「だから俺はアンチと結婚した」チェ・テジュン、除隊直後のインタビュー!“日本で歩いて回るのが好き。焼き鳥屋さんでビールも飲みたい”

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Amazon Prime Videoで日本独占配信中のチェ・テジュン、少女時代 スヨン、2PM チャンソンが出演するドラマ「だから俺はアンチと結婚した」。本作は、企画段階からドラマとWebマンガで同時にスタートした作品で、世界的なK-POPスターであるフジュン(チェ・テジュン)と、彼のアンチという烙印を押されてしまった雑誌記者のイ・グニョン(少女時代 スヨン)のスリリング溢れる日常を描いたロマンティック・コメディ。毎週金曜日と土曜日の18時から各1話、世界同時に配信されている。

今回、フジュン役を演じたチェ・テジュンさんにインタビューを敢行! 5月18日に除隊したばかりのチェ・テジュンさんに、本作の見どころはもちろん、入隊中の様子から除隊後すぐにしたこと、さらに日本でしてみたいことなど、様々な話を聞いた。

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――「だから俺はアンチと結婚した」で演じたフジュンについて、ご紹介をお願い致します。

チェ・テジュン:「だから俺はアンチと結婚した」はトップスター、フジュンとアンチファンであるグニョンのドタバタラブコメディーです。フジュンとアンチファンで記者でもあるグニョンが衝突することで色々なエピソードが展開されていくストーリーです。僕が演じたフジュンは全世界から愛されるK-POPスターです。

――本作品に出演することになった経緯と初めて台本を読んだときの印象を教えてください。

チェ・テジュン:監督と制作陣からのオファーがありました。僕がこの役を上手くこなせるかと悩みましたが、良い機会をくださったので、これは挑戦しなければと役を受けることにしました。初めて台本を読んだときは内容がとても魅力的だと思いました。そしてフジュンがとてもかっこいい人物だったので、僕に務まるだろうかと心配しました。それでも監督と作家の方がかっこよく描いてくださったので、僕自身が視聴者の立場になって見ても素敵に仕上がっていると思います。とても感謝しています。

――ご自身とフジュンのシンクロ率はどれくらいですか?

チェ・テジュン:僕は大スターではないのでシンクロ率と言われると……。ですが、フジュンという役を最大限表現するために色々と工夫はしました。台本を頂いたとき原作は小説でしたが、その後にWebマンガが出ました。マンガのフジュンを見てみるとすごくイケメンだったんです。これは大変なことになったと思いました(笑)。なので撮影期間はダイエットや運動をしましたし、歌やダンスも上手くはありませんが、一生懸命に頑張りました。内面的な部分でいうと、性格や趣味など僕と似ているところを最大限に表現しようと努力しました。ゲームが好きなところや人間的な姿を見せるところは僕と似ていたので楽しく演じることができました。


意外な一面を告白!?「実が僕も怖いんです」

――作中でフジュンが「アンチも受け入れる」と公言しましたが、テジュンさんにとってファンはどんな存在ですか?

チェ・テジュン:軍服務期間にも感じたことですが、僕にとってファンの皆さんは本当にありがたい存在です。俳優人生においても僕自身の人生においても誰かに愛されるということはありがたくて幸せなことです。僕に辛いことがあってもパワーをくれる原動力みたいな存在です。この場を借りて「ありがとう」と伝えたいです。

――グニョンとフジュンの同居生活が始まるとフジュンの私生活も明らかになっていきましたよね。テジュンさんは休日をどのように過ごしますか?

チェ・テジュン:早起きはもう習慣になっています。早く起きて、コーヒーが好きなのでまずはコーヒーを飲みますね。もちろん洗顔と歯磨きをした後ですよ! 最近はコロナのせいで出来ることが限られていますが、マスクをつけて運動をしたり散歩をしたりもします。僕もベッドでただゴロゴロしていることもあります。猫を2匹飼っているので猫と遊んだり、テレビを観たり友達と会うこともあります。何か決まったルーティンをしないと落ち着かないというタイプではありません。

――作中ではグニョンがフジュンの二面性に気づきますが、テジュンさんにはまだ知られていない意外な一面はありますか?

チェ・テジュン:何があるかな……。(しばらく考えてから)僕は小さな虫は気になりませんが、ゴキブリのような大きい虫は怖いです。友達が虫を見て逃げると「男のくせに逃げるなんて」とからかいますが、実は僕も怖いんです。あとはトマトが食べられません。二面性というほどではないですが、知られていない情報だと思います。ケチャップやスパゲッティなどは平気ですが、生のトマトは食べられません。


印象的なNGは?「2人の初めてのキスなので…」

――撮影現場の雰囲気はどうでしたか? 面白いNGやエピソードがあれば教えてください。

チェ・テジュン:撮影現場はすごく楽しい雰囲気でした。出演者がほとんど同世代なので演技に関する話も個人的な話も共感がしやすかったです。NGはたくさん出ましたね。お互いいがみ合うようなシーンは楽しく撮影できましたが、スヨンさんとの甘い雰囲気のシーンは少しぎこちなかったですね。話が進むにつれてフジュンとグニョンが真剣に愛に向き合うようになると、僕たちが元から親交があったのでなんだか笑えてしまいました。印象的なNGはフジュンとグニョンがアクシデントでキスしてしまうシーンでのNGです。グニョンが運転中にコントロールが効かなくなって唇が触れ合うというシーンだったのですが、撮影にすごく時間がかかりました。歯がぶつかるとケガをする恐れがあるのでそういった点に注意しながら撮影したのですが、思っているよりも難しいんです。唇が触れ合っても面白く映ってしまったりしました。2人の初めてのキスなので視聴者の方がときめくようなキスシーンになるまでに長い時間がかかりました。

――沖縄での撮影で印象的なエピソードはありますか?

チェ・テジュン:沖縄には撮影で初めて行きましたし、今まで訪れた日本ともまた違った雰囲気だったので不思議な感じでした。沖縄での撮影スケジュールはタイトだったので、個人的に沖縄を楽しめる時間はありませんでした。撮影の合間に海を見てみるとすごく綺麗でしたし、今度は旅行で訪れたいです。海外での撮影はいつも時間との勝負です。撮影が許可されている場所も限られていますので、短い時間で良いものを撮るということに精一杯でした。今回も十分に素敵なシーンを撮ることができましたが、時間にもっと余裕があれば演技について話し合うこともできたのではないかなと思います。そういった部分が少し心残りですね。

――記憶に残っているシーンやセリフはありますか?

チェ・テジュン:フジュンが、同居している家を離れようとしているグニョンを引き留めるときのセリフが記憶に残っています。回りくどい言い方をするのではなくて、「ここにいろよ」というストレートなセリフにトキめきました。印象的なシーンはたくさんあります。その中でもフジュンとグニョンがお互いへの気持ちを確認するシーンがあります。グニョンがフジュンに対する気持ちを伝えて、フジュンも自分の気持ちに薄々気づき始めていたので、二人の気持ちを確認するためにキスをするシーンです。演技をする立場としても視聴者の立場としても記憶に残っています。


日本でも同時配信「たくさんの反響に感謝」

――日本でもすでに人気のある作品ですが、テジュンさんにとって本作品はどんな存在ですか?

チェ・テジュン:僕にとってはすごく愛のこもった作品です。作品を通して多くのファンの方にお会いできるというのがとても不思議です。普通は韓国で放送されてから海外に出ることが多いですよね。今回は同時に放送されていて、たくさんの方が観ていると思うと、とてもありがたいです。SNSなどで海外の方もコメントを残して応援もしてくれるので気分が良いです。感謝しています。

――本作品を通して学んだことはありますか?

チェ・テジュン:たくさんのことを学びました。俳優という職業の良いところは作品を通して様々な人生を歩めることです。そうでなければ全世界から愛されるトップスターになれることなんてないですよね。せっかく自分と違う人生を歩めるので、撮影をしながらもっと上手くこなしたいという欲が湧きます。歌やダンスも上手くなりたいと思いましたし、普段から色々なことを磨いていかないといけないと気づきました。俳優として「こうしたい」と欲だけを出すのではなく、「こうする」とやり切らなければならないということを気づかせてくれました。

――今回はトップスターの役でしたが、今後挑戦したい役柄はありますか?

チェ・テジュン:今は除隊して間もないこともあって演技に対する情熱で満ち溢れているので、どんな役でも演じたいです。一日でも早く良い作品を通して皆さんにお会いしたいです。


Kstyle独占インタビュー!「アンチがいたら?実際に会ってみたい」

――もし、ドラマのように“アンチファン”と結婚することになったらどうなると思いますか?

チェ・テジュン:アンチと結婚したら……。実際にはアンチと結婚することはないと思いますが、もしそうなればきっと大変だと思います。僕を嫌っている人と結婚するとなればとにかく大変だと思います。僕のことを好きになってくれるように良くしてあげないといけませんね。

――テジュンさんを好きなファンの方もいますが、中にはアンチもいるかもしれませんよね。もし実際にアンチに会うことになったらどんな話をしますか?

チェ・テジュン:実際にお会いしてみたい気持ちもあります。僕という人間のすべてを知らないまま、世に出ているイメージだけで嫌われてしまっているんですよね。僕はクリスティアーノ・ロナウドというサッカー選手が好きですが、僕が彼の性格や人生を近くで感じることが出来ないのと同じですよね。「アンチの皆さん、僕は悪い人じゃありませんよ」ということを真剣に顔を合わせて伝えたいです。

――先日除隊したばかりですが、除隊後にまずしたことは?

チェ・テジュン:除隊前日の夜は眠れなかったです。除隊してからは美味しいものを食べに行きました。除隊したことを記念したかったので、食堂に行って刺身を食べました。刺身を食べながら焼酎も飲んで、「やっと仕事ができる」ということを実感しながら喜びを嚙み締めました。

――軍隊での生活はどうでしたか?また、今後の演技に活かせそうな経験はありましたか?

チェ・テジュン:僕にとって良い時間だったと思います。今までずっと仕事をしてきて、入隊を通して初めて仕事から離れて自分の姿に戻りました。その期間をどう過ごしたら良い時間になるかと計画をたくさん立てました。皆さんもそうだと思いますが、計画というものはその通りにいかないものですよね。僕も試行錯誤しました。それでも少しでもこれからの人生が良い方向に進むように、本もたくさん読みましたし、観れずにいた映画も観ました。そのような軍生活を送ってみると、自分がすごく演技をしたがっていることに気が付きました。もちろん入隊前も演技をしたいという想いはありましたが、実際にできない環境にいるとすごくもどかしくて息が詰まる想いでした。今も早く演技がしたいという気持ちでいっぱいです。周りはそんなに焦らなくていいと言ってくれます。表向きは「そうですよね」と言ってクールなフリをしますが、実際は意欲で溢れています。少しすれば落ち着くだろうと思っていたのですが、なかなか演技をしたいという欲が収まりません。軍生活の間もずっと仕事のことを考えていました。


「日本で歩いて回るのが好き。焼き鳥屋さんでビールも飲みたい」

――また日本に行けるようになったとき、行きたい場所などはありますか?

チェ・テジュン:日本を旅行するのが好きなんです。また行けるようになったらラーメンも食べたいですし、お寿司も食べたいですね。夜遅くに「つるとんたん」でカレーうどんを食べるのも好きです。焼き鳥屋さんでビールも飲みたいですね。日本に行くとたくさん歩きます。道も綺麗ですし、歩いて回るのが好きです。静かだけれども都市的なのが良いですよね。今もすごく行きたいです。早くコロナが落ち着いて、旅行に行ける日が来てほしいです。

――日本ではステイホームの影響もあって、再び韓流ドラマが流行っています。日本の皆さんにおすすめしたいドラマやテジュンさんが最近観たドラマはありますか?

チェ・テジュン:まずは韓国のたくさんの関心を持っていただけたことに感謝したいです。おすすめしたいドラマはたくさんあります。その中でも僕が最近観たドラマは「まぶしくて―私たちの輝く時間―」や「ライブ ~君こそが生きる理由~」です。あとは「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」も良かったですね。最近は多くの良い作品が生まれていると思います。僕もそういった作品に参加したいです。日本の作品もよく観ます。是枝裕和監督の作品も観ました。韓国と日本でお互いに作品を観あっているのが不思議ですよね。いろんな作品を観られる時代になったと思います。たくさんの作品を観てみてください。「だから俺はアンチと結婚した」もよろしくお願いします。

――最後に、日本の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

チェ・テジュン:「だから俺はアンチと結婚した」をご覧いただきありがとうございます。一日でも早くコロナが終息して、日常を取り戻せることを祈っています。いつも健康で幸せな日々を送ってほしいです。また良い作品でご挨拶できればと思っています。皆さん、健康でいてくださいね。



■配信情報
ドラマ「だから俺はアンチと結婚した」
Amazon Prime Videoで日本独占配信中!

視聴URL:https://amazon.co.jp/dp/B093K9FHYP
毎週金曜日・土曜日18時~ 各1話世界同時配信
※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。

話数:全16話
出演:チェ・テジュン、スヨン(少女時代)、ファン・チャンソン(2PM)、ハン・ジアン 他
(C) Godin Media and Warner Bros. (Korea) Inc.

記者 : Kstyle編集部