韓国で大ヒットしたミュージカル「HOPE」が、日本版で初演されることが決定した。この作品は俳優の新納慎也の演出家デビュー作品で、高橋恵子のミュージカル初主演作となる。

ミュージカル「HOPE」は、その完成度の高さから2019年に韓国で初演されるや大きな話題を呼び、第4回韓国ミュージカルアワードの大賞、脚本賞など数多くの賞を受賞するなど、高い評価を得た。

本作は、著名作家の遺稿の所有権をめぐって長きにわたり実際にイスラエルで起こった裁判をモチーフに描いた法廷劇だ。高橋恵子演じるエヴァ・ホープは、イスラエル国立図書館と原稿の所有権を争う主人公で、永田崇人・小林亮太がWキャストで演じる「K」は、原稿を擬人化した存在となる。モノへの執着や、そのものの価値、贈り物の定義、所有権の有無といった、物が溢れているこの時代だからこそ、この命題に取り組んだ作品となっている。

高橋恵子は、大河ドラマや中部日本放送「命の奇跡」、毎日放送「リセット～本当のしあわせの見つけ方～」への出演や舞台など多くの場で活躍する大女優だ。

永田崇人は2.5次元舞台で俳優としての経験を積み、最近はTBS系ドラマ「初めて恋をした日に読む話」やNTV・YTV系「カラフラブル～ジェンダーレス男子に愛されています。」、CX「イチケイのカラス」など、映像作品へと活躍の場を広げている。同じ役を務める小林亮太も「仮面ライダーアマゾンズ」にレギュラー出演経験がある、これからの活躍が期待される俳優の1人だ。

韓国のミュージカル「HOPE」が日本でどのように演出されるのか、関心が集まっている。

◆永田崇人よりコメント

この度、ミュージカル「HOPE」でK役を演じさせて頂きます、永田崇人です。今回の作品は自分にとっても大きなチャレンジとなります。高橋恵子さんをはじめとする素敵な共演者の方々や演出の新納さんと一緒にお芝居が出来ることが今からとても楽しみです。舞台上でKとして生きられるよう、精一杯取り組みたいと思います。

Kは原稿の擬人化なので、実際に存在する人間ではないのですが、発言や行動、ホープに寄り添う姿はしっかりと血の通っている存在だと思います。ホープとどのように向き合うかを慎重に、丁寧に、しかしながら大胆に、稽古場で作り上げていきたいです。よろしくお願いします。

■公演概要
ミュージカル「HOPE」
公演期間：2021年10月1日（水）～17日（日）
下北沢本多劇場にて（全20回公演）

〈チケット料金〉
9,800円（全席指定・税込）

〈チケット発売日〉
2021年8月7日（土）予定

〈キャスト〉
高橋惠子、永田崇人・小林亮太（Wキャスト）、清水くるみ、白羽ゆり、中山昇、縄田晋、染谷洸太、木暮真一郎、上山竜治、大沢健

上演台本・訳詞・演出：新納慎也
振付：木下奈津子
音楽監督：落合崇史

Book ＆ Lyrics by Kang, Nam
Composer ＆ Arrangement by Kim, Hyo-Eun
Original Production by R＆D Works

主催：HOPE製作委員会（ゴーチ・ブラザーズ／atlas／エイベックス・エンタテインメント）

■関連リンク
ミュージカル「HOPE」公式サイト：https://www.musical-hope.com