チョン・イル、ドラマ「ポッサム」の大ヒットに感謝“努力した結果が認められた”

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写真=MBN
俳優のチョン・イルが、出演したドラマ「ポッサム」の放送終了に対する感想を明かした。

最近、最高視聴率11.2%という自己最高記録で放送が終了したMBN総合編成チャンネル10周年特別企画「ポッサム-運命を盗む」は、光海君(クァンヘグン)治下の朝鮮時代を背景に、生計のためにポッサム(朝鮮時代、男が寡婦を連れてきて再婚すること)の仕事をしていた業者のバウ(チョン・イル)が、間違って翁主(オンジュ:側室所生の王女)のスギョン(少女時代のユリ)をポッサムして繰り広げられるストーリーを描く時代劇だ。チョン・イルはバウを通じてタフな男性の魅力とその中に隠れた悲しい事情、切ないラブストーリーを披露して視聴者を虜にした。

特に今回の作品は、チョン・イルにとって特別な意味があった。多数の時代劇をヒットさせたチョン・イルの新しい挑戦が「ポッサム」を通じて認められたのだ。演技による変身のために役柄の研究からスタイリング、アクションまで、念入りに準備したチョン・イルの努力が輝いた。MBN歴代ドラマ最高視聴率という記録の中で彼は、“バウ”で人生最高のキャラクターを更新した。

そんな彼が「ポッサム」の放送終了を迎え、作品とキャラクター、演技、そしてスギョン役のユリとのケミ(ケミストリー、相手との相性)に対する考えを明かした。

――「ポッサム」の放送終了を迎えた感想を教えて下さい。

チョン・イル:僕にとって「ポッサム」はチャレンジであり、冒険でもありました。たくさんのことを学び、感じながら、演技面でも、一人の人間としても成長するきっかけになる作品でした。約1年間、最善を尽くしたので後悔はないです!

――「ポッサム」を通じて、新しいキャラクターへの挑戦に成功しました。バウを演じながら、最も重点を置いた部分はありますか?

チョン・イル:今まで時代劇には5回出演しましたが、5作目の作品で初めて強靭なキャラクターにチャレンジしました。いつもがむしゃらに生きる姿と、その裏側に隠れた心の苦しみや葛藤を細かく表現するために、ルックスから内面の変化までたくさん悩みました。特に、強そうに見えるが実は繊細なバウの魅力を表現しようと努力しました。

――バウが選ぶ「ポッサム」のベストシーンを教えて下さい。

チョン・イル:第6話でイ・イチョムに出くわしたシーンです。せっかく忘れて生きていた幼少時代を思い出してしまい、恐怖と憤怒にもがく姿が、バウというキャラクターを一目で見せたシーンだと思います。

――“ウスカップル”という愛称でユリさんとのカップルが視聴者に愛されました。撮影現場でユリさんとの相性はどうでしたか?

チョン・イル:作中でバウとスギョンも少しずつ親しくなったように、ユリさんとも撮影が進んでお互いのことを知っていくうちに、気楽でリアルな演技ができたようです。一緒に役柄について悩み、没入しながら実際にも親しくなりました。それだけでなく、“ウスカップル”のケミ(相手との相性)を際立たせてくれた人は監督だと思います。監督の細かいディレクションのおかげで感情が最大限引き出せたと思います。おかげで楽しく撮影できました。しばらく現場が恋しくなると思います。

――「ポッサム」がMBN史上最高の視聴率を更新した感想を教えて下さい。

チョン・イル:一生懸命、撮影だけに臨もうと思い、視聴率については気にしないようにしていましたが、多くの皆さんに愛していただいて感謝しています。また、みんなが一丸になって苦労し、努力した結果が認められたようでやりがいを感じます。最善を尽くした結果が良い評価を受け、自分にとっては新たな代表作となりました。もう一度お礼を伝えたいです。

記者 : イ・ユンヒ