MONSTA X、9thミニアルバム「One Of A Kind」でカムバック“音楽からパフォーマンスまで、何一つ抜け目のない作品です”

OSEN |

写真=STARSHIPエンターテインメント
MONSTA Xが9thミニアルバム「One Of A Kind」でカムバックした。

MONSTA Xは1日午後6時、各音楽配信サイトを通じて9thミニアルバム「One Of A Kind」を発売した。

今回の「One Of A Kind」は、デビュー後ジュホンが初めてタイトル曲のプロデュースに参加した「GAMBLER」をはじめ、「Heaven」「Addicted」「Secrets」「BEBE」「Rotate」「Livin' It Up」の韓国語バージョンまで7トラックが収録され、充実したアルバムとなった。

アルバムをリリースする度にメンバーが作詞、作曲、プロデュース能力を発揮してきたMONSTA Xは、「One Of A Kind」でも彼らだけの力量を存分に発揮した。ジュホンはタイトル曲の他にも「Heaven」など多数の曲の制作に参加、ヒョンウォンは自作曲「Secrets」と「BEBE」の作詞にも参加、I.Mも「Rotate」など多数のクレジットに名を上げて音楽的な成長を見せる。

休む暇なく走ってきたMONSTA Xの今回のカムバックは、これまで以上にグローバルな関心が集まっている。MONSTA Xは3月に発売した日本シングル「WANTED」、その後リリースした日本3rdアルバム「Flavors of Love」でオリコンデイリーアルバムランキング1位、オリコン週間シングルランキング2位などを記録した。韓国でのカムバックを控え、ファンによるストリーミングイベントでビルボードワールドデジタルソングセールスチャートで6曲が上位にランクインするなど、空白期にも格別な成果を成し遂げてきた。

独自の歩みを続け、唯一無二のチームカラーが加わった「One Of A Kind」の活動について、MONSTA Xが自ら語った。 以下はMONSTA Xの一問一答である。

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――3rdフルアルバム「Fatal Love」以来7ヶ月ぶりのカムバックです。感想を教えてください。

ミニョク:MONSTA Xのメンバーたちにご苦労様と言ってあげたいです。熱心に準備しただけに、良い評価ももらいたいですし、僕たちはファンの方々の応援により一番力が出るので、今回の活動も応援していただき、一緒に見守ってほしいです。

キヒョン:すでに9thミニアルバムというのが信じられないです。アルバムを準備する度に、できるだけ多様な姿をお見せしようと最善を尽くしていますが、「One Of A Kind」にもまた少し変わった僕たちの姿を収めるために努力しました。ファンの皆さんにもそのような部分を感じてもらえたらうれしいです。

ヒョンウォン:さらに確固になったMONSTA Xだけのチームワークをお見せしたいです。6年という時間、互いに支えながら活動してきただけに、今回の活動も誰一人怪我なく、健康に終わることが最大の望みです。

ジュホン:初めて僕の作った曲がタイトル曲に選ばれ、またその曲で活動することになったからなのか、新しい感じがします。常にファンの方々が送ってくださる愛に報いることができるアルバムであってほしいと思います。

I.M:7ヶ月の空白期があったとはいえ、それぞれの領域で個人活動でも挨拶をしてきました。僕は今年2月に発表した「DUALITY」でソロ活動を初めてやりましたが、すべてのことを一人でやり遂げなければいけないので、メンバーたちが恋しくなる時が多かったです。MONSTA Xとしての活動を控えた今は楽しみで、ドキドキしています。

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――今回のミニアルバム「One Of A Kind」について説明をお願いします。

ミニョク:6周年の「V LIVE」での生配信を進行する中で、ファンの方々が気になっているようだったので「歴代級のアルバム」と話したことがありました。僕は「One Of A Kind」がベールを脱いだ時、このアルバムを聴いてくださるすべての方々がどのような反応を見せてくださるか気になって、これまでよりも発売される日を首を長くして待っていたと思います。それだけ今回のカムバックに自信があり、音楽、パフォーマンス、何一つ抜け目のないアルバムだと思います。

ジュホン:MONSTA Xだけの純度100%をお見せすることができる結果のようなアルバムです。「One Of A Kind」というアルバム名から感じられる抱負のように、僕たちだけの多彩なスタイルをトラックごとに表現しており、ステージの上で見られるビジュアル的な部分までたくさん気を使いました。「GAMBLER」のコンセプトもメンバーたちがとてもかっこよくこなしてくれました。僕が作った曲なので、より愛着が沸くというのもありますが、音楽の他にもポイントとなるものが多くあります。一つひとつ探す楽しみがあるのではないかと思います。

I.M:僕を含めてヒョンウォン、ジュホンが制作した曲が収録されました。アルバムをリリースする度にメンバーが制作した曲を収録するために努力しています。MONSTA Xの名前にふさわしく、恥ずかしくない音楽をしなければならないと考えると、制作する時に僕たちだけの色を出そうと、より一生懸命に作業するようになります。「One Of A Kind」もそうやって誕生した音楽だけを選んで入れました。僕たちの音楽的な成長にも期待していただければと思います。

――ジュホンさんはデビュー後初めてタイトル曲のプロデュースに参加することになりました。感想と、作業はどのようにして行ったのか教えてください。

ジュホン:「GAMBLER」は、互いに取り交わす眼差し、そしてすべてを賭けたいほど強く心惹かれる感情を表現した曲です。今回の曲が始まる時に流れる僕のナレーション「If you do not know, now you know」が重要なキーワードになると言えます。これまで数多くの音楽を制作してきましたが、今回はMONSTA Xというグループを確実に示すことができる曲を作ろうと考えながら制作しました。そうしてみると、より深みのある音楽を作るためにディテールまで掘り下げました。僕が悩んでいたことが意味がなかったほど、メンバーたちが曲を大好きになってくれて、感謝の気持ちが大きいです。

キヒョン:ジュホンが「GAMBLER」を制作しながらどれほど苦労したのか、隣で見守ってきた証人です。メンバー別の声色を活かしながらも、お互いがよく調和する完璧な曲が誕生したと思います。それだけに、ファンの方々も気に入ってくださるだろうと思っています。

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――ヒョンウォンさんは自作曲「Secrets」のほか「BEBE」の作詞に参加、I.Mさんは自作曲「Rotate」を収録しました。またジュホンさんとI.Mさんも参加度が高いですが、制作する時にどこに重点をおいたのか、参加した曲にどのようなメッセージを込めたのか教えてください。

ヒョンウォン:僕の曲をMONSTA Xのアルバムに収録することができるということだけでも満足しています。「Secrets」で2曲目の自作曲が収録されることになりましたが、3rdフルアルバム「Fatal Love」に収録された「Nobody Else」とはまた違った雰囲気の曲です。誰もが持っている秘密が与える妙な雰囲気、そしてそのような秘密を知りたい人の最終的な感情を込めてみました。MONBEBE(ファン)のためのファンソング「BEBE」の作詞にも参加しましたが、ファンの方々に伝えたいことそのものです。僕は6年間守ってきたファンとの約束を歌詞で表現しました。

ジュホン:タイトル「GAMBLER」以外にも「Heaven」という曲を紹介したいです。ますます暑くなる時に聴くと良い涼し気なドライブソングです。聴くとボサノヴァ特有のリズム、メロディーが心地良いと思います。タイトル曲に強烈な魅力を多く溶かしたならば、「Heaven」は正反対の感じで、誰が聴いても重くならないように制作をしたので、ドライブや旅行に行く時に聴くとよく合うような曲です。

I.M:「Rotate」という曲は、MONSTA Xのトラックにしましたが、僕だけの色が多く滲み出ている曲でもあります。それでもメンバーがとてもよくこなしてくれて、良い作品が誕生しました。単語の意味をそのまま解釈すれば「回転」という意味ですが、その言葉が与える印象を音楽的に解いてみました。たくさん聴いていただきたいと思います。

――タイトル曲「GAMBLER」のミュージックビデオは、どんな作品に仕上がりましたか?

ミニョク:今回のミュージックビデオはセットが本当に印象的です。複数のロケーションを行き来して繰り広げられるパフォーマンス的な部分以外にも、一本の映画のような緻密なストーリーテリングがより引き立てられるように完成したので満足しています。ベッティングした瞬間の、その緊張感をドラマチックに演出してみたのですが、おそらく一度始まればミュージックビデオが終わるまで目を離すことができないだろうと思います。

キヒョン:僕たちは過去「Love Killa」のミュージックビデオで、映画の中の悪党のキャラクターをモチーフにしたキラーの役割を引き受けたんです。今回は魅惑的な6人のギャンブラーに変身してみました。雰囲気もそうですし、ギャンブラーが与える特有の余裕とカリスマ性を表現しようと努力しました。最大限多様な姿をお見せするため、スタイリングもいろんなものに挑戦してみたので、そのような部分も一つのポイントにして見ていただければいいと思います。

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――「ミットゥッパ」(信じ聴き、見るパフォーマンス職人)というタイトルのように、ステージ上のパフォーマンスも愛されています。今回のタイトル曲でポイントとなる振り付けはありますか?

ヒョンウォン:今回の「GAMBLER」の振り付けは全体的にクールで、シックなカリスマ性が感じられると思います。サビに入る前に、「Zero zero lucky bang」という部分がありますが、僕たちがミュージックビデオを撮影した場所のうち一つが競売場でした。そこから番号札を持って僕たちを知らせ、取引する感じをポイントにした振り付けです。

ジュホン:僕たちがヒョンウォンを筆頭に合わせていく振り付けもポイントです。ある一つの場所に目標を定め、慎重に近づいて与えられた任務を果たしてやる! という感じを見せたいと思いましたが、MONSTA Xの息の合ったところが際立つと思います。

I.M:僕は自分のパートで申し上げると、僕たちがほしいものを得てかっこよく退場するような姿を振り付けで表現してみました。MONSTA Xがギャンブラーに変身したことをはっきりと知らせるポイントになるので、とてもかっこよく表現できたと思います。

――空白期にはメンバー別のソロ活動も印象的でした。ミニョクさんは現在NAVER NOW.「ポグシプショー」のホストをはじめ、Seezn「バック・トゥ・ザ・アイドル」、SBS「人気歌謡」のMCなど様々なバラエティ番組で活躍していますね。

ミニョク:様々な番組とご一緒できてとても幸せで、楽しく取り組んでいます。「人気歌謡」「バック・トゥ・ザ・アイドル」を通じて人にたくさん会い、良い方々と共にしながら、MONSTA Xとして活動する時には学べなかった部分も学びました。「ポグシプショー」の場合は、MONSTA Xのミニョクではなく、ただ僕自身、イ・ミニョクという人間の率直な姿をお見せできるので良いと思います。ファンの方々の様々な事情を聞いてアドバイスをしていきながら、より真剣に悩んで答えなければと感じています。イ・ミニョクという人間がさらに成長することができるきっかけとなった意味深い活動です。

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――ジュホンさんも最近NSユンジさんの「If You Love Me」にフィーチャリング参加しましたが、いかがでしたか?

ジュホン:本当にたくさん愛された「If You Love Me」を共に披露することができるということ自体が光栄でした。原曲があまりにも良いので、原曲の雰囲気は活かし、僕だけのスタイルは逃さないように努力しました。楽しくレコーディングしただけに、先輩とのボイスケミ(相手との相性)がよく表れたようでうれしいです。

―― I.Mさんは初のソロアルバム「DUALITY」が特別なプロモーションなしで発売直後にiTunesワールドワイドアルバムチャート1位、18の国と地域のトップアルバムチャート1位、ワールドワイドソングチャートで全曲がチャートインするなど、特別な成果を収めました。このような成績を予想していたのでしょうか、感想はいかがですか?

I.M:全く予想できなかったです。トラックごとにとても長い時間をかけており、デビュー後初めて出すソロアルバムだったため、心理的にプレッシャーもたくさん感じていました。MONSTA Xとは正反対の音楽であったし、またグループではなくI.Mとして評価を受けるので、一体どんな評価をされるのか、想像もできなかったです。成績に対する欲は出さず、自分がやりたい音楽をするというところに重点を置こうと決め、音楽だけは素直にやろうとしていた僕の心がリスナーに通じたようでうれしいです。

――ショヌさんが左眼網膜剥離の診断を受けて、今回の活動は一緒にできなくなりましたが、近況が気になります。

ジュホン:僕たちが今回のアルバムの準備は早くからやっていて、すでに全てまとめていた段階でした。幸いなことに、撮影まではショヌも問題なく終えることができましたが、一緒に活動ができなくて、本人もとても残念に思っています。それでも病院でかなり好転したと言われ、デビュー6周年を迎えた「V LIVE」も一緒にできましたし、今は十分な休息を取りながら、僕たちのモニタリングもしてくれて、応援してくれています。

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――韓国でのカムバック前は空白期だったのにもかかわらず、海外の反応が連日熱いです。日本で発売した3rdアルバム「Flavors of love」が現地でとても良い成績を成し遂げ、カムバック前に米・ビルボードワールドデジタルソングセールスチャートで6つの曲が上位にランクインしました。

ミニョク:MONBEBEに感謝しなければならないことがもう一つ増えました。予期していなかった結果なので、ニュースに触れた時は実感がなかったです。このような結果を作ってくださったMONBEBEたちのためにも、それに継ぐ活動をお見せしなければと誓いました。

キヒョン:ビルボードの件は、驚いたのがチャートに上がってきた曲が全て発売されてからかなりたっていた曲だったことです。カムバック前にファンの方々がしてくださったプロモーション兼イベントだということを聞いて、本当に感動しました。このような大きなイベントを僕たちが受けとってもいいのかと思いました。ファンの方々に心から感謝しています。

ジュホン:カムバックを控えた状態だったので、力をたくさんもらいました。僕たちに頑張ってという気持ちで作ってくれた結果だということをよく分かっているので、心が温かくなります。僕たちは、MONBEBEの応援が活動できる原動力になっています。今回の活動も傍で心強い応援をしてくだされば、僕たちも情熱いっぱいに活動をしていきます。

――少し前にデビュー6周年を迎えました。6周年を迎えた感想と、今後どのような姿でファンたちに会いたいのか、教えてください。

キヒョン:最近、このメンバーでなかったら、ここまで、この時まで来ることができたのだろうかとたくさん考えます。短いといえば短く、長いといえば長い6年という時間を共にしてくれたメンバーたちとファンの方々に、単に感謝しているという言葉だけでは伝えきれません。今後どの方面においてもMONBEBEに恥ずかしくないグループになりたいです。

ミニョク:この6年という時間、休むことなく走ってきたMONSTA Xというグループは、ファンの方々が一緒にいてくれたので、ここまで来ることができました。いつも感想を言う時、「MONBEBE、愛しています」と言いますが、それはMONBEBEをどこにいても考えているという僕たちのもう一つのメッセージでもあります。お互いに、いつも愛しているという言葉が自然な間柄だったらいいなと思います。

ヒョンウォン:7年目という言葉は、思ったより慣れないです。もう7年目になったんだとも思いますし、ここまで来るのに、本当にたくさんのことがあったと思います。今後も積み重ねていく数多くの思い出を、ファンの方々と共にしたいです。これからも成長していくMONSTA Xを楽しみにしていてください。

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――「One Of A Kind」の活動で聞きたい評価や今年成し遂げたい目標はありますか?

キヒョン:「完成形MONSTA X」です。音楽的にもパフォーマンスでも、どの部分を見ても「完成形のグループ」という言葉を聞きたいです。今まで数多くのコンセプトでステージの上に上がりましたが、「GAMBLER」で見せる姿は、既存のMONSTA Xとは異なり、新鮮さを感じることができると思います。「One Of A Kind」の活動を無事終えて、今年許されるのであれば、ファンの方々と会うことができる場所を着実に作っていくことがもう一つの目標です。

ジュホン:毎回同じMONSTA Xという言葉は聞きたくないです。そういった言葉を聞かないためにメンバーたちもやったことのないものに挑戦し、音楽的にも多くの試みをしています。「One Of A Kind」は、そのような僕たちのメッセージを込めたアルバムです。「ミットゥッパ職人」という修飾語が最もよく合うグループであると同時に、多方面で退屈しないグループになりたいです。

I.M:「One Of A Kind」で、MONSTA Xというグループには限界がないことを証明したいと思います。ある色で表現されるグループより、多くの色を自分だけのスタイルでこなすことができ、どんな色にも合うグループになるというのは本当に難しいことだと思います。そしてその難しいことを、メンバーたちと一緒にやりたいです。活発に活動することをはじめ、メンバー同士で常に口にする言葉ですが、2021年は誰一人として病気にならず、健康で終わることが最も重要な目標でもあります。

――最後に、ファンへ一言お願いします。

ミニョク:待ってくださった分、ステージの上で最も素敵な姿で挨拶いたします。僕たちの今回のアルバムは、本当に準備をたくさんしましたので、楽しみにしていてください。パフォーマンスもとてもパワフルで、おそらくMONBEBEが好む姿が目の前に描かれると思います。いつも同じ場所で応援していただきありがとうございます。今回の活動も共にしましょう。愛しています。

キヒョン:コロナの状況が良くならず、直接ステージをお見せできないという点が一番残念です。会うことができる機会が少ないだけに、「V LIVE」やさまざまな方面でコミュニケーションできるように努力しようと思っています。信じて待っていてください。

ヒョンウォン:今回の活動もMONBEBEが僕たちを見て少しでも笑い、幸せな気持ちになるようにしたいと思います。僕たちは、常にMONBEBEが送ってくれる応援と愛で活動できる力を得ているので、MONBEBEもMONSTA Xによってヒーリングすることができれば、それ以上望むことはないと思います。

ジュホン:僕の名前をかけた初のタイトル曲で活動をするので、今回の活動は僕にとっても、MONBEBEにも意味が格別な活動ではないかと思います。僕がここまで成長できたのは、全てMONBEBEがいてくれたおかげです。MONBEBEが好む姿を考えながら制作したので、気に入っていただけたらうれしいです。

I.M:MONBEBE、いつも傍を守ってくれてありがとうございます。過分な愛に報いることができるかは分からないですが、心を込めて準備したアルバムです。僕も傍でエネルギーを伝えることができるように熱心に活動します。今回の活動もよろしくお願いいたします。

記者 : イ・スンフン