チェ・ダニエル、悩みの多かった20代を振り返る「危機を乗り越えられたのは…」

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写真=「Singles」
ファッション雑誌「Singles」が、ドラマ「舞い上がって蝶」でヘアデザイナーのグァンス役を務め、約3年ぶりにドラマ復帰を果たす俳優チェ・ダニエルのグラビアを公開した。

映画のワンシーンのように、神秘的な森を背景に撮影された今回のグラビアで、チェ・ダニエルは輝くビジュアルを披露した。彼はモデルのようなスタイルで、セクシーな黒のスーツからカジュアルなハーフパンツまでを着こなし、カット毎に新しい魅力を見せた。活気に満ちたエネルギーを放ち、撮影場の雰囲気をリードするも、撮影になると一瞬にして真剣な目つきに変わってポーズをとる姿に、スタッフは「さすがプロフェッショナルな俳優」と頷いたという。

久々にドラマ復帰を果たすチェ・ダニエルは、今回の作品でヘアデザイナーの役を演じるために自らカット技術を学ぶ情熱を見せた。撮影の準備をしている間、社会人になったばかりの20代の若者たちのストーリーに触れた彼は「20代のチェ・ダニエルは、俳優としての方向についてとても悩んでいた。『明日に向かってハイキック』以降、知名度が急に上がったけれど、いざ人気を得てみると大変な部分があった」とし、悩みが多かった過去を振り返った。

写真=「Singles」
「与えられた役を黙々とこなしながら危機を乗り越えた。仕事に対する責任感が、結局僕のプライドを守ってくれるということが分かった。我慢できずに仕事をやめていたなら、多分暗い感情から簡単に抜け出すことはできなかっただろう」という言葉から、スランプを乗り越えて今まで走ってきた彼の努力がそのまま伝わった。

普段出番が少ないカメオ出演や特別出演も快く受け入れることで有名なチェ・ダニエルは、「大きな役と小さな役が分かれているとは思っていない。全体の完成度を100%としたら、僕が務める1%で完成と未完成が分かれるかもしれないと信じている」とし、役者としての心構えを語った。

特に「チェ・ダニエルから連想される特定のイメージがあるのは、逆に嬉しいことだ。優しくスマートなイメージをベースにおき、作品の中でその時その時のキャラクターに合わせて変えていくこともいくらでも可能だろう。それが俳優の腕だと思う」と伝え、新たなイメージチェンジを予告して新作を待ち望んでいるファンを喜ばせた。

ドラマ「舞い上がって蝶」は、自分を愛するために努力する人々のストーリーを描く作品であり、視聴者の共感を得たドラマ「青春時代」のパク・ヨンソン脚本家が執筆するとされ話題となった。チェ・ダニエルは劇中で美容院「舞い上がって蝶」を率いるヘアデザイナーのグァンス役を務め、オ・ユナ、シム・ウヌと共に美容院の見習いたちの成長を見守るプロフェッショナルなキャラクターを演じる予定だ。

日常を説得力のある演技で表現している俳優チェ・ダニエルの優しい魅力を収めた今回のグラビアは、「Singles」7月号と公式ホームページで確認することができる。

記者 : ハ・スナ