ホン・デグァン、新曲「一歩ずつ足並みを揃えて」をリリース“過去の幸せだった日々を思い出してほしい”

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写真=C-JeSエンターテインメント
「歌のタイトルのように『一歩ずつ足並みを揃えて』、遅くとも誠実に活動します」

歌手のホン・デグァンが、1年2ヶ月ぶりにニューシングル「一歩ずつ足並みを揃えて」でカムバックした。ビデオインタビューを通じて記者たちに会った彼は「1年が5年のように感じられました」とし「新型コロナウイルスの状況がすぐ終わると思って、終息したらアルバムもリリースして公演もしようとしていました」と、空白期が長くなった理由を説明した。

今年3月、C-JeSエンターテインメントへ移籍したホン・デグァンは、今回の新曲の発売をきっかけに本格的な活動を予告した。彼は「Noel、EXIDのソルジと親しくて、事務所と契約する前に色々聞きましたが、運がよくて提案を受けました。移籍して2ヶ月が過ぎたけれど、とても幸せです」と満足感を示した。

5月24日にリリースした新曲「一歩ずつ足並みを揃えて」は、ミディアムテンポバラードの甘いラブソングだ。ホン・デグァンは「歌詞がとてもよかったです。爽快な気持ちを肌で直接感じて、思い切り散歩して人々にも会って癒される気持ちを分かち合いたいと思いました」と語った。

また「歌詞に重点を置いてレコーディングしました」と強調し、「今の現象と願いをよく表現した歌詞です。歌を聴くと同時に、夢を見ることができるならと思いました。過去の幸せだった日々を思い出してくれればという気持ちでレコーディングしました」と付け加えた。

準備期間が長かっただけに、シングルでカムバックした理由が気になったが、ホン・デグァンは「新型コロナウイルスが終息したら、ものすごいアルバムでカムバックしようと思っていました」とし「この期間が長くなり、環境のせいでゆっくり休んでもいいじゃないかと思いました。ミニアルバムやフルアルバムも良かったと思いますが、これからスタートという気もしました」と述べた。

新型コロナウイルスの長期化により、対面公演を通じたファンとの出会いも当てもなく保留されている。彼は「アルバムを発売する時には最後のような感じもして、寂しいと感じたりするけれど、今回のアルバムは久しぶりの活動だから胸がワクワクして、いっぱいになります」と告白した。

また、対面公演への欲も示して「僕の音楽に相応しい環境じゃないけれど、汗の匂いがしそうなクラブで公演したり、弘大(ホンデ)、江南(カンナム)のような人が多い場所で路上ライブをやってみたいです」と伝えた。

ケーブルチャンネルMnet「SUPER STAR K4」で最終4位を記録して顔を知らせたホン・デグァンは、“元祖オーディションスター”としての率直な考えも語った。彼は「最近、オーディション番組を通じて素晴らしいアーティストがたくさん排出され、応援するようになりました。以前からも歌手が多かったし、これからもっと多くなりそうなのに、比較することで僕を探したくはありません。そうしたら不幸になりそうです。応援する気持ちで見つめています。僕だけにできる音楽があると思います」と淡々と述べた。

今回の活動を通じて呼ばれたいニックネームとしては“感性職人”を選んだ。そして「『生きていたんだ』『カムバックしたんだ』『相変わらずいいね』などの反応を期待しています」と付け加えた。

ホン・デグァンは誠実な活動を約束して、長い間待ってくれたファンたちに感謝の挨拶を伝えた。

「1年という時間がとても長かったです。僕は歌手だから、歌えないことから感じる疲労と欠乏があります。ある日突然、新型コロナウイルスが続いて、僕が自然に記憶から消えてしまい、『歌えなくなったらどうしよう?』という恐怖と不安に悩んだこともあります。事務所も頼りになりましたが、待ってくださったファンの皆さんに感謝し、歌のタイトルのように一歩ずつ足並みを揃えて、遅くとも誠実に活動します。良い姿で歩いていきます」

記者 : パク・ユンジン