「ラケット少年団」イ・ジェイン、タン・ジュンサンの前で涙…側に居てくれるだけで慰めになる存在

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「ラケット少年団」放送画面キャプチャー
「ラケット少年団」のジュンサンとジェインが月明かりが降り注ぐ屋上で、存在だけで互いを慰め合い、視聴者の胸を痛ませた。

韓国で昨日(21日)放送されたSBS月火ドラマ「ラケット少年団」第7話は、瞬間最高視聴率6.9%、首都圏視聴率6.5%を記録し、もう一度自己最高視聴率を更新し、7回連続で韓国で放送された月火ドラマ1位を占めるなど、大人気を博している(ニールセン・コリア基準、第2部)。

劇中で、ヒョンジョン(キム・サンギョン)は、ジュニア国家代表選抜の前哨戦とも言われる夏季全国大会を迎え、「ラケット少年団」メンバーの強みと弱みを分析しながら大会に向けて準備した。へガン(タン・ジュンサン)は自身に屈辱的な敗北を与えたソンギュン(キム・ゴン)と、全国1位と評価されるパチャン(ユン・ヒョンス)を相手に迎え、ヒョンジョンが指示した特訓を毎日積み重ねた。ユンダム(ソン・サンヨン)も強い相手と対戦すると硬くなってしまうスイング問題を解決するため、ヒョンジョンが教えてくれた方法に従い、最善を尽くした。

いよいよ夏季全国大会の試合日、混合ダブルスのユンダムとハンソル(イ・ジウォン)に、過去にハンソルが片思いをしていたジュニア国家代表の先輩が現れ、ハンソルを揺さぶった。

その頃、末っ子のヨンテ(キム・ガンフン)が緊張のあまりトイレに行ったり来たりする姿を見かけたヒョンジョンは、ヨンテに彼のロールモデルであるバドミントン選手イ・ヨンデのネックレスをプレゼントし、彼を励ました。その後、自信を取り戻したヨンテは、ジンクスを破ってベスト16入りを果たす快挙を成し遂げた。

しかし、ハンソルは先輩に揺さぶられ、気持ちをコントロールすることがうまくできなかった。結局、ユンダムは一線を越える先輩の態度に怒りを感じて蹴りかかり、個人戦失格という衝撃的な結果を受けることになった。

一方、ヘガンは特訓の真価を発揮する待望の個人戦シングルスに出場し、復讐の相手のソンギュンと対戦した。ヒョンジョンから「基礎体力を鍛えろ」と言われたヘガンは、激しい接戦を繰り広げたが、最後は追い込まれていた。その時、ヘガンはインソル(キム・ミンギ)が自分の試合まで棄権して研究した、ヘガンの攻撃パターンとソンギュンの守備方式などが書かれたメモを受け取った。ヘガンは皆の応援と願いが込められた“最後の作戦”を成功させ、念願の雪辱を果たし、微笑んだ。

その後、ヘガンは2回戦の相手であるチャンとの試合を迎えた。そして、皆の期待を一身に受けるセユン(イ・ジェイン)もライバルとの試合に臨んだ。しかし、ヘガンは惜しく敗れてしまう。セユンも、誰も予想できなかった衝撃の敗北を受け入れた。セユンの優勝が当たり前のことだと思っていた周りの人たちは、セユンに言葉をかけることができなかったが、むしろセユンが周りの人達を慰めたり、淡々と行動したりした。

ヨンジャ(オ・ナラ)は、セユンが試合直前にペン監督(アン・ネサン)や協会の関係者が渡したコーヒーを飲んで胃もたれしていたことを知り、「なぜ全部飲んだの?」と聞いた。セユンは、最年少国家代表になりたいという夢を明かし、「国家代表になるためには、実力だけでは駄目だと言われました。協会の方々と監督たちに好かれないと……それで全部飲みました」と話した。それを聞いたヨンジャは、衝撃に陥った。ヨンジャは、あまりにも早く物事の分別がついてしまったセユンに「私たちがごめんね、あなたたちに……」とし、どうしても顔を上げられなかった。

その夜、セユンは宿舎の屋上で練習していたが、そこでヘガンに会った。セユンはヘガンを見るなり、感情が込み上げられて泣き出した。そうして月明かりが降り注ぐ屋上で、何も言わずにセユンを見つめるヘガンと、ヘガンの肩に顔をうずめ、ずっと我慢していた感情を吐き出すセユンの姿が描かれた。誰かの慰めが必要なとき、ただ存在だけでも慰めと希望になると示した彼らの姿が、見る人の心に響いた。

一方、ヘガンが所属していたソウル野球部は、全国高校野球大会を控えて、自他共に認めるエースのヘガンをエントリーメンバーとして早くから抜擢していた。そのため、野球部のコーチが陸の端の農村まで訪ねてきて、ヘガンを説得した。「ラケット少年団」が団体戦で最終優勝を収めることになるのか、ヘガンが「バドミントンよりずっといい」と何度も言ってきた野球部に結局は戻ることになるのか、次回への期待を一層高めた。

記者 : イ・スンギル