「潜入弁護人~Class of Lies~」ユン・ギュンサン“似ているのはガードの甘いところ、いたずらっ気がある点(笑)”

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「逆賊」「とにかくアツく掃除しろ!」のカリスマ俳優ユン・ギュンサン主演最新作! 陰謀によって資格を剥奪された辣腕弁護士が、巨大な権力の闇に立ち向かう痛快クライム・エンターテインメント「潜入弁護人~Class of Lies~」のDVDが6月23日よりレンタル開始となった。

今回、日本でのリリースを記念して、主演のユン・ギュンサンにインタビュー。見どころや撮影現場の裏話など、語ってくれた。

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――前作「とにかくアツく掃除しろ!」とは全く違うジャンルの「潜入弁護人」へ出演を決めた理由を教えてください。

ユン・ギュンサン:作品を選んだ理由は大きく3つあります。1つ目は、僕がこれまでやったことのない良い役と良い台本です。2つ目は、対話を通して役作りに一緒に悩んでくれる良い監督がいるということでした。そして最後に、OCNチャンネルで放送されるということです。私が普段から面白く見ているドラマをたくさん放送しているチャンネルなので信頼感がありました。

――初めて台本を読んだ時、どんな印象を受けましたか?

ユン・ギュンサン:初めて台本を受け取った時、面白くて面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。従来の学園物とは違い、いったん事件が起こると、スピーディーに物語が展開します。それに加えて、これまで演じたことのないキャラクター。作品やキャラクターについてもっと知りたい、議論したいと思いました。


「似ているのはガードの甘いところ、いたずらっ気がある点(笑)」

――演技されたキ・ムヒョク(キ・ガンジェ)という人物を紹介してください。

ユン・ギュンサン:キ・ムヒョクは、勝つためならどんな手段も辞さない俗物的な弁護士です。気難しく冷たく、冷徹な性格がストレートに表現された人物と言えます。一方、キ・ガンジェはピュアで穏やかな、学園での教師生活にも調子よく適応しているように見える臨時教師。キ・ムヒョクとは正反対の性格を持っているように見えます。しかし2人は同一人物。キ・ムヒョクが、自分を奈落の底に突き落とした名門高校殺人事件の真相を暴くため、臨時教師キ・ガンジェに身分を偽装しているのです。

――法廷ミステリーと学園物の設定が組み合わさった新しいジャンルのドラマでしたが、弁護士と教師、それぞれの役割のためにどのような準備をされましたか?

ユン・ギュンサン:2人のキャラクターを演じ分けることについては、さほど神経を使いませんでした。キ・ムヒョクは弁護士なので、法廷場面や法律について話す場面が多くあります。最初はセリフがあまり滑らかに出なかったので、その部分を重点的に練習しました。そして、時間の経過と共に、キ・ムヒョクとキ・ガンジェがどう成長していくか、苦労しながら演じました。

――作品中のキ・ムヒョクと実際のユン・ギュンサンさんの似ている点と違う点は?

ユン・ギュンサン:似ているのはガードの甘いところ、いたずらっ気がある点かな(笑)。キ・ムヒョクとキ・ガンジェ、そして僕の3人が共に事件を暴き、問題を解決することで成長していけたと思います。キ・ムヒョクがガンジェを装って生きるように、僕もまた人生を生きるなかで、日々成長しながら新しい自分になっていく、そこが似ているかなと思いました。違う点は……僕は弁護士でも教師でもないこと(笑)。そして、自分の利益のためなら手段を選ばない俗物でもないと思います。あと、しつこく復讐を狙う点もね(笑)。

――学校で生徒たちと一緒に演技をしながら、楽しかったことや難しかったことがありましたか?

ユン・ギュンサン:学校の場面だけでなく全ての撮影が楽しかったです。つらい時もありましたが、とても楽しくて面白い現場でしたね。生徒役を演じた俳優の方々と一緒に撮影する日は、若い情熱とエネルギーをたくさんもらったような気がします。チョンミョン高校VIPのエリート生徒や事件に関係した生徒を演じた俳優たちと緊張感あふれる演技を展開したわけですが、現場ではくだらない冗談もたくさん言いあい、一緒に何度も本読みもし、果てはお互いの悩みまで打ち明けるほど仲良くなって、楽しく過ごしながら撮影をしました。


「コミカルなコンビネーションに笑いをこらえながら撮影しました(笑)」

――ソン・ヨンイル監督はどんな演出スタイルですか? 初めて一緒に仕事をした作品だと聞きましたが感想は?

ユン・ギュンサン:この作品を通じて初めて知り合い、作品を共にしたんですが、監督にはとても感謝しています。作品全体をリードするのにお忙しいのに、僕が役作りで悩みや心配を抱えていると、常に一緒にいてくれて問題の解決を助言したり、もっと多様な観点から考えたらとサジェスチョンしてくださいました。最初の質問でも申し上げましたが、僕はこの監督が演出されるのでこの作品を選んだんです。対話を通じて役作りに一緒に悩んでくれる良い方でした。

――シリアスな場面の多い撮影現場だったようですが、現場の雰囲気はどうでしたか?

ユン・ギュンサン:現場の雰囲気は本当に良かったです。先輩、後輩の俳優の皆さん、スタッフの皆さんととても楽しく撮影できました。撮影は大変でしたが、いい作品のためにと頑張って演技に臨みました。特にパク・ウォンソク役を演じたイ・スンウォンさんと演じた場面は、すべてて面白かったです。後にはお互いの目を見ただけで心がわかるようになり、コミカルなコンビネーションが決まって、笑いをこらえながら撮影しました(笑)。

――ハ・ソヒョン役のクム・セロクさんとは初めての共演でしたがどうでしたか?

ユン・ギュンサン:お互いを励ましあい配慮しあい、応援しあいながら楽しく撮影しましたね。それぞれのキャラクターのため作品のためにいろいろ話もし、監督とも相談してアイディアを出しあいながら楽しく撮影に臨みました。

――特に大変だった場面、NGが多かった場面があれば教えてください。

ユン・ギュンサン:大変だったとかNGが多かった場面というより、神経を使った場面ならあります。序盤、法廷で殺人事件の容疑者ハンスと激しくやり取りする場面がありました。上でもお話したように法廷場面や法律について話す場面はセリフ回しが難しく気を使う部分なのに、ここでは激しい感情表現まで加わって呼吸を合わせねばならず、大変だった記憶があります。

――個人的に気に入っている場面は?

ユン・ギュンサン:気に入ったシーンではないですが、記憶に残っているシーンがあります。チョンミョン高校で不当な恩恵を受けてきたVIP生徒たちにキ・ガンジェがこう言います。「まだ若い君たちに機会を与えることはできる。しかしその前によくわかって欲しい。自分たちの犯した行為がどれほど罪深いものかを。それを知ってこそ真の反省もできるのだから」。犯罪を安易に考える彼らに鋭く直言する場面で、よく記憶に残っています。

――衝撃的な展開も多かったですね。台本を読んだ時、個人的に一番驚いたシーンは?

ユン・ギュンサン:撮影が始まる前、初めて台本に接した時から衝撃の連続でした。学校の屋上で繰り広げられる狂乱のパーティーなど、最初から最後までみんな衝撃的で驚きました。


「衝撃的な事件が次々と…一瞬も逃さずに楽しんでください」

――弁護士、学校に潜入した臨時教師と大変な役だったと思います。ユン・ギュンサンさんが今回のドラマで得たこと、表現できたことがあったら教えてください。

ユン・ギュンサン:この作品は、今までやったことのない初めてのキャラクター、初めてのジャンルでした。新しい経験と演技をさせていただいて本当に良かったです。俳優としても個人としても、このユン・ギュンサンを成長させ発展させてくれた作品に感謝したいですね。僕にとって忘れられない大切な作品です。

――現在、バラエティー番組「斬新な整理」に出演されて、俳優とはまた違った魅力を発揮されています。俳優以外の他の活動をしてみてはいかがですか?

ユン・ギュンサン:バラエティー番組は、「三食ごはん」に出演したのが初めてでした。その時もそうでしたが、これまで自分の知らなかった感情や考え方を分かるようになりました。いろんな分野で新しい人たちと出会い、彼らの話を聞いてそれをリポートしながら、多くのことを学んでいます。

――「潜入弁護人」のDVDリリースを楽しみにしている日本の視聴者の方へ、メッセージとドラマの見どころをご紹介ください。

ユン・ギュンサン:すばらしい作品「潜入弁護人」の出演俳優としてご挨拶できてとても嬉しいです。コロナ禍の下、色々と大変で不便な毎日を送っていらっしゃることと思いますが、どうか健康にお気をつけください。1日でも早く事態が正常化し、より良い作品と良い仕事でお会いしたいと思います。ドラマ「潜入弁護人」は、名門私立高校への潜入スリラーで、多少馴染みが薄いかもしれません。しかし、国民の上位0.1パーセントが進学する名門高校で疑問の殺人事件が発生し、さらに衝撃的な事件が次々と表面に現れます。息苦しいと同時にヒヤリとするドラマ。一瞬も逃さずに楽しんでください。ありがとうございました。

■「潜入弁護人~Class of Lies~」レンタル情報
・Vol.1~5:好評レンタル中
・Vol.6~10:2021年8月4日(水)リリース
・Vol.11~16:2021年9月3日(金)リリース

第1回先行公開中:https://youtu.be/1okozPmAHh0
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION

※U-NEXTにて独占先行配信開始:https://bit.ly/32I2V7b

■関連サイト
「潜入弁護人~Class of Lies~」公式サイト:https://kandera.jp/sp/bengonin/

記者 : Kstyle編集部