歌手イ・ムジン「シングアゲイン」出演が話題に…自作曲「Traffic light」への思いを語る“家族と同じくらい…”

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イ・ムジンの人生に、ついに青信号が灯った。

JTBC「シングアゲイン」で3位になり、名を知らせたイ・ムジンが、4年間の無名生活の悲しみを振り切って新たな出発をする。

最近、イ・ムジンの新曲「Traffic light」が発売された。「シングアゲイン」出演以来、初めて披露される楽曲だ。

名前のない「63号」歌手ではなく、今は堂々と名前で呼ばれるシンガーソングライターイ・ムジンと、新曲発売記念の書面インタビューを行った。

――「シングアゲイン」以来、初めて新曲を発売する感想はいかがですか?

イ・ムジン:本当にワクワクして、胸がいっぱいです。ずっと我慢していた、本当にやりたかったことをやると思うと、本当に幸せです。「Traffic light」が音楽配信サイトに出たらどんな気持ちなのかを想像しながら発売日を待っていました。

―― 自作曲「Traffic light」はどんな歌で、一番気に入っているパートはどこですか?

イ・ムジン:“幼い成人”に当たる僕の現在の状況をよく表している歌です。全てのパートがお気に入りますが、あえて一つのパートを選ぶなら、ディー・ブリッジ(楽曲の中間部分で冒頭のテーマとは異なるメロディーを持つ部分がブリッジで、ブリッジが一つ以上である時、区別してディー・ブリッジと呼ぶ)の最後の「苦しめないで」という部分を挙げたいです。

――「シングアゲイン」でも自身を「黄色信号」と表現したことがあります。自作曲「Traffic light」はイ・ムジンさんにとってどんな意味を持っている曲ですか?

イ・ムジン:「シングアゲイン」で言った「黄色信号」と、今回の新曲「Traffic light」でいう「信号」は意味が全く違います。今回の新曲「Traffic light」は、家族と同じくらい大切で愛情を持っている曲であるだけに、時間と情熱、体力など、すべてを注ぎ込みながら一生懸命に準備しました。

――どのようにして「Traffic light」という楽曲ができましたか? 制作の裏話が気になります。

イ・ムジン:大学で、シンガーソングライター専攻の新入生公演を準備することになりました。それぞれ7色の虹色の中から1つを選んで、その色に合う曲を作らなければなりませんでした。普段から好きだった黄色を選んで、一生懸命に曲を作りました。

――「シングアゲイン」の仲間と審査委員の中で新曲について意見を交わしたり、アドバイスをしてくれた人はいますか?

イ・ムジン:2人の兄さん(イ・スンユン、チョン・ホンイル)が初めて聴いた時は、まあまあな反応でしたが、しばらくしてサビを口ずさんでいました。中毒性を狙って作った歌だからだと思います。「有名歌手伝」のスタッフの手に引かれてアンテナを訪れた時、審査委員のユ・ヒヨルさんの前でこの歌を短く歌いました。「いい歌だ」と言ってくださり、自信がつきました。

――ギターを独学でやったと聞きましたが、別の楽器を学びたいと思ったことはありませんか?

イ・ムジン:最近、YouTubeでマリンバを演奏する映像をたくさん探して見ています。水滴が踊っているようなサウンドが僕の耳をとらえました。機会があればいつかマリンバを習ってみたいです。

――IUさんと一緒に歌った「LILAC」が好反応を得ました。「有名歌手伝」で一度正式にコラボしたいアーティストと、その理由は何ですか?

イ・ムジン:「有名歌手伝」でコラボしてみたい歌手はソ・テジさんです。ただの聴き手としてではなく、研究する人として見てきた彼の業績は、今持っている名声よりもっとすごいと思います。その方が考える音楽とは何か、真剣に話がしてみたいです。

――「課題曲」が各SNSで話題になっていますが、正式に音源をリリースする計画はありませんか? そして課題を愛する教授たちとこれによって苦しむ大学生たちに一言お願いします。

イ・ムジン:僕の基準で「課題曲」は当然愛されるべき歌ですが、人の考えは違うかもしれませんので決め付けたりしませんでした。音源の発売はまだよく分かりません。多くのことを教えてあげようとする教授の意図は大変ありがたいものなんですが、学生たちには講義が一つだけではないことを必ず分かっていてほしいです。学生の皆さんには、「僕たちは卒業するために入学したのではなく、勉強するために入学したのだから、あまり授業の終了だけを考えて学ぶことに臨まないでほしい」という言葉を伝えたいです。

――「シングアゲイン」以来、人気がすごいです。撮ってみたいCMはありますか?

イ・ムジン:「ムジン、カウルタ?(ムジン、秋になってセンチメンタルになったの?)コーヒータブニダ(コーヒーを入れます)」コーヒーのCMが撮ってみたいです。僕の肌もコーヒー色に近いですので……。

――これからの活動の計画を教えてください。

イ・ムジン:ベストを尽くして良い音楽をたくさんお聴かせしたいです。これからも見守り、愛してください。最後にファンの皆様に、本当に感謝しています。

記者 : アン・ソジョン