとチウだけでなく、メンバー全員が一枚のアルバムの主人公になるということに負担を感じているのは事実です。しかし、だからといって、毎回のアルバムで主人公に全てを任せるのではなく、メンバー7人が負担を平等に分け合っています。膨大な世界観に対する恐怖も、メンバーを信じて一緒にやっているので、意外と少ないです」とし、チームワークをアピールした。

はっきりとした世界観で、他のK-POPグループと差別化を図ったKINGDOMは、デビューと同時にアメリカ、イギリスなどのiTunesチャートにランクインする快挙を成し遂げ、北米でも注目を集めるなど、前回のアルバムで意味ある成果を収めた。

KINGDOMは今回のアルバムで達成したい目標について、「まだ新人なのであまり知られていないけれど、音楽番組で1位を取りたいです。今年の最終目標は、新人の時しかもらえない新人賞を獲得してみたいです。そして僕たちが次第に成長していく姿を見せながら、『KINGDOMはますます格好良くなって、絶えず努力するアイドルだ』という評価を受けたいです」と意気込みを伝えた。

記者 : イ・ハナ