元iKONのB.I、新曲「illa illa」MVを公開…1人で離島に残された悲しみを歌う

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写真=「illa illa」ミュージックビデオキャプチャー
元iKONのB.Iが、デビュー7年にして初のソロアルバムを発売した。

B.Iは6月1日の午後6時、1stフルアルバム「WATERFALL」を発売し、タイトル曲「illa illa」のミュージックビデオを公開した。ソロ歌手に転身したB.Iが、初のフルアルバムをリリースしたのだ。

今回のアルバムには空白期の間の話が盛り込まれている。滝から落ちる長い間の感情から、近くで時には遠い場所で彼に寄り添ってくれた大切な人々に対する感謝の気持ちまで、率直な話を12曲に詰め込んだ。B.Iは全曲の作詞・作曲に参加した。

タイトル曲「illa illa」は甘いながらもキャッチーなサウンドの上に載せられた詩的な歌詞が印象的な楽曲だ。一度聴いたら思わず口ずさんでしまう中毒性が魅力的だ。

先立って公開された「オー 海岸がある 僕の袖に頬に流れる水の筋を拭ったせいで オー 海辺がある 僕の目尻に熱くこみ上げる水玉が染みたせいで」という歌詞は、楽曲の全般に繰り返し登場する。

「私一人で離れ島で道に迷っている 感情の貧血 戦争が起こった頭の中の思い出の波の中に足を浸すには 心臓まで冷え込むほど冷たい」という歌詞で一人残された寂しさを歌い、「泣く方法を教えてくれて消えた君のおかげで 瞳孔に立ち込めるもやは 消える日がない 2人が歩いていたすべての道を気楽に歩くことができない 胸にしみるほど抱きしめていた君がもういなくて 袖で目元をこすって 夢じゃないから嫌 こんな僕を置いてどこに行くの 僕の気分は嵐が去った後の低気圧」とし、切ない心境をラップで紡ぎ出した。

「懐かしがることは僕が一番上手なこと 憂鬱は僕にとって最も安らげる家 壊れてしまった心の角は鋭くなるし 刺されるのはどうせまた自分になるはずだけど 慣れている傷だもの 慣れている別れだもの 気まずいさよならとぽつんと残されることまで 慣れている場面だもの」と自嘲した。

B.Iは「illa illa」に対して、「世の中に一人取り残されて初めて作った楽曲だ」と紹介した。離れ島に捨てられた気分、頭の中をよぎる多くの思い出の中で、感情が込み上げたり自我を失ってしまう、寂しくて未熟な姿を歌に収めた。

記者 : イ・ミンジ